サイトアイコン 【黒田尚嗣】平成芭蕉の旅物語

東北三時代を駆ける 阿倍比羅夫・坂上田村麻呂の足跡巡り4日間の旅

三内丸山遺跡

阿倍比羅夫・坂上田村麻呂の足跡を巡る みちのく4日間の旅

この企画は古都飛鳥保存財団の協力で実現した阿部比羅夫、坂上田村麻呂、奥州藤原氏の三時代をテーマとした視察旅行で、講師として元東北歴史博物館館長の進藤秋輝先生に同行していただきました。

特にみちのくで壮絶な戦いを繰り広げた坂上田村麻呂とアテルイの間にはお互いの武勇を認め合い称えあう関係が生まれ、田村麻呂はアテルイの人望を認め、東北経営にアテルイを協力させるよう、朝廷にアテルイの助命嘆願を行いました。

しかし、田村麻呂の願いもむなしくアテルイは処刑され、悲しみに暮れた田村麻呂でしたが、現在は坂上田村麻呂を本願とする京都の清水寺に慰霊碑が建っています。

東北三時代を駆ける阿倍比羅夫・坂上田村麻呂の足跡と東北の古代ロマンを訪ねる旅 4日間

古都飛鳥保存財団「みちのくの旅」

2014年10月9日(木)~ 10月12日(日)

◆1日目   10月12日(木)  <新大阪→名古屋→東京→仙台>

8:00 新大阪発 のぞみ214号で東京へ(17名様)

*添乗員桝井康平が受付

8:53 名古屋発 名古屋のお客様合流(8名様)

*名古屋テーマ旅行の勅使河原支店長の見送り

10:33 東京着 17番線に到着後、東北新幹線乗車口へ移動

10:40 東京駅日本橋口にて集合(17名様)

*添乗員若林真美が受付

11:00 東京発 大阪・名古屋のお客様と合流し、やまびこ135号にて大宮経由で仙台へ

*車中でお弁当とお茶を配布

*弁当は銀座大増の会席弁当「明日香」

11:30~12:30 車内で幕の内弁当の昼食

13:04 仙台着

*TD黒田より同行講師の進藤秋輝先生をご紹介

*岩手県交通バスバイドの高橋さんの出迎え

*新幹線中央改札から仙台駅東口のバス駐車場所へ移動

13:10 岩手県交通のバスで多賀城跡へ

*表示は「古都飛鳥保存財団 みちのく・三時代を駆ける4日間」

*運転手:追木純一  ガイド:高橋洋子

*車中で添乗員及び同行講師の進藤先生からご挨拶

*添乗員は3名  統括:平成芭蕉こと黒田尚嗣  東京発:若林  大阪・名古屋発:桝井

13:15~13:30 バス車内で進藤先生による多賀城の解説

*若林TDによる旅行中の諸注意とガイディング・レシーバーの使用法説明

*ガイドの高橋さんより乗務員挨拶

13:50~ 奈良・平安時代の陸奥国の国府、多賀城跡を見学

*多賀城は一辺約900mの不正な方形をなし、上に屋根をかけた「築地」で区画

*外郭の門として南門は二重門、東・西門は八脚門

*多賀城中心にある政庁は正殿、東・西脇殿が配置され、政務や儀式が行われた

14:50~15:10 多賀城碑(壷碑)

多賀城碑(壺碑)

*「多賀城の位置」、「大野東人による762年創建」「藤原朝狩による762年改修」

*松尾芭蕉をはじめ多くの文人が訪れた

*宮城県の吉野さんによる発掘調査説明

15:15 バスにて多賀城廃寺へ

15:20~15:45 多賀城廃寺跡見学

*多賀城の南東1.2kmに位置する多賀城附属寺院跡

*進藤先生の説明によると大宰府の観世音寺と共通する伽藍の配置

15:50 バスにて東北歴史博物館

15:55~17:00 元館長の進藤先生の解説で東北歴史博物館見学

東北歴史博物館

*東北歴史博物館主任研究員澤井文彦氏の出迎え

*旧石器時代から近現代までの東北の歴史を9つのコーナーで紹介

*多賀城碑の正確なレプリカや中尊寺金色堂の柱も展示

*屋外施設として宮城県石巻市にあった江戸時代の民家今野家住宅が移築

17:00 バスにて宿泊ホテルへ

17:50 アークホテル仙台青葉通り到着

*貴重品以外の手荷物は1Fのフロント前に保管

18:00~18:15 2階のオリーブルームで進藤先生の歴史講座

18:20~19:30 歴史講座終了後、同テーブルで夕食

夕食後、部屋の鍵を配布

 

