友 和 ク ラ ブ ポルトガル・スペインぐるり大周遊12日間
友和クラブという親睦会の旅行で、ポルトガル・スペインの周遊旅行です。忙しい日程でしたが、天候にも恵まれ、印象深いツアーとして今も良き想い出となっています。
関連記事:一度は行きたいスペイン世界遺産巡り8日間
◆1日目 2004年11月4日 (月) 成田→アムステルダム→リスボン
9:00 新東京国際空港(成田)第1ターミナルEカウンターにて受付開始
9:30 VIPルームN-9号室にて結団式
10:45 46番ゲートより搭乗開始
11:15 KLMオランダ航空862便(KL-862)にてアムステルダムへ
*機内食2回+スナック、B747-400(ABC-DEFG-HJK)
*時差 -8時間
14:45 アムステルダムのスキポール空港到着
15:30 荷物をコインロッカーに預け、列車にて市内へ
15:45 アムステルダム中央駅到着
16:00 アムステルダム運河クルーズ
18:00 中央駅から列車にてスキポール空港へ
20:35 KLMオランダ航空1697便(KL-1697)にてポルトガルのリスボンへ
*スナック、ドリンク、B737-800
22:35 リスボンのウンベルト・デルガード空港に到着
*ターンテーブルで荷物をポーターに託して通関
22:50 専用バス(32席)にてホテルへ
*現地アシスタントMs CRISTINAさんの出迎え
23:10 Hotel ALTISへチェックイン
【Hotel ALTIS 泊】
〔旅日記〕
友和クラブはある建設会社OBの親睦会です。今回はこの親睦会のポルトガル・スペインの周遊旅行にご一緒させていただきました。リスボンへの経由地であったオランダのアムステルダムの空港では、待ち時間が長かったので、市内でアムステルダム運河クルーズにご案内させていただきました。
日本に鉄砲を伝来したポルトガルに行く前に鎖国時代にも交流のあったオランダに立寄るのも意義のあることかと思います。乗り継ぎ時間を利用したアムステルダム観光は皆様の良き思い出の1ページになると思われます。
◆2日目 2004年11月5日 (火) リスボン
9:00 LISBOA バスにてリスボン市内観光出発
*ガイドさんはJSG:Ms MINE、ESG:Ms CRISTINAMis Igleshias Angela
9:30 リスボン市内観光
10:20 タホ川の岸に隣接して立つベレンの塔見学
*マヌエニーノ様式の細工によって装飾された外壁が美しい
10:30 新大陸発見記念碑見学
*エンリケ航海王を先頭に新大陸発見者のレリーフが見事
11:00 ロス・ジェロニモス修道院の中庭・回廊見学
12:30~13:30 GRANDELIAS レストランにて昼食
*前菜 Vegetable Cream Soup
*メイン Octupus Rice(日本人の味覚にあった蛸の炊き込みご飯)
*デザート Fruit Salad
14:00 ロス・ジェロニモス修道院のサンタ・マリア教会見学
*装飾された尖塔とマヌエリーノ様式の「星の円ドーム」が素晴らしい
15:15 シントラの王宮見学
*マヌエル1世時代の富を偲ばせる王家の夏の離宮
16:40 ヨーロッパ大陸の最西端、ロカ岬見学
*高さ140mの断崖の上に灯台
*「ここに陸尽き、海始まる」のカモンイスの一節が十字架の塔に刻まれている
19:30 FLOR DOS ARCOS レストランにて夕食
*前菜 Mixed Sala
*メイン Sardinhas Assadas(家族経営の鰯料理)
*デザート Ice Cream
【Hotel ALTIS 泊】
〔旅日記〕
ツアーの初日はリスボン市内観光からスタートです。大航海時代を演出したのは、自らは泳げなかったエンリケ航海王子の情熱。
彼らのフロンティア・スピリッツが現代のポルトガル・スペイン国民にあれば、もっとヨーロッパに活気がみなぎると思うのですが、いかがでしょうか。
◆3日目 2004年11月6日 (水) リスボン→セビージャ→マルベージャ
6:30 朝食用のLunch Boxを持ってバスにてスペインへ出発
*DriverはMr Fernando
*高速道路A2およびN433号線でセビージャへ
8:45 BEJA コルクの木が茂るBEJA近郊のサービスエリアで休憩
11:10 ROSAL ポルトガル・スペイン国境付近のGSで2回目の休憩
13:30 アンダルシアの中心都市セビージャに到着
13:40 LUNCH SAN MARCO BETISレストランにて昼食
