スイス珠玉の世界遺産を巡る旅 8日間
スイス旅行でのアルプス4名峰展望台は、ユングフラウのスフィンクス展望台、モンブランのエギーユ・デュ・ミディ展望台、マッターホルンのゴルナーグラート展望台とこのピッツベルニナのディアボレッツァ展望台です。
今回のツアーではこの4名峰やベルン旧市街、ベリンツォーナの城に加えて世界遺産のレーティッシュ鉄道が運行するベルニナ急行に乗車して4000m級のベルニナアルプスも眺望します。
一度は行きたいスイスアルプス スイス珠玉の世界遺産巡り8日間
◆1日目 2016年7月8日(金) <成田→ウイーン→チューリッヒ>
11:30 新東京国際空港(成田)第1ターミナル南ウィング4階にてお出迎え
11:40 オーストリア航空カウンターにて各自荷物のチェックイン
12:00 ブリーフィングの後、保安検査、出国審査へ
13:15 15番ゲートより搭乗開始
13:45 オーストリア航空052便(OS-052)にてウイーンへ
*機内食2回+スナック、B777-200(ABC-DEFG-HJK)
*時差 -7時間
18:45 ウイーン(シュヴェヒャート)国際空港到着
*EU入国審査(パスポート)後、乗継便のDゲートへ移動
19:55 D87番ゲートより搭乗開始
20:05 オーストリア航空567便(OS-562)にてチューリッヒへ
*スナック、A300(ABC-DEF)
21:25 スイスのチューリッヒ空港到着
*現地アシスタントのMs Yumiko Schmitzさんの出迎え
22:15 専用バス(49席)にてチューリッヒ空港近くのホテルへ
*ドライバーはALBUS ZURICHのMr. Georgio
*チューリッヒ空港からNH Hotelまで8km
22:30 NH AIRPORT HOTELへチェックイン
*ロビー階は0階、朝食レストランもロビー階
*部屋から部屋の電話はフロント9番を通す
【NH AIRPORT HOTEL泊】
〔旅日記〕 天候は曇り 22℃
今年はテロ問題等でヨーロッパの治安に不安がありますが、スイスについては歴史的背景からも安全度が高いことは元ヨーロッパ駐在の栗山からも具体的な説明がありました。
私も今年のスイスは時期的にも季節的にもベストチョイスかと思います。
利用する航空会社は、今年の秋には日本に乗り入れなくなるオーストリア航空でまずはウイーンを経由してチューリッヒへ向かいます。
チューリッヒ空港ではYumikoさんの出迎えで空港近くのエアポートホテルへチェックイン。
飛行機の騒音の影響があるかと思いましたが、さすがに夜は大丈夫のようです。
市内であれば、スイスのショコラティエ「シュプリングリSpruengli」でも買いにいくのですが、エアポートホテルでは明日に備えておとなしく寝る方が好ましいです。
◆2日目 2016年7月9日(土) <チューリヒ→ルツェルン→ベルン→グリンデルワルト>
7:00 モーニングコール
8:00~ 朝食(ロビー階のホテルレストラン)
*上空はチューリヒ空港への飛行ルート
9:30 専用バスでチューリヒ市内の聖母聖堂へ
*ドライバーはALBUS ZURICHのMr. Heinrich
10:00~10:30 リマト川沿いの聖母聖堂Fraumunster
*カール大帝の孫ルートヴィヒ王の娘ヒルデガルト建立の修道院が前身
*シャガールが描いたステンドグラスと巨大なパイプオルガンで有名
*聖堂の前には15世紀のチューリヒ市長ハンス・ヴァルトマンの騎馬像
10:30 中央スイスのルツェルンへ(61㎞)
11:45 ルツェルンのレーヴェン広場で下車
12:00~12:15 ライオン記念碑見学
*異国で亡くなったスイス人傭兵の慰霊碑
*1792年のフランス革命で命を落とした786名の傭兵を追悼
12:30 Bucherer前の広場より徒歩にてカペル橋近くのレストランへ
12:40~13:45 昼食はHOTEL DES ALPESにて<41-41-4172060>
*前菜 Mixed Salad