〔旅日記〕 天候は晴れ

台風19号が北上しているとの状況でしたが、みちのくの天候は何とか大丈夫との情報で出発しました。
東京駅の東北新幹線ホームで大阪・名古屋発のお客様と東京のお客様が合流し、新幹線は6・7号車に分乗して出発です。
添乗員は私、黒田が統括する形で関西からは男性の桝井、東京からは女性の若林が同行します。
私と若林は次の10月30日出発のコースにも同乗し、今回はその下見も兼ねての業務です。
車中では、その名も「明日香」というお弁当とお茶を配布し、車中で召し上がっていただき、仙台到着の30分前に添乗員がゴミを回収しました。
仙台駅では新幹線中央改札を出たところで進藤先生と岩手県交通バスの高橋ガイドさんに出迎えていただき、東口のバス駐車場にお客様を誘導しました。
10月30日は人数が多いので2台口となるため、弊社仙台支店の支店長にも出迎えと同行をお願いする予定です。
バス乗車後は私から今回お世話になる講師の進藤秋輝氏を紹介させていただき、早速、先生からご挨拶と多賀城の簡単な解説をしていただきました。
今回は進藤先生の解説が命なので全員にガイディングレシーバーを配布し、進藤先生には発信機よりマイクを通して説明していただくようにお願いしました。
多賀城は政庁跡から多賀城碑のあるところまで歩き、発掘現場では吉野さんから説明も受けました。
バスで多賀城廃寺跡もご見学いただいた後、東北歴史博物館を見学しました。
入り口で澤井研究員の出迎えを受け、館内は進藤先生の解説で、特に多賀城碑の碑文については詳しく語っていただきました。
仙台のホテルに到着後は、まずは荷物をロビー階のフロント前で預け、そのまま2階のセミナー室オリーブルームへご案内しました。そこで、進藤先生によるワンポイント講座の後、夕食をおとりいただき、初日を終えましたが、夕食時の雰囲気はとても和やかでした。

多賀城跡で解説される進藤先生

◆2日目  10月10日(金)  <仙台→平泉→奥州→秋田>

6:45~ ホテルレストランにて朝食ヴァイキング

8:00 ホテル出発

*東北自動車道(仙台宮城IC~一関IC)経由で平泉へ

9:30~10:50 仏の世界を表現したと伝わる浄土庭園で有名な毛越寺見学

毛越寺の庭園

*「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界遺産登録

*本堂・南大門跡・大泉ヶ池で進藤先生による全体の解説

*開山堂:毛越寺を開山した慈覚大師(円仁)を祀るお堂で両界大日如来像を安置

*嘉祥寺:基衡公が着手、秀衡公が完成させたお堂で、本尊は薬師如来

*金堂円隆寺:毛越寺の中心的伽藍で本尊は運慶作の薬師如来

*遣水:山水を池に取り入れる水路

*常行堂:本尊は宝冠阿弥陀如来で「延年の舞」が神仏に奉納される

*出島と池中立石:荒磯の風情を表現しており、毛越寺庭園の象徴

10:50 バスにて中尊寺へ

11:00~12:30 奥州藤原氏初代藤原清衡が建立した中尊寺見学

中尊寺金色堂

*参道である月見坂ではなく、女坂から金色堂へ

*金色堂:現存する唯一の創建遺構で平安仏教美術の最高峰で極楽浄土を表現

*本堂:中尊寺の根本道場で新本尊の丈六釈迦如来座像の開眼法要が行われた

*讃衡蔵:3体の重文の仏像他、三千点を越える山内寺院の文化財を収蔵・展示

*金色堂旧覆堂:室町時代中ごろに建立の金色堂を風雨から守ってきた旧い覆堂

*白山神社能舞台:仙台藩によって再建さてた近世の能舞台遺構で重要文化財

見学後、月見坂を下って平泉レストハウスへ

12:45~13:40 平泉レストハウスにて昼食

*月見坂御膳(白金豚つみれ鍋)

*昼食後はショッピングタイム

13:40 バスにて奥州市埋蔵文化調査センターへ

14:05~ 奥州市埋蔵文化調査センター

奥州市埋蔵文化調査センターの「アテルイ面」

*佐久間賢センター長による解説

*胆沢城と古代東北蝦夷の世界を展示

*蝦夷の首長・アテルイに関する展示

*センター内でのビデオ学習の後、胆沢城跡へ

15:10~15:45 坂上田村麻呂が造営した平安初期の古代城柵、胆沢城跡見学

古代城柵の胆沢城跡

*802年に桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂が造営

*一辺675mの築地(土をつき固めた塀)で区画されていた

*蝦夷征討の軍事拠点というより、律令体制拡大のための「役所」

*南大路跡、外郭南門跡、政庁前門跡、官衙、政庁地区等を見学

15:55 バスにて秋田へ(水沢IC~秋田中央IC)