*前菜 Russian Salad
*メイン Fried Squids, Omelette(セビージャの代表的なタパス料理)
*デザート Croquettes
14:30 セビージャ市内観光
*ガイドさんはJSG:Ms Rie AMANO、ESG:Mr Marco
14:40 12世紀からの王城であるアルカサール見学
*ライオンの門からペドロ王の宮殿
*カルロス5世の宮殿および庭園を見学
*セビージャの象徴、ヒラルダの塔の前で記念撮影
15:30 ゴシック様式のカテドラル見学
*モスク跡に建立されたスペイン最大、世界第3位の大きさ
16:10 かつてのユダヤ人街であるサンタ・クルス街を散策の後、小休憩
16:35 マリア・ルイサ公園のスペイン広場前でPhoto Stop
16:45 セビージャよりコスタ・デル・ソルのマルベージャへ
*A92号線を走り、Estepa近郊のサービス・エリアで休憩
20:15 マルベージャ到着後、San Pedroのレストランへ
20:30 コスタ・デル・ソル海岸に面したALABARDERO PLAYAレストランにて夕食
*前菜 Fried Seafood Salad
*メイン Corvina Fish (シーフードのフリッター)
*デザート Fruit Salad with Ice-cream
22:30 MARBELLA FUERTE MIRAMAR HOTEL チェックイン
【MARBELLA FUERTE MIRAMAR HOTEL 泊】
〔旅日記〕
今日はポルトガルのリスボンからコルクの木を車窓に見ながら国境を越え、スペインのセビージャを観光し、コスタ・デル・ソルまでのロング・ドライブでした。
ベテランドライバーのフェルナンドもこのコースは初めてで今晩はよく眠れるだろうと言ってました。
◆4日目 2004年11月7日 (木) マルベージャ→ミハス→ロンダ→グラナダ
9:00 ホテルにて朝食後、コスタ・デル・ソル(太陽海岸)観光
10:00 最もスペインらしい白壁の村ミハス観光
*ミハスのバス・パーキングでガイドのESG:Ms JOSEFINEさんが出迎え
10:30 ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ広場へ
10:40 郷土資料館(Museo de Mijas)見学
*ミハスの産業であるオリーブの収穫から油採取までの様子が展示
11:00 ミハスで最も美しいサン・セバスチャン通りで記念撮影
11:15 コンステシオン広場Pl. de la Constituchion
*スペイン最小で四角の闘牛場
*新しい市場(Mercado)見学
12:00 ミハスの高台にある PADRASTROレストランにて昼食
*前菜 Melon with Ham
*メイン Garlic Chicken(スペイン名物生ハムを前菜にした鳥料理)
*デザート Chocorate Cake
13:00 マルベージャ経由、A473号線にてロンダへ
13:30 近代闘牛発祥の地、ロンダ観光
*ガイドはESG:Mr MIGEL
13:40 スペイン最古の闘牛場及び闘牛博物館見学
*ロンダ流の始祖ロメロ一族の写真やマタドールの衣装が展示
14:10 プエンテ・ヌエボ(新橋)を渡ってシウダー(旧市街)散策の後、自由行動
14:30 ロンダを後にA92号線を経由してグラナダへ
15:15 ARCHIDONA ロンダからの山道を下り、高速に入ったArchidonaサービスエリアで休憩
19:30 グラナダの ALHAMBRA PALACE HOTELチェックイン
20:30 ホテル内のALFONSO レストランにて夕食
*前菜 Asparagus Cream Soup
*メイン Grilled Pork(ポークのオーソドックスな洋食)
*デザート Custard with Ice-cream
*スペイン民謡の生演奏
〔旅日記〕
できれば、マルベージャでもう1泊してコスタ・デル・ソルのゴルフ場でプレイできれば、もっとスペインを満喫できたかもしれません。ちょうど、宿泊先の近くのヴァルデラマGCではヨーロッパツアーの最終戦VOLVOマスターズが開催されていました。
◆5日目 2004年11月8日 (金) グラナダ→コルドバ
9:00 ホテルにて朝食後、グラナダ市内観光
*ガイドさんはJSG:Ms ANNA、ESG:Mr DAVID
9:30 アルハンブラ宮殿見学
*裁きの門から入場
*カルロス5世宮殿
*王宮内のメスアール宮殿
*コマレスの宮殿
*ライオンの中庭を見学
