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平成芭蕉の旅語録~絶景のトレドのパラドールに宿泊

トレド旧市街の夕景

トレド旧市街の夕景

トレドのパラドールでエル・グレコが描いた風景を堪能

どの国へ旅しても、日本における富士山のように、これだけは見ておくべき景観があり、スペインの場合は三方をタホ川に囲まれ、丘の上に建つトレドの旧市街こそがその景観です。

西ゴート王国の首都であったトレドには中世の街並みがそのまま残っており、大原美術館の『受胎告知』で知られる画家エル・グレコが活躍した街としても有名です。

今回、私はそのエル・グレコが描いた『トレド全景』の景観をじっくりと眺めるために、トレドのパラドール(国営ホテル)に宿泊しました。

パラドールの屋外プール

ムデハル様式の装飾とモダンな設備を兼ね備えたParador de Turismo de Toledoは、美しい歴史的建造物である修道院を利用した国営宿泊施設で、広々とした部屋を提供しており、トレドの中心部から4km、セロ・デル・エンペラドールの絶好のロケーションにあって素晴らしい景色を望めます。

ホテル内に屋外スイミングプールがあり、その周りには日光浴ができるラウンジャーが備わっていて、読書しながらくつろぐこともできます。

夕方は、併設のテラスでグラスを傾けたり、スタイリッシュな館内レストランで夕日を眺めながらの食事も楽しめます。

トレドのパラドールレストラン

このパラドールのテラスからの眺めは16世紀にエル・グレコが描いた絵とほとんど変わりません。

タホ川の右手には三角形の屋根を3つ重ねたような陸軍士官学校の建物、その奥にはサン・セルバンド城が見え、正面には中世のままの丘に立つアルカサル(王城)やスペインカトリックの総本山カテドラル(大聖堂)を望むことができます。

エル・グレコが描いたトレド旧市街

パラドールのレストランで夕食をとりながら、眺める夕景は素晴らしいもので、「16世紀で歩みを止めた町」が刻々と様相を変え、ライトアップされていきます。

このトレド旧市街の眺めはまさしく「時の流れの忘れ物」かと思います。

パラドールから眺めたトレド夜景

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って日本遺産を旅しています。

平成芭蕉の旅語録

平成芭蕉は「検索すればわかる情報」より「五感を揺さぶる情報」を提供します。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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