*メイン Lucerne Style Shepherd’s Pie
*デザート Ice Cream
13:45~14:15 徒歩にてルツェルン旧市街およびカペル橋散策
*ロイス川沿いを歩いて旧市庁舎Rathausへ
*橋の由来となったザンクト・ペータース教会の礼拝堂Kapelleの説明
14:15 バスにてスイスの首都ベルンへ(114㎞)
15:50~16:25 18世紀に墓地だった高台にあるバラ公園見学
*約1800本のバラの他にツツジ、アイリス等も植えられた公園
*アーレ川の湾曲する先端の高台にあり、旧市街全体が展望できる
*坂道を下るとニーデック橋を経由してクマ公園に至る
16:30 町がまるごと世界遺産に登録されてベルン旧市街を散策
*クマ公園前からニーデック橋を渡って旧市街へ
*ゲレヒティクカイト通りを経て「正義の女神の泉」へ
*クロイツガッセ泉よりクラム通りを経て町のシンボル時計塔へ
17:00 1218年より時を刻むツイットグロックの仕掛け時計見学
17:10~17:25 ベルンの大聖堂Munster
*正面入り口には「最後の審判」のレリーフ
*スイス随一の高さ100mの尖塔
*大聖堂広場の庭園からはアーレ川を見晴らせる
18:00 噴水の上がる連邦議事堂ブンデス広場近くでバスに乗車
*ベルンの南に広がる高地ベルナーオーバーランドのグリンデルワルトへ(90㎞)
19:20 アイガーの村グリンデルワルトのCENTRAL WOLTER HOTELへチェックイン
*部屋から部屋への電話はRoom. No.
*レストランはロビー階と地上階
20:00~21:30 ホテルのレストランにて夕食
*前菜 Potato Cream Soup
*メイン Grilled Egli Filet, Tartar Sauce, Boiled Potatoes
*デザート Apple Tart
【CENTRAL WOLTER HOTEL泊】
〔旅日記〕 天候は曇りときどき晴 21℃
スイス初日の今日は、チューリッヒからルツェルン、ベルンを観光してベルナー・オーバーラント地方のグリンデルワルトまで行きます。
まずはチューリッヒ市内のリマト川沿いにある聖母聖堂でシャガールのステンドグラスを鑑賞しましたが、このステンドグラスの青はラピス・ラズリのように深く、幻想 的で癒されるような感じがしました。
スイス中部にあるルツェルンは周囲をッピラトゥス山、リギ山に囲まれ、ルツェルン湖畔に位置しており、自然豊かで美しい街並みが魅力です。
われわれは最初にルツェルンの断崖にある「瀕死のライオン像」を見学しました。
これは勇敢なスイス兵に感銘を受けたデンマークの彫刻家が作ったもので、フランス革命時に命を落としたスイス人の慰霊碑でもあります。
旧市街のルツェルン湖畔にあるレストランで昼食を取った後は、ロイス川にかかるカペル橋の屋根の梁に描かれた絵を鑑賞しながら、市内を散策しました。
梁の絵には、スイスとルツェルンの守護聖人の伝記や歴史が描かれていました。
次に訪れたベルンはスイスの首都で世界文化遺産にも登録されています。
われわれはまずローズガーデンよりベルン旧市街とアーレ川のパノラマを見学、徒歩ではなくバスでクマ公園まで行くことを考えていたのですが、やはり元気な方は眼下の景色に惹かれるように徒歩でクマ公園まで降りられた方もいらっしゃいました。
幸いにうまく合流できて、ベルンのシンボルであるツィートグロッケ・トゥルム(時計塔)の仕掛けを見学し、大聖堂のファサード、庭を見学した後ブンデス広場まで徒歩観光しました。
時計塔には美しいカラフルな天文時計もあり、月の位置も見られるようになっていてさすがに時計の国スイスだと感心しました。
グリンデルワルトの宿泊ホテルはフロントが2階にあって荷物の搬入が大変でしたが、元CTカルチャー旅行センターで今はスイスの旅行会社に勤務する長谷さんが出迎えてくれたおかげで助かりました。
夕食時には明日のユングフラウヨッホ観光の詳しいスケジュールをご案内しましたが、ハイキングを予定しているので天候に恵まれることを星に祈りました。