11:30 ヘネラリーフェの庭園で小休憩
12:00 グラナダの闘牛場内にある LA ERMITAレストランにて昼食
*前菜 Garlic Soup
*メイン Spanish Omelette (スペイン風オムレツ)
*デザート Fruit
13:00 昼食後、工芸品店GAUDIにて象嵌細工の工程見学
13:30 バスにてN432号線経由コルドバへ
15:00 LUQUE 駅舎を改良したドライブインにて休憩
16:30 グアダルキビール川沿いにバスを停めて徒歩にてコルドバ市内観光
*ガイドさんはJSG:Ms ANNA、ESG:Ms MALIA
16:40 コルドバの象徴である大聖堂(メスキータ)見学
*シュロ(免罪)の門から入場し、オレンジの中庭で説明を受ける
*イスラム寺院の聖域ミフラーブ、ビリャビシオサ礼拝堂
*カルロス5世が改造したカテドラル見学
17:50 ユダヤ人居住区の「花の小道」で小休憩
18:15 HOTEL CONQUISTADORへチェックイン
*グラナダから同行していただいたANNAさんとお別れ
20:00 コルドバの名家を改造した ALMUDAINA レストランにて夕食
*前菜 Consome Soup
*メイン Oxtail (ボリュームのあるテールシチュー)
*デザート Pudding
21:00 夕食後、夜のコルドバを散策しながら徒歩にてホテルへ
〔旅日記〕
グラナダに宿泊したおかげで、今回は「アルハンブラ宮殿」に加えて王族の夏の離宮「ヘネラリーフェ」もゆっくり散策することができました。 この宮殿はイスラム建築の大きな特徴である空間を自然と調和させ、偶像崇拝禁止というイスラムの教理に従い、壁や天井のモチーフには人物や動物は一切使われておらず、幾何学文様やアラビア文字を装飾した繊細緻密なアラベスク模様が中心で、「アッラーだけが勝者」というコーランの一節が繰り返し使われています。
また、スペインは「闘牛とフラメンコの国」というイメージが確認できたかもしれませんが、今日訪れたコルドバでは、スペインはイスラム教徒やユダヤ人の文化も残っていることが体感できました。
コルドバの世界遺産メスキータのある場所には、西ゴート王国時代、キリスト教のサン・ビセンテ教会が建っており、コルドバを占拠したイスラム教徒のモーロ人は、当初、先住のキリスト教徒と話し合い、この教会の半分だけをモスクとして使っていました。
◆6日目 2004年11月9日 (土) コルドバ→コンスエグラ→トレド→マドリッド
7:30 ホテルにて朝食後、E05号線経由でコンスエグラへ
*ドライバーはMr PACO
*ドン・キホーテの舞台、ラ・マンチャ地方をドライブ
11:00 Puerto Lapice 「ドン・キホーテの旅籠」と呼ばれるレストランにて小休憩
12:15 中世の古城とラ・マンチャ地方の風物詩であるコンスエグラの風車を見学
13:00 トレド旧市街が見渡せるタホ川の見晴台でPhoto Stop
13:15 トレドの名門レストラン CARLOS Vレストランにて昼食
*前菜 Mixed Salad
*メイン Mixed Paella (日本人にも馴染みのミートパエリヤ)
*デザート Ice-cream
14:15 徒歩にて西ゴート王国の首都、トレド市内観光
*ガイドさんはJSG:Ms TOMOKO、ESG:Mr ANGEL
14:30 聖王フェルナンド3世創立のゴチック様式のカテドラル見学
*「聖餅顕置台」のある宝物室や合唱台、大祭壇はスペイン随一
15:40 「オルガス伯の埋葬」で有名なサント・トメ教会見学
*エル・グレコの最高傑作であり、その生涯に受けた芸術の集大成
16:15 クレタ島出身の偉大なギリシャ人画家グレコの家見学
*有名な「トレド市の展望」他の絵画を鑑賞
17:30 バスにてマドリッドへ出発
19:15 マドリッドの WELLINGTON HOTELへチェックイン
20:30 市内の TORRES BERMEJASにてフラメンコ・ショウを見ながらの夕食
*前菜 Mixed Salad
*メイン Hake Vasque Style
*デザート Fruit Salad, Coffee
*アンダルシアの情熱を感じさせるフラメンコショウ鑑賞
〔旅日記〕
昨日はイスラム文化が中心でしたが、今日はドン・キホーテの世界とエル・グレコの作品が印象に残ったのではないでしょうか。エル・グレコとはTheギリシャ人という意味です。
「もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」と言われますが、世界遺産の古都トレドは一生に一度は訪れるべき町でしょう。
古都トレドは、三方をタホ川に囲まれた岩山に築かれている天然の要塞都市で、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の文化が入り混じった建造物が多く残り、スペインの歴史を凝縮した中世の面影が漂う町です。
観光はアルカンタラ橋のエスカレーターを使い、なるべく上り坂を避けていくルートで昨日ホテルから眺めたアルカサルを経由してトレド大聖堂に向かいました。
トレド大聖堂はスペイン・カトリックの総本山で、スペイン絵画美術を代表するエル・グレコゆかりの教会としても知られていますが、正面ファサードの彫刻、美しいステンドグラス、キリストの生涯を綴った「新約聖書」の20場面を描いた主祭壇など、見るべきものが多数あります。
特にエンリケ・アルファ作の豪華な高さ3mの聖体顕示台やエル・グレコの『聖衣剥奪』は印象に残りました。
また、『聖衣剥奪』と並んでエル・グレコの作品で見逃せないのは、サント・トメ教会にある「オルガス伯の埋葬」です。
これはエル・グレコの最高傑作と言われ、天上界と人間界が描かれており、トレドでは必見の絵画です。
◆7日目 2004年11月10日 (日) マドリッド
9:00 ホテルにて朝食後、マドリッド市内観光
*ガイドさんはJSG:Ms TOMOKO、ESG:Mr ANGEL
10:00 国立ソフィア王妃アートセンター見学
*ピカソの黒と白で描かれた大作絵画「ゲルニカ」鑑賞
11:15 オリエンテ地区の王宮
*王室庭園カンポ・デル・モーロ
*マヨール広場
11:40 スペイン広場散策
*中央にはセルバンテス像がドン・キホーテとサンチョ・パンサ像を見下ろしている
*1930年にセルバンテスを記念して造られた広場
12:00 Lepantoにてショッピング・タイム
13:30 闘牛ファンがオーナーのUNCH DUDUA レストランにて昼食
*前菜 Sausage & Mixed Vegetables
*メイン Madrilenian Stew, Served with Beans & Meat(マドリッド風シチュー)
*デザート Fruit
*アンダルシアの情熱を感じさせるフラメンコショウ鑑賞
14:30 ブルボン家のマドリッド、シベレス広場等を車窓見学
14:45 プラド美術館見学
*スペイン派のエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ『着衣のマハ』『裸のマハ』
*フランドル派のルーベンス
*スペイン王室のコレクションを中心に常設展示作品は約1400点
17:00 ホテルにて休憩
20:30 市内の日本食レストランROBATAにて夕食
*前菜 サラダ
*メイン 刺身、焼き魚、串かつ、そば、ご飯、味噌汁
*デザート 香の物、果物t
*久々の日本食で、また座敷での食事はくつろげました
〔旅日記〕
今日は美術鑑賞の日となりましたが、その中でもやはりピカソの「ゲルニカ」は印象的でした。また、プラド美術館では昔、美術の教科書に紹介されていた絵画の本物があって感動を覚えた方も多かったのではないでしょうか。『ラス・メニーナス』や『快楽の園』など主要な絵画をご案内いただいた後、自由見学の時間をとりました。
◆8日目 2004年11月11日 (月) マドリッド→クエンカ→バレンシア
9:00 ホテルにて朝食後、バスにてE901号線、N400号線経由、クエンカへ
*ドライバーはMr ANGEL
11:30 元修道院のパラドールにて小休憩の後、奇岩に囲まれた要塞都市クエンカ市内観光
*ガイドはESG:Mr JURGEN
11:45 サン・パブロ橋を渡り、有名な14世紀の「宙吊りの家」を外から見学
*「不安定な家」とも呼ばれ、14世紀に王家の別荘として建てられ、18世紀までは市庁舎
12:00 ゴシック様式のカテドラル見学
*ファサードは新しいが二重の周歩廊、三連窓(トリフォリウム)が珍しい
12:40 旧市街、マヨール広場を散策し、サン・ペドロ教会前からウエカル川Rio Huecalの眺望を満喫
13:30 PARADOR DE CUENCAのレストランにて昼食
*前菜 Salad
*メイン Roasted Codfish(タラ料理)
*デザート Fig Biscuit
*16世紀に建てられた旧サン・パブロ修道院を改装したパラドールのレストラン
14:30 昼食後、N320号線、E901号線を経由してバレンシアへ
