「豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号」操舵室からのレポート
ダイヤモンド・プリンセス号の操舵室
私は今や存在しないパンアメリカン(パンナム)航空やトランス・ワールド(TWA)航空等の名門航空会社も数多く利用しましたが、クイーン・エリザベス号のキュナード・ライン、ダイヤモンド・プリンセス号のプリンセス・クルーズをはじめカーニバル・クルーズ、コスタ・クルーズ等の豪華客船にも数多く乗船する機会に恵まれました。
最近ではダイヤモンド・プリンセス号のチャーター企画で船内講座を担当し、昨年まで毎年乗船していましたが、今年はその企画はありません。
しかし、2019年の10月にはまた台湾に向けて同船のチャータークルーズ企画があり、私はまたセミナー講師として乗船する予定です。
そして今週末にその船内クルーズの魅力を語る講座を設けることになりましたので、この機会に未公開の写真を披露することにしました。
それは、今では保安上、一般客が立ち入ることのできない、船橋と呼ばれる操舵室ブリッジでキャップテン自らが操縦している写真です。
ダイヤモンド・プリンセス号による軍艦島クルーズ
特に私は軍艦島コンシェルジュのガイドさんと、その軍艦島について解説するという役目で特別に操舵室に入れていただいたのです。
軍艦島は長崎港の南西およそ19㎞の海上にある「端島」という炭鉱の島で、塀がぐるりと島を囲み、高層アパートが立ち並ぶその外観が、軍艦「土佐」に似ていたことから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
当時は人口密度が高いだけでなく、作業員の給料も高く、一般公務員の給料が平均2万円の時代に作業員はその倍以上で職員の健康を管理する医者にいたっては65万円ももらっていたと言われています。
船旅の楽しさとスタッフの演出
そのため、同乗するわれわれ旅行会社のスタッフも通常の旅行とは異なり、食事時にはお客様と会話をしたり、種々のイベントでは司会をしたりの演出も求められます。
特にフォーマルナイトのディナーの際には、旅行会社スタッフもセルフイメージをアップさせる必要があります。
私はかつてヨーロッパで、貴族階級のパーティーに出席する機会もありましたので、服装もさることながら、インターナショナル・プロトコール(国際儀礼)も学びました。
日本人の大和魂をカジノでアピール
船旅ではカジノは眺めるだけにしていますが、以前は毎年ラスベガスのコンベンションに行っていましたので、滞在中は部屋には戻らず、カジノで過ごす毎日でした。なぜなら、ラスベガスに滞在されるお客様の手前、日本人のプライドをかけて私がディーラーを負かす必要があったのです。
よって、私はジェームズ・ボンドのセルフイメージを抱いて、大和魂をアピールするために、ヤンキーのディーラー相手に勝負していたのです。
そして、勝ち逃げする際、日本人を馬鹿にしていたディーラーの悔しそうな顔が今も忘れられません。
日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!
「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。
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★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って日本遺産を旅しています。
平成芭蕉は「検索すればわかる情報」より「五感を揺さぶる情報」を提供します。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。