◆3日目 2016年7月10日(日) <グリンデルワルト→ユングフラウヨッホ→グリンデルワルト>
6:00 モーニングコール
7:00 朝食(ロビー階のホテル内レストラン)
7:45 徒歩にてグリンデルワルト駅へ
8:17 グリンデルワルトよりクライネシャイデックへ(Rack Rail No.441)
*途中、谷底のグルント駅でスイッチバック
8:49 クライネシャイデック(小さな峠の意)駅到着
*列車を乗り換え
9:00 クライネシャイデックよりユングフラウホッホへ(Rack Rail No.541)
*途中、アイガーヴァント(アイガーの壁)、アイスメーア(氷の海)駅で停車休憩
*全長7.1㎞のトンネルを抜ける
9:52 標高3454mのユングフラウヨッホ駅到着
*ヨーロッパ最高所にある鉄道駅
*3Dビジュアル・ショーを見た後、スフィンクス・テラス展望台へ
10:30 3571mのスフィンクス・テラス展望台
*ヨーロッパ最長のアレッチ氷河、ユングフラウ山
*「氷の宮殿」、プラトー展望台を経由して駅の郵便ポスト集合場所へ
11:30 Top of Europeのユングフラウヨッホ駅よりアイガーグレッチャー駅へ(Rack Rail No.550)
12:06 クライネシャイデック手前のアイガーグレッチャー駅で下車
12:15 アイガーグレッチャー(2320m)よりクライネシャイデック(2061m)までハイキング
*ユングフラウ鉄道全線開通100周年を記念して整備された
*この登山道は「アイガーウォーク」と呼ばれ、アイガー北壁を眺めながら高山植物を鑑賞
13:45 クライネシャイデック駅到着後、昼食レストランへ
13:45~14:30 昼食はBAHNHOF-BUFFET ROSTIZZERIAにて<41-33-8287828>
*前菜 Soup of the Day
*メイン Alpen Macaroni
*デザート Home Made Apple Compote Caramel Custard
14:40 昼食後、列車の出発時刻まで自由行動
*アイガー(3970m)、メンヒ(4107m)、ユングフラウ(4158m)の名峰3山が見える
15:33 列車にてグリンデルワルトへ(Rack Rail No.462)
16:12 グリンデルト駅より徒歩にてホテルへ
16:30 ホテル到着後、夕食まで自由行動
19:30 地上階のホテル内レストランにて夕食
*前菜 Mixed Salad
*メイン Fondue Chinoise
*デザート Ice Cream
【CENTRAL WOLTER HOTEL泊】
〔旅日記〕 天候は晴ときどき曇り 23℃
昨晩の星への祈りが通じたのか、今日は最高のお天気です。
クライネシャイデック駅で乗り換えてアイガー胎内のトンネルを走ってユングフラウヨッホ駅まで列車
の旅です。
ユングフラウ鉄道のアイガーヴァント、アイスメーアで途中下車して、アイガーを見学後、標高3454mのユングフラウヨッホ駅に到着です。
スフィンクス展望台では西にユングフラウ(「若い娘」)、東にメンヒ(「牧師」)、南にはアレッチ
氷河が一望できました。
「氷の宮殿」やプラトー展望台を経由して郵便ポスト前に集合、再びユングフラウ鉄道で下山しましたが、帰りはアイガーグレッチャー駅で途中下車してクライネシャイデック駅までハイキングです。
多くのグループがこの駅で下車してアイガーウォークにトライします。
標高差は約250mの下山コースですが、日頃歩いていないと足がつったりしますので、準備体操をしてから出発です。
天候にも恵まれ、アイガーの絶景を満喫しながら天空のお花畑を散策しているようでした。
途中で赤い色のユングフラウ鉄道が走る光景も絵になります。
まさか全員参加されるとは私自身思っていませんでしたので、皆さんが何とかゴールされた時はとても感動しました。
クライネシャイデック駅のレストランで予定より遅い昼食を取った後、しばし自由時間を取って、グリンデルワルトまでまた列車で下ります。