16:35 Siete Auas バレンシア県に入った高速道路のドライブインにて小休憩
18:00 コスタ・デル・アサアル(オレンジの花の海岸)のスペイン第3の都市バレンシアに到着
18:30 バレンシア市内のCASA GIJONレストランにて夕食
*前菜 Valenciana Salad
*メイン Redondo de Ternera Con Salsa(バレンシア郷土料理の仔牛料理)
*デザート Postre
20:00 HUSA REINA VICTORIA HOTELへチェックイン
〔旅日記〕
今日訪れたクエンカはその不思議な景観から「魔法にかけられた町」と呼ばれ、巨大な断崖の上にあり、中世においてはいかなる敵の侵入も許さない 防御力を誇っていました。しかし、カスティーリャ軍の羊に紛れて忍び込むという奇策の前にこのモーロ人の要塞は陥落しました。実際に訪れてみると本当に自然の要塞という感じがしますが、聖週間には華麗な行列が行われることでも有名です。
◆9日目 2004年11月12日 (火) バレンシア→タラゴナ→バルセロナ
8:00 ホテルにて朝食後、火祭りで知られるバレンシア市内観光
*ガイドさんはJSG:Ms SONIA、ESG:Ms JULIA
8:10 バレンシアの巨大な現代建築フリオ・ゴンザレスセンター見学
8:30 イスラム教徒のモスク跡に建てられたカテドラル見学
*南西角に建つ八角形のミゲレテの塔が印象的
9:30 世界遺産の交易所ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ見学
*フランボワイヤン・ゴシック様式の証券取引所の建物
*向いには1928年建造のスペイン最大規模の中央市場がある
10:45 E15号線でローマ教皇ベネディクト13世(ルナ)の城塞で有名なペニスコラへ
12:30 PENISCOLA ペニスコラの漁港波止場で小休憩
13:00 風光明媚なペニスコラのPORTO CRISTO HOTELにて昼食
*前菜 Ilustrada Salad
*メイン Fideua(スペイン風焼きそばフィデウア料理)
*デザート Yogurt
14:15 昼食後、カタルーニャのタラゴナへ
16:00 タラゴナのPorta del Roserでガイドに会い、ローマ時代の遺跡見学
*ガイドはESG:Mr ZABIEL
16:10 ローマ時代のジュピター神殿跡に建てられたカテドラル
*ロマネスク・ゴシック・バロック様式が混在し、回廊にはイスラム様式
*祭壇にはタラゴナの守護聖人サンタ・テクラの生涯が描かれている
16:30 旧市街を囲む城壁に沿った遊歩道「考古学の道」
*城壁は紀元前3世紀のローマ時代に築かれた
16:50 考古学博物館(「メデューサの首」で有名)にてWC休憩の後、タラゴナ旧市街を散策
*工事中のローマ時代円形闘技場(Ruines del’Amfiteatre)を外から見学
*紀元前1世紀に建てられたローマ時代のプレトリ(長官公邸)
17:30 ラス・ファレス水道橋を車窓から見ながらバルセロナへ
*ラス・ファレス水道橋は「悪魔の橋」と呼ばれ、高さ26m、全長217m
19:30 バルセロナのGRAN HAVANA HOTELにチェックイン
20:30 LLOTJA レストランにて夕食
*前菜 Catalonian Salami, Melon con jamon
*メイン Paella de marisco(シーフード・パエリヤ)
*デザート Sorbete
〔旅日記〕
昼食場所のペニスコラは、フランスのモン・サン・ミッシェルを彷彿させる要塞で、教会分裂時代のベネディクトゥス13世の居城として有名ですが、この教皇は学芸を好み、スコットランドに大学を創立したり、サラマンカ大学の規約を起草したりしました。
また、午後に訪れたタラゴナは、紀元前3世紀にローマ人によって築かれた地中海の街で、当時はタラーコと呼ばれ、人口100万人のイベリア半島最大の都市として栄えていました。
ローマ時代の城壁に沿った「考古学の道」を歩くと、古代ローマから続く2000年以上の歴史の重みを感じることができました。
◆10日目 2004年11月13日 (水) バルセロナ→モンセタット→バルセロナ
8:30 ホテルにて朝食後、バルセロナ市内観光
*ドライバーはMr PEPE
*ガイドさんはJSG:Mr ISHII、ESG:Mr UHENIO
8:40 ガウディのカサ・ミラ、カサ・バトリョを車窓見学の後、グエル公園へ
8:50 グエル公園見学
