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平成芭蕉の旅語録〜両備フェリー新型船で小豆島の日本遺産を訪ねる

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両備フェリー新型船での小豆島の旅と新型ウイルス感染対策

新型コロナウイルスの感染拡大で外出は控えられているためか、どこの観光地も閑散としています。

しかし、旅を住処とする私は、インドで身に付けた免疫力を信じて「石と歩んだ歴史の島」小豆島の日本遺産を訪ねてきました。

石と歩んだ歴史の島「小豆島」

目的は両備フェリーの新型船「おりんぴあどりーむ せと」に乗ることと小豆島町企画振興部の川宿田課長にお会いして、小豆島を含む香川県(丸亀市・土庄町・小豆島町)と岡山県笠岡市の2市2町による
『知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~』
と題した日本遺産の旅の今後について話し合うことが目的でした。

両備フェリーの新型船

高松港から高速艇で土庄港に着き、レンタカーを借りて小豆島町役場へ向かいましたが、かつては港で流れていた二葉あき子さんの「夢も楽しいそよ風に みどり明るいオリーブの」で始まる『オリーブの歌』は聞こえてきません。

小豆島に残る大坂城築城の残石

今は「縁結び、幸せのスポット」として天使の散歩道(エンジェルロード)が人気を呼んでいますが、今日は観光客もまばらです。

天使の散歩道「エンジェルロード」

エンジェルロードが一望できるレストランで「小豆島ラーメン」を食べた後、迷路のまちを散策し、小豆島でも人気の観光地である寒霞渓にも行ってみましたが、ロープウェイもほとんど無人状態でした。

小豆島ラーメン定食

寒霞渓は小豆島中央部に位置し、「石の島」らしく大渓谷の花崗岩、安山岩などが浸食され、奇岩・奇峰群となったものです。

古くは『日本書紀』に応神天皇が岩に鉤(かぎ)をかけて登ったとの記述から、鉤掛山(かぎかけやま)神懸山(かみかけやま)と呼ばれていましたが、明治初期の儒学者、藤沢南岳が寒霞渓と命名し、大正12年(1923年)3月7日に「神懸山(寒霞渓)」として国の名勝に指定されました。

小豆島随一の景勝地「寒霞渓」

今日は人もまばらですが、この寒霞渓は日本三大渓谷美、日本三大奇勝や日本百景、「21世紀に残したい日本の自然100選」等にも選ばれており、1934年の瀬戸内海国立公園設置の契機となった、大渓谷と海を一望できる小豆島随一の景勝地なのです。

宝生院のシンパク

私は日本遺産の「石の島」を正しく知るには、応神天皇の足跡も知っておいた方が良いとの考えから、寒霞渓だけでなく、応神天皇お手植えとされる「宝生院のシンパク」や、応神天皇巡幸の跡地と伝えられている石の桟敷で有名な塩土山(富丘)の富丘八幡神社にも立ち寄りました。

富丘八幡の石桟敷

小豆島の石は強い意思(エネルギー)をもっている

また、お天気も良かったので、小豆島のランドマークの1つで「小瀬の大黒岩」とも呼ばれている「重ね岩」も訪ねましたが、この天空のパワースポットでは新型コロナウイルスに負けないエネルギーをいただいたような気がしました。

小豆島のシンボル「重ね岩」

特にこの場所から眺める瀬戸内海の景色には筆舌に尽くしがたい美しさです。

美しい瀬戸内海の備讃諸島

また、同様に小豆島の丁場であった「岩ケ谷の天狗岩」の周辺からも、石の「ウイルスには負けない」といった強い意志(メッセージ)が伝わってくるように感じました。まさしく日本遺産の「悠久の時が流れる石(意思)の島」です。

小豆島の天狗岩丁場

帰りは両備フェリーの新型船「おりんぴあどりーむ せと」で土庄港から新岡山港に向かいましたが、この船のデザインはJR九州の豪華列車「ななつ星in九州」などで知られる水戸岡鋭治氏が手掛けたものです。甲板には、子供向けの滑り台やハンモックのほかに、英国の人気鉄道アニメ「チャギントン」のミニ電車もありました。

そこで私も瀬戸内海を航行するフェリーの甲板デッキで「チャギントン」に乗ってみましたが、瀬戸内海の潮風を受けて爽快でした。

両備フェリーの「チャギントン」

そして今回の小豆島の旅と瀬戸内海の穏やかな海を航行して感じたことは、新型コロナウイルス感染による影響はいつまで続くか分かりませんが、免疫力を高めるにはやはり自然を感じる旅が一番だということです。

確かに人混みは避けるべきですが、海や山の空気に触れて、自然界のエネルギーを吸収すれば免疫力はアップする気がします。

石のパワースポット

ちなみに私の感染対策は、手洗いの励行と自然塩「岩戸の塩」を少量混ぜた水を飲んで体内を浄化し、かつ涙で目を洗浄することです。

多くの人はマスク着用で口や鼻からの菌の侵入を防いでいますが、菌は目からも侵入するので、私は手だけでなく顔も洗うように心がけ、一日に一度は感動の涙を流すように心がけているのです。

そこで、今回も帰りの新幹線の中で、小豆島を舞台とした壷井栄の名作『二十四の瞳』をスマホで鑑賞し、12人の子供と1人の先生の教育・愛・絆を描く物語に涙しました。

壷井栄の名作『二十四の瞳』群像

私は例年、3月10日の誕生日前は体調を崩すことが多かったのですが、今年はこの新型コロナウイルス感染対策のおかげでとても快調です。

お手洗いに行く回数は増えますが、この自然塩を含むミネラルウォーターによる体内浄化と涙による目の洗浄は効果があります。

涙は「悔し涙」ではなく、「感動の涙」ですので、名画鑑賞がおすすめです。

日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!

「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。

★平成芭蕉ブックス
 ①『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
 ②『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅 

平成芭蕉ブックス『令和の旅指南』

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って日本遺産を旅しています。

平成芭蕉の旅語録

平成芭蕉は「検索すればわかる情報」より「五感を揺さぶる情報」を提供します。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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