正確にはヴェンゲルンアルプ鉄道で谷底のグルント駅でスイッチバックしてグリンデルワルト駅に到着します。
グリンデルワルトは1972年以来、長野県の旧安曇村と姉妹村として交流してきましたが、2005年に安曇村が松本市と合併したため、今では松本市と姉妹都市関係を結んでいます。
夕食はホテルシェフお薦めのフォンデュ・シノワーズ(コンソメスープ・ベース)でしたが、私としてはスイスではやはりシノワーズChineseよりもチーズ・フォンデュが口にあうような気がしました。
ひょっとしたらこのホテルの料理人は中国系だったのかも知れません。
◆4日目 2016年7月11日(月) <グリンデルワルト→シャモニー→ツェルマット>
6:30 モーニングコール
7:00 朝食(ロビー階のホテル内レストラン)
8:30 バスにてフランスのシャモニーへ(250km)
*ドライバーはGHEZZI VIAGGIのMr. Gabriele
*インターラーケン、ブリエンツ、マイリンゲン経由
*マイリンゲンにはホームズ終焉の地ライヘンバッハの滝がある
10:00 氷河時代の地形の残るグリムゼル峠通過
*ベルナーオーバーランドとヴァリス地方を結ぶルート
*レーテリッヒスボーデン、グリムゼルのダム湖を経て分水嶺のトーテ湖へ
*グリムゼルホスピス・ホテル付近にはヴァリスアルプスの風景が広がる
10:45~11:00 フィスプVisp駅にてWC休憩
*森さん指導による体操
11:30 シオンのトゥルビヨン城、ヴァレール教会を遠望
11:50 交通の要衝マルティニのバティアス城、ブドウ畑を遠望
13:25 シャモニー・モン・ブラン到着後、レストランへ
*アルヴ川沿いのソシュール広場前で下車
13:35~14:20 昼食はHOTEL ALPINAのLE VISTAにて<33-450-534128>
*前菜 Sunshine Salad
*メイン Tartiflette Savoyard
*デザート Ice Cream
14:25 バスにてエギーユ・デュ・ミディへのロープウェイ乗り場へ
14:40~16:50 ヨーロッパの最高峰モン・ブラン観光
*ロープウェイにてエギーユ・デュ・ミディ展望台へ
14:50 シャモニー・モン・ブラン(1037m)発
15:00 プラン・ドゥ・レギーユ(2310m)
15:05 プラン・ドゥ・レギーユ
15:15 エギーユ・デュ・ミディ(3842m)
*展望台より360度のパノラマを満喫
*「魔の山」と恐れられたモン・ブラン(4808m)やボソン氷河
*反対側にはドリュ(3754m)、グランド・ジョラス(4208m)
16:30 エギーユ・デュ・ミディ(3842m)
16:40 プラン・ドゥ・レギーユ発
16:55 シャモニー・モン・ブラン(1037m)着
17:15 バスにてヴァリス州のテーシュへ
19:35 テーシュ着
*ツェルマットにはバスは入れないのでテーシュより列車にてツェルマットへ
*駅舎内でWC休憩の後、荷物を持ってホームへ
19:55 テーシュ発(R 111)
20:07 ツェルマット着
*荷物はホテルのポーターに預けて、徒歩にてホテルへ
20:25 ZERMATT DERBY HOTELにチェックイン
部屋から部屋への電話は直接Room No
*ツェルマット駅まで徒歩5分
20:30~21:30 夕食はホテルレストランにて
*前菜 Salad Bar
*メイン Fish Noodles Vegetables
*デザート Dessert Buffet
【ZERMATT DERBY HOTEL泊】
〔旅日記〕 天候は曇り時々晴 22℃
今日はグリンデルワルトからフランスのシャモニー、モンブラン見学後、ツェルマットへという大移動の1日です。
ルートはインターラーケン、ブリエンツ湖を過ぎてマイリンゲンからグリムゼル峠を越える道を選択しました。
ブリエンツ湖を過ぎたマイリンゲンの町は、コナン・・ドイル作『The Last Problem』でホームズが宿敵のモリアティー教授と格闘して滝つぼに落ちて死んだとされるライヘンバッハの滝で有名です。