*実業家エウセル・グエルのためにガウディが心血を注いだ作品
*中央広場:ジュジョール作のモザイクで有名なギリシャ劇場ベンチ
*市場:太陽と月を表す天井飾りとドーリア式のギリシャ神殿風建物
*大階段:市場から正門へのトカゲの噴水で有名な約20mの階段
*正門:童話『ヘンゼルとグレーテル』に登場するお菓子の家が建つ
9:45 バルセロナの象徴であるサグラダ・ファミリア(聖家族教会)見学
*ガイドの石居さんより建築学的観点からガウディの設計について話を聞く
*サン・ホセ帰依者教会の本堂として1882年に着工
*1883年より建築家ビリャールからガウディに引き継がれた
12:20 革製品のロエベにてショッピング
13:00 ランブラス通りのLA POMAレストランにて昼食
*前菜 Menestra de Verduras
*メイン Escalopines(炭火焼の鳥料理)
*デザート Postre
14:15 「切られた山」という意味のカタルーニャ最大の聖地モンセラットへ
15:30 モンセラット観光
*奇岩に抱かれたキリスト教の聖地
*ベネディクト派修道院の黒いマリア像(ラ・モネレータ)を訪ねる
*”魔法の巨人”と呼ばれる岩山から見下ろす眺めは絶景
17:00 バルセロナの戻って Kastrolにてショッピング
18:00 ホテルにて休憩
20:30 バルセロナ市内のGALERNAレストランにて夕食
*前菜 Pastas Saladas
*メイン Aceitunas alinadas, Calamares, Croquetas(カタルーニャの郷土料理シーフード)
*デザート Mejillones
〔旅日記〕
今日のガイドの石居さんはこだわりのある人でガウディの建築に関してもわかりやすく説明してくれました。
最初に訪れたグエル公園は当初、大規模な集合住宅にする予定でしたが、購入者がおらず、市に寄贈されて公園となったいわばガウディの失敗作です。しかし、園内にはガウディの住んだ家やガウディらしい自然をモチーフとしたオブジェが随所にあり、今日では世界一夢のある公園として人気を集めています。
サグラダ・ファミリア聖堂は今も工事が進められていますが、ガウディは交通事故で亡くなるまで、敬虔なキリスト教徒として生涯をかけてこの教会建築に打ち込み、生誕のファサードや地下聖堂等を完成させました。
また、「のこぎり山」という意味のモンセラートは、いつ行っても日本の心の霊場のイメージです。信者は教会堂の脇を通ってマリア像の前まで行って、一心に祈りを捧げていました。私も黒マリア様のご加護がありますようにと祈りを捧げました。
なお、教会堂前にはピカソ、エル・グレコなどの絵画を展示するモンセラット美術館もありますが、黒いマリア像と並んで14世紀から続く、ヨーロッパ最古の少年合唱隊「エスコラニア」でも有名です。
◆11日目 2004年11月14日 (木) バルセロナ→アムステルダム→
8:00 ホテルにて朝食後、バルセロナ空港へ
*ドライバーはMr PEPE
*アシスタントはMr KOBAYASHI
8:30 空港到着後、KLMオランダ航空カウンターにてチェックイン
*免税手続およびKL-1666便の搭乗手続
10:20 KLMオランダ航空1666便(KL-1666)にてオランダのアムステルダムへ
12:45 アムステルダムのスキポール空港到着
*F-05搭乗ゲートへ移動
*搭乗開始までフリータイム
14:15 KLMオランダ航空861便(KL-861)に乗り継いで成田へ
*機内食2回+スナック、B747-400(ABC-DEFG-HJK)
*時差 +8時間
【機内泊】
〔旅日記〕
盛りだくさんのツアーでしたが、忙しい行程でしたが幸い天候に恵まれ、盗難や怪我等の大きな事故もなく、無事に帰路につくことができました。
◆12日目 2004年11月15日 (金) →成田
9:25 新東京国際空港(成田)第1ターミナル到着
10:30 入国審査・通関後、解散
~お疲れ様でした
〔旅日記〕
成田空港には少し遅れて無事に到着しました。
旅は旅行中の体験や感動も楽しいのですが出発前の事前予習や帰国後に正しい資料で振り返るのも楽しみを持続させるコツです。
今回もこの旅日記がその一助となれば幸いです。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
- SmaSurf Quick Search
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。