平成最後の年には「開運」をテーマとした旅
平成芭蕉が継承する「平成」の意味と芭蕉さんの思い
『内平外成(内平らかに外成る)』
『地平天成(地平らかに天成る)』
という「平穏で周囲と仲良くする」といった想いが込められています。
私も「旅で出会った人と良い関係を築き、同じ時間を過ごすことによって、感動を共有したい」と考え、この「平成」という元号の趣旨と芭蕉さんの「旅に生きた姿勢」を継承すべく、昨年より『平成芭蕉』のペンネームで旅の情報発信を始めました。
旅行にテーマを求める私は、これまで「街道」や「歴史」を中心に各種のテーマ旅行を企画実践してきましたが、今年は改元の年に相応しい「開運」をテーマとした旅に取り組みたいと思います。
すなわち、旅行で「元気」を回復し、いつまでも心身共に健康で自らの運命を切り開くという意味での「開運」です。
「開運」の旅の心得
しかし、旅するにはまずは健康で、気力も充実させておく必要があります。そこで、今年は私自身がこれまで実践してきた旅行で「元気」を回復する開運旅行についてもご紹介します。
開運の心得の第一は、やはり自分自身の歴史を振り返ることだと思います。
すなわち、先祖伝来の氏神様やご先祖様が大切にしてきた物だけでなく思想的なことを見直すことです。
そこで、私は大晦日より自身の氏神様である奈良県桜井市の大神神社と皇室ゆかりの伊勢の神宮(正宮と別宮)、そして今年の干支である猪を祀った滋賀県日野に鎮座する馬見岡綿向神社に「おかげ参り」と「初詣」に行ってきました。
「おかげ参り」と「初詣」
つまり、旧年を無事に終えることができたことに対する感謝を捧げ、2019年が良い年になるように氏神様に願掛けをしてきたのです。
なぜ、開運のために初詣という旅行が必要かと言えば、家で行う正月飾りやお雑煮を食べたりする行為は、先祖の霊とみなされる「歳神様」に対するものであり、初詣は同じ地域や国に住む人々にとって大切にされてきた「氏神様」に対する行為で、家にいては氏神様に対してのご挨拶ができないからです。
「イノシシ」を祀った馬見岡綿向神社
この神社には古くからイノシシの焼き印が伝わり、12年に一度の亥年にのみ「焼き印入り特製絵馬」を奉製授与され、かつて司馬遼太郎の『街道をゆく』でも紹介され話題となりました。
壮大な境内には滋賀県指定文化財の本殿をはじめ、日野商人が寄進した立派な拝殿や絵馬殿、石橋などがありますが、狛犬ならぬ猪の像もあって、突進するような強い力、高い気を発しています。
まだ今年の方針が定まっていない人には、自分がどこに着地し、いかに根を張るべきかを教えてくれそうな神社です。
日本人であれば、開運の旅はまずは初詣という神社参りから始めるのが常道だと思います。
日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!
「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。
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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って日本遺産を旅しています。
平成芭蕉は「検索すればわかる情報」より「五感を揺さぶる情報」を提供します。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。