グリムゼル峠はかつてはローヌ氷河観光で賑わいましたが、地球温暖化でこの氷河が消えつつあるため、今では観光バスが通る機会は減りました。
しかし、グリムゼルホスピスには氷河観光のリゾートホテルであった面影が残り、車窓からの眺めは素晴らしいものでした。
多くの滝が巨大なU字谷に落ちる景観と大斜面の九十九折りが忘れられません。
残念ながら分水嶺のトーテ湖にあったホテルが閉鎖されていたために、WC休憩はフィスプ駅まで辛抱していただくことになりました。
しかし、ここで森さんの指導による体操ができ、疲れをほぐすことができて良かったです。
シャモニーへは約30分ばかり到着が遅れましたが、エギーユ・デュ・ミディ展望台へのロープウェイが待たずに乗れたため、展望台では通常のルートでモンブラン観光ができました。
残念ながらモン・ブラン、グランド・ジョラスの頂を見ることはできませんでしたが、ボソン氷河は眼下に広がっていました。
モンブラン観光を終えた後は、来たときと同じマルティニ、シオンを経由してツェルマットに向かいます。
しかし、ツェルマット市内にはバスは入れないので、われわれは手前のテーシュより列車を利用して市内のホテルに行きます。
天候がくずれ、予定の列車に乗れるが心配でしたが、ドライバーのGabrieleさんのおかげでほぼ予定通りにツェルマットのホテルに着くことができました。
ホテルは駅にも近く、市内散策にも便利な場所にありました。後は明日の天候次第ですが、せっかくのツェルマットなのでマッターホルンの一部だけでも見たいものです。
◆5日目 7月12日(火) <ツェルマット→アンデルマット→ベリンツォーナ→サメダン>
5:30 モーニングコール
5:50~7:00 早朝のツェルマット市街散策とマッターホルン見学
*ネズミ返しのある古い穀物倉庫が並ぶ道
*マッター・フィスパ川の教会橋よりマッターホルンの雄姿を見学
7:00~ 朝食(ロビー階のホテルレストラン)
7:45 徒歩にてツェルマット駅へ
*荷物を持って氷河特急に乗車
8:52 氷河特急Glacier Expressにてツェルマットからアンデルマットへ
*ツェルマットとサン・モリッツというアルプスの二大リゾートを繋ぐ伝統のスイス横断鉄道
*アルプスの名峰、美しい牧草地、山間の渓谷などが次々に社葬に展開する
*ワインの名産地フィスプ、通商で栄えたブリーク等の町を経てローヌ川沿いに走る
11:46 アンデルマット駅着
11:50 かつて宿場町として栄えたアンデルマットよりバスにてベリンツォーナへ
13:20 ティチーノ州の州都ベリンツォーナ着
13:25 ジョオヴァンニ教会前でバスを下車して市内のレストランへ
13:30~14:20 昼食はCROCE FEDERALEにて<41-91-8251667>
*前菜 Tomato Mozzarella Salad
*メイン Braised Beef with Potatoes
*デザート Tiramisu
14:25 現地ガイドのMs. Yoko Grignoli さんと合流
14:30 ガイドのYokoさんとベリンツォーナ市内観光
14:30~15:20 世界遺産カステルグランデCastelgrannde見学
*町の中心に位置する丘に建つ13世紀の要塞城
*城の一部は歴史博物館になっている。
*第2の城モンテベッロ城とつなぐ防壁(ムラータ)、や第3の城サッソ・コルバロも展望
15:50 スタツィオーネ通りViale Stazioneからコレギアータ広場へ
15:30~16:00 参事会教会La Collegiata
*教会前でWC休憩
16:00~16:20 ベリンツォーナ市庁舎
*ミラノ公国の影響が色濃く残る
16:40 ベリンツォーナよりバスにてスイスのリゾート地サメダンへ(149㎞)
*途中、冬季五輪の開かれた世界最古のスキーリゾート、サンモリッツ湖畔を走る
19:40 サメダン到着後、ホテルへ
19:50 HOTEL BERNINAへチェックイン
*部屋から部屋への電話は直接Room No.
