ダイヤモンド・プリンセスでの台湾で「九份」観光と天燈上げ | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座




平成芭蕉の旅語録

ダイヤモンド・プリンセスでの台湾で「九份」観光と天燈上げ

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って「共感」する旅をしています。

平成芭蕉のテーマ旅行

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平成芭蕉が体験した感動を「旅行+知恵=人生のときめき」をテーマにお話しします。

ダイヤモンド・プリンセス号で訪れた基隆から「九份」と「野柳地質公園」観光

2019年クラブツーリズム特別企画のダイヤモンド・プリンセス チャータークルーズ「爽秋の美しき南洋クルーズ9日間」に歴史講師として同乗してきました。

豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号

豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号

今回の航路は横浜港を発着港として、長崎の佐世保、台湾の基隆そして石垣島を巡る9日間のコースです。

終日航海日の船内では種々のイベントが開催されますが、私は佐世保、台湾そして海に関わる世界遺産について船内講座を担当しました。

中でも「日本と台湾の歴史」講座に関しては、お客様の関心が高く、有難いことに船内で一番広いシアター会場もほぼ満席に近い状態でした。

船内講座「日本と台湾の歴史」

船内講座「日本と台湾の歴史」

今回寄港した台湾の基隆港は、清朝統治時代の1863年に正式開港した交易の拠点となる重要な基地であることから、「基地昇隆」の意味を込めて、基隆(キールン)と命名されたと言われています。

しかし、この基隆港は港湾の水深が浅く岩礁も多かったため大型船の停泊には適さず、近代的な港としての発展には限界がありました。

そこで、日本政府は台湾統治を開始した4年後の1899年より港湾周囲の浚渫(しゅんせつ)工事と防波堤の建設などを進め、1万トン級の船舶が停泊可能な近代港湾として整備し、軍事面でも日本海軍が駐留する軍港として要塞地帯(基隆要塞)に指定しました。

このように基隆は日本統治時代に整備された日本ゆかりの地でもあり、日本に最も近い立地によって、日本内地との貿易港としても繁栄してきました。

台湾旅行といえば「台北」や「台南」をイメージする方も多いかもしれませんが、台北の右上にある港町「基隆」は今イチオシの観光地なのです。

私はこの基隆港近辺を散策した後、ノスタルジックな坂の街「九份」と奇岩が立ち並ぶ「野柳地質公園」を訪ねました。

ノスタルジックな坂の街「九份」と奇岩の「野柳地質公園」

九份は清朝初期には9世帯しかなく、物を買うときにいつも「9つ分」と言っていたことから「九份」と命名されたそうですが、かつては台湾の一寒村に過ぎなかったのです。

迷路のような九分の街並

迷路のような九分の街並

しかし、19世紀末に金の採掘が開始されたことに伴い徐々に町が発展し、日本統治時代にその最盛期を迎えましたが、金の採掘量が減って1971年に金鉱が閉山されて以来、町は急速に衰退し、人々から忘れ去られた存在となりました。

現在に残る路地や石段はその日本統治時代に造られたものであり、酒家(料理店)などの古い建物は、懐かしい雰囲気が漂っています。

この九份が再び脚光を浴びるようになったのは、1989年、それまでタブー視されてきた二・二八事件を正面から取り上げ、台湾で空前のヒットとなった映画『非情城市』の舞台になったことがきっかけです。

また、日本でも、九份の町中にある建物が2001年公開の映画『千と千尋の神隠し』に登場する湯婆婆の湯屋を彷彿させるとして話題となり、今や台湾で行きたい観光地ナンバーワンとなりました。

ノスタルジックな坂の街「九份」

ノスタルジックな坂の街「九份」

基山街などの通りは、レトロ調で洒落た喫茶店や茶藝館(ちゃげいかん)、みやげ物屋などが建ち並び、時間が止まったようなノスタルジックな風景ですが、今回は台湾が連休ということもあり、観光客で身動きがとれず、ゆっくりとした散策はできませんでした。

フォトスポットは、豎崎路の階段途中にある湯屋を連想させる「阿妹茶酒館」で、ここでは中国茶の入れ方を実演しながら丁寧に教えてくれました。

よくパンフレットに載っている場所ですが、まさに「千と千尋の神隠し」に出てきそうな風景でした。

次に訪れた「野柳地質公園」は、台湾最北端近くの野柳岬にあり、台湾の風景特定区になっています。

この辺りの岩が風化や海により浸食され、とても綺麗でおもしろい形に削り取られており、中でも女王の頭の形をした岩「女王頭(クィーンズヘッド)」が有名で、最高の撮影スポットになっています。

野柳で有名な「女王の頭」

野柳で有名な「女王の頭」

この「女王頭(クイーンズヘッド)」は、浸食によりあと5年で首から上が折れてしまうといわれており、もう夕暮れ時で人も少なかったので、近くの警備員に記念写真を撮っていただきました。

天燈の街「十份」で願いを込めて放った夜空彩る赤い天燈

魚介類の加工品を売る店が両側に軒を連ねる「野柳特産街」に近いホテルで夕食をとった後は、クラブツーリズムのオリジナルイベント「特別天燈上げ」に参加しました。

このイベントは台湾北部、平渓区の山間にある天燈の街として有名な「十份」の小学校で行われましたが、ここでは年中天燈を上げることが出来るので天燈を上げるために訪れる観光客も多いのです。他にも十份では線路が街の中央にあり、十份老街の中を平渓線の列車が通ることでも有名です。

願いを込めた天燈

願いを込めた天燈

天燈は願い事によって色が違い、1色から4色まで選べ、最大4つの願い事ができるのですが、今回は赤色の天燈を4人一組となり、各自が願い事を書いて夜空に放ちました。

最近は地震だけでなく、台風などの災害が多く発生しているので、私は安全第一を祈願しましたが、天燈を上げながら2011年の東日本大震災時に200億円超の支援が台湾から寄せられたことを思い出し、国交がなくとも日台関係は今後も良好であるようにと祈願しました。

国交がなくとも日台関係が親密に感じられるのは、日本統治時代に台湾での農業振興政策が功を奏しただけでなく、日本による港湾や鉄道を初めとする交通網の整備、大規模水利事業などが今の台湾人の生活に活きているからだと思います。

【クラブツーリズムのオリジナルイベント「特別天燈上げ」】

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by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

 

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令和の「平成芭蕉」

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