*朝食レストランはロビー階(0階)の上A階バンケットルーム
20:30~21:45 夕食はホテルレストランにて
*前菜 Consomme Soup
*メイン Chicken with Potatoes Sauteed wit Parsley and Carrots
*デザート Cheese Cake
【HOTEL BERNINA泊】
〔旅日記〕 天候は晴 23℃
今日は早朝のツェルマット市内散策とマッターホルンの朝焼け観光からスタートしました。
あいにくの雨模様でしたが、散策を始めると雨はやんでマッター・フィスパ川からは頂上は見えないまでもマッターホルンの雄姿は鑑賞することができました。
今日の観光ハイライトは、ツェルマットとサン・モリッツというアルプスの二大リゾートを繋ぐ人気の氷河特急です。
草原、渓谷、2000m級の山々を走る伝統のスイス横断鉄道で、そんな観光列車内の名物土産が「傾いたグラス」です。
急こう配を走るので傾いても大丈夫なようにとデザインされ、実際にこぼれることはありませんが、それだけ傾斜のきつい山道を走っているということを象徴していますので、氷河特急乗車記念としてご用意させていただきました。
われわれは終着駅のサン・モリッツではなく、中間駅のアンデルマット駅で下車して世界遺産に登録されているベリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁・城壁群を見学しました。
ベリンツォーナはスイス最南の州、ティチーノ州の州都で「スイスの中のイタリア」と呼ばれ、石畳の旧市街にイタリア建築が立ち並び、言葉もイタリア語が主流です。
この地はアルプス越えの交通の要衝で紀元前1世紀のローマ軍の駐屯に始まり、幾多の支配勢力が城砦を築き守りを固めてきました。
昼食レストランから現地ガイドのYokoさんと3つの城の中でも最大のカステルグランデを訪ねました。
岩の上にそびえるこの城からは防壁や残り2つのモンテベッロ城、サッソ・コルバーロ城も見渡すことができました。
Yokoさんの解説は歴史好きの私にとっても興味深い話が多く、教会や市庁舎での案内を聞いているとここはスイスというよりもイタリアのミラノを感じさせてくれました。
ベリンツォーナ観光後は今日の宿泊地サメーダンに向かいましたが、この町はサン・モリッツとポントレジーナという有名なリゾートに挟まれたひっそりとたたずむ小さな町です。
しかし、この町には空港もあってかつて『女王陛下の007』においてジョージ・レーゼンビー演じるジェームズ・ボンドがテレサと再会した場所として映画ファンには知られています。
ホテル・ベルニナは由緒あるポストホテルですが、大型バスで玄関前に行くには道案内を必要とします。
天気予報によると明日から下り坂ですが、何とか晴れてくれることを祈りつつ床につきました。
◆6日目 9月13日(水) <サメダン→ベルニナ→サメダン>
7:00 モーニングコール
8:00~ 朝食(ロビー階のホテルレストラン)
*出発まで自由行動
10:15 徒歩にてサメダン駅へ
*サメダン駅にてベルニナ観光の行程説明
*駅のホームにて森さん指導による準備体操
10:53 サメダン発(Train 1927)
11:00 ポントレジーナ駅着
11:04 ポントレジーナ駅発
*ティラノ行きのベルニナ急行に乗り換え
11:19 ベルニナ・ディアボレッツァ駅下車
11:30 ロープウェイでディアボレッツァ展望台へ
11:40 ロープウェイのベルニナ・ディアボレッツァ駅発
11:50 ディアボレッツァ展望台駅(2973m)着
12:00~13:00 展望台にあるレストランBERGHAUS DIAVOLEZZAにて昼食
*前菜 Mixed Salad
*メイン Cod Filet, Spinach, Noodles
*デザート Fruit Cake
13:00~13:30 昼食後、展望台デッキよりベルニナアルプスの雪景色鑑賞
*ベルニナアルプスの山頂は雪と雲の中
13:40 ロープウェイのディアボレッツァ展望台駅発
13:50 ベルニナ・ディアボレッツァ駅着
*WC休憩の後、レーティッシュ鉄道ベルニナ線のホームへ
14:23 ベルニナ・ディアボレッツァ駅からティラノへ
*世界遺産の列車にてベルニナ連峰を眺望
*最高地点のオスピツィオ・ベルニナ、アルプ・グリュム経由でループ橋へ
16:19 テイラノ駅着
*ベルニナ・エクスプレスの終着駅でWC休憩
16:45 バスにてサメダンのホテルへ(55km)
18:00 HOTEL BERNINA到着後、夕食まで休息
19:30~20:45 ホテルレストランにて夕食
*前菜 Punpkin Cream Soup
*メイン Meatballs with Mushroom Sauce
*デザート Strudel
【HOTEL BERNINA泊】
〔旅日記〕 天候は曇り一時雨のち晴れ 20℃
今日は今回の旅行のハイライトでもある世界遺産のレーティッシュ鉄道が運行するベルニナ急行に乗車して4000m級のベルニナアルプスを眺望します。
サメダンの駅で今日の列車旅の詳細なスケジュールをご説明した後、乗車ホームにて列車を待つ時間に体操をしましたが、この駅の責任者や外国人旅行者が関心をもったようで、再度森さんの指導で笑顔体操も披露しました。
サメダン発の列車到着が遅れ、ポントレジーナ駅では際どい乗り継ぎでしたが、何とかバルニナ線に乗ることができ、ベルニナ・ディアボレッツァ駅に到着。
ここからベルニナ・アルプスのディアボレッツァ展望台へはシャモニーと同様にロープウェイを利用します。
スイス旅行でのアルプス4名峰展望台は、ユングフラウのスフィンクス展望台、モンブランのエギーユ・デュ・ミディ展望台、マッターホルンのゴルナーグラート展望台とこのピッツベルニナのディアボレッツァ展望台です。
ベルニナ・アルプスはサン・モリッツを中心としたエンガディン地方観光のハイライトですが、残念ながら今日は主峰のピッツ・ベルニナは厚い雲で見えませんでした。
というよりも展望台に到着した時は吹雪いており、ロープウェイから太古の昔からたたずむモルテラッチ氷河を垣間見ただけでも幸運でした。
また展望台で昼食を取った後は、少し天候も回復し、展望テラスから霧がかったベルニナ・アルプスの一部は見ることができました。
再び、ロープウェイで下山してベルニナ・ディアボレッツァ駅のホーム付近で列車の到着を待ちました。
ベルニナ急行の座席はすべて指定席でKURODA PARTYと表示された車両に乗車です。
ここから最高地点のスピツィオ・ベルニナ駅を過ぎてイタリアのティラーノ駅到着前に有名なループ橋を通ります。
ポスキアーヴォ湖畔を過ぎてブルージオの駅を通過してすぐにループ橋を通りましたが、今回は私のカメラで動画撮影を試みましたが景色は外から撮った方が良いのかもしれません。
ループ橋を過ぎると列車は路面電車のよに進み、終着駅のティラノに到着。
WC休憩の後、地下道を通ってバス乗り場へ移動。雨が降ってきたので素早く、乗車して一路サメダンのホテルを目指しました。
今晩の夕食がスイスでの最後のディナーでしたが、食事中に降雪があって、周囲の山々が雪化粧を始めました。
明日の出発が早朝のため、早めにお休みいただくご案内をしましたが、私はバスが心配でバス会社には時間的余裕をもって配車していただく旨お願いしました。
◆7日目 7月14日(木) <サメダン→チューリヒ→ウイーン→(成田)>
3:30 モーニングコール
4:15~ Box Lunchの配布(ロビー階フロント)
4:50 専用バス(49席)にてチューリヒ空港へ
*ドライバーはBRUNNER REISEN のMr. Daddy
8:30 チューリヒ国際空港到着
8:45~9:15 オーストリア航空団体カウンターにてチェックイン
*空港ではMs Yumiko Schmitzさんの出迎えとサポート
*団体カウンターで各自搭乗券を受領し、荷物を預ける
9:30 手荷物検査、保安検査後、A-71番搭乗ゲートへ
10:25 オーストリア航空562便(OS-562)にてウイーンへ
*ビスケット、B737-700(ABC-DEF)
11:50 ウイーン(シュヴェヒャート)国際空港到着
12:20 オーストリア入国後、空港内レストランへ
12:30~13:40 カフェレストランにてビュッフェスタイルの昼食
*昼食後、公共交通機関でウイーン市内へ
14:30 CAT(City Airport Train)空港直通列車にてウイーン市へ
14:47 ウイーン・ミッテ駅下車
14:50 徒歩にて市内のシュテファン寺院へ
15:00~15:15 シュテファン寺院、ケルントナー通り見学
*ウイーンのシンボル、シュテファン寺院の南塔は高さ137m
15:20 グラーベン通りを経てペスト記念柱へ
*ミヒャエル教会横を通って王宮へ
15:25 王宮のミヒャエル門前で記念撮影
15:30 オイゲン公騎馬像、カール大公騎馬像を左右に見ながら新王宮へ
15:50 自然史美術館、美術史美術館を見ながらリンクを国立オペラ座へ
16:20 カールスプラッツ駅からU4地下鉄でウイーンミッテ駅へ
16:26 ウイーンミッテ駅で地下鉄からCATに乗り換え
16:36 CAT(City Airport Train)空港直通列車にて空港へ
16:52 空港駅到着後、レストランへ
17:00 ウイーン国際空港で空港に残られた3名のお客様と合流
17:15 EU出国審査、保安検査後、搭乗ゲートへ移動
*機材到着遅れのため出発は遅れる
*搭乗開始まで空港内でフリータイム
19:20 WC休憩の後、G-30番ゲートより搭乗開始
20:00 オーストリア航空051便(OS-051)にて成田へ
*機内食2回+スナック、B777-400(ABC-DEFG-HJK)
*時差 +7時間
【機内泊】
〔旅日記〕 天候は雨のち曇り 19℃
早くも日本への帰国日を迎え、サメダンからチュリッヒの空港への移動ですが、やはり昨晩の雪によってバスの到着が遅れました。
しかし、現在は雨に変わっているので、何とかエンガディン地方から脱出できそうです。
雪景色の中を徐行しながらノンストップでチュリッヒの空港まで走らせ、空港では初日に出迎えていただいたYumikoさんに団体チェックインのお手伝いをしていただきました。
ほぼ定刻にチューリッヒ空港を出発し、乗り継ぎのウイーン空港へ。
乗り継ぎ時間が6時間あったので、空港内レストランでビュッフェスタイルの昼食を取った後は公共交通機関でウイーン市内観光にご案内することにしました。
3名のお客様は空港レストランで待機され、残りのお客様とCATでウイーン・ミッテ駅に向かいました。
しかし、CATの券売機のトラブルで予定の列車に乗れず、30分遅れて出発。料金が通常の列車やバスに比べて割高なのですいていました。
まずはウイーンのシンボルであるシュテファン寺院を参拝、そしてケルントナー通り、ハプスブルク王宮を見学してオペラ座向かいのカールスプラッツ駅より地下鉄に乗りました。
往路と同じCATで空港に到着し、レストランで空港待機の3名様と合流しましたが搭乗便の出発が遅れることが判明しました。
取りあえず出国手続を終えて、出発ゲートのターミナルで待機することにしました。
約2時間遅れで出発することができましたが、日本に向かうオーストリア航空に乗るのは今回が最後になりそうです。
◆8日目 7月15日(金) <→成田>
14:35 新東京国際空港(成田)到着
15:15 入国審査後、ターンテーブルにて集合
15:30 通関後、福島のバスドライバーさんが出迎え
*全員揃ったことを確認し、バスの駐車場へ
*駐車場で解散
~ お疲れ様でした
〔旅日記〕
成田空港には定刻より約2時間半遅れで到着しましたが、税関を出たところでバ
スの運転手さんと無事にミートすることができました。
皆揃ったところで、運転手さんの先導で駐車場へ移動しました。
バスの駐車場で皆さんをお見送りしてから、私は自宅に荷物を置いて会社へ。
旅行前の説明会でも申し上げましたが、旅は旅行中の体験や感動も楽しいのですが、帰国後に正しい資料で振り返るのも楽しみを持続させるコツです。
今回もこの旅日記がその資料になれば幸いです。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。