17:10~17:30 西仙北SAにて休憩

17:45 ホテルメトロポリタン秋田チェックイン

*秋田駅前のデラックスなビジネスホテル

18:30~19:30 ホテルにて夕食

 

〔旅日記〕 天候は快晴

今日は仙台から平泉の世界遺産である毛越寺、中尊寺を見学後、胆沢城跡を目指します。
毛越寺は白鹿伝説により慈覚大師が一宇の堂を建立し、嘉祥寺と名付けたのが開山の由来です。
南大門跡で進藤先生より伽藍の説明を受けた後、大泉ヶ池の周囲の堂宇を見学。
「特別史跡」・「特別名勝」とその文化価値を二重に指定されているだけあって、見所はいろいろありました。
中尊寺は通常、月見坂の参道からの参拝ですが、高齢者の歩く負担を軽減させる目的で女坂を経由して金色堂から参拝しました。
国宝の金色堂、讃衡蔵、覆堂は先生の解説で回りましたが、最終的には自由見学の形で昼食場所となる平泉レストハウス前集合とさせていただきました。
平泉の次に向かった奥州市埋蔵文化財調査センターでは進藤先生のご紹介で佐久間賢センター長にご挨拶させていただき、本日は特別にセンター長自らがご案内していただくことになりました。
施設内には胆沢城跡から出土した遺物の展示に加えてアテルイを紹介するコーナーもありました。
また100インチの大画面による「古代東北蝦夷の世界」をテーマとしたビデオは分かりやすく、ためになりました。
隣接する胆沢城は802年、坂上田村麻呂によって築かれた古代城柵で、1922年、国の指定遺跡となっています。
途中、旧奥州街道を横切るので、交通には注意する必要がありますが、政庁や官衙等の広大な遺跡では古代ロマンを感じることができました。
佐久間センター長のお見送りで一路、秋田市内のホテルへ向かいましたが途中、西仙北SAで休憩をとりました。
宿泊ホテルは秋田駅前のメトロポリタンホテルで、夕食はバイキングでしたが、秋田名物のきりたんぽもあってメニューは豊富でした。

胆沢城跡で解説される佐久間センター長

 

◆3日目  10月11日(土)  <秋田→能代→北秋田→青森>

6:30~ ホテルレストランにて朝食ヴァイキング

8:00 ホテル出発

古四王神社前を経由して秋田城跡へ

8:30~ 出羽国の大規模な地方官庁遺跡、秋田城跡見学

秋田城跡

*秋田市教育委員会秋田城跡調査事務所主席主査伊藤武士氏の出迎え

8:35~9:15 伊藤主査による秋田城跡出土品収蔵庫での展示解説

*当時の役人や兵士が使用した土器や瓦等の展示

*木簡、漆紙文書「書状」、和銅開珎等の展示

9:15~10:00 秋田城の政庁、外郭東門、古代水洗厠舎見学

古代水洗厠舎

*秋田市教育委員会秋田城調査事務所の松下秀博所長による解説

*東西・南北約550mの不整方形の外郭築地塀が巡る

*鵜の木地区にある水洗厠舎は3基の便槽が並ぶ

10:05 徒歩にて古四王神社へ

10:15~11:00 古四王神社参拝

*古四王神社の亀井哲夫宮司による出迎え

*斉明天皇の時代、阿倍比羅夫が秋田地方に来た折、大彦命を合祀して創建

*境内の坂上田村麻呂が戦勝祈願をした将軍を祭った田村神社参拝

田村神社

*参拝後、お手洗い休憩 

11:00 境内前よりバスにて東北自動車道経由で能代へ(秋田北IC~能代南IC)

12:00~12:25 能代エナジアムパークで休憩

*能代ねぶながし館見学

*休憩処はまなす館やサザンドームのしろ(熱帯植物園)の施設あり

12:25 バスにて北秋田市へ

13:10~14:00 「道の駅たかのす」にて昼食

*秋田名物の御膳料理

秋田・東北自動車道経由で三内丸山遺跡へ(大館北IC~青森IC)

15:20~17:10 日本最大級の縄文集落遺跡、三内丸山遺跡見学

三内丸山遺跡

*青森県教育庁文化財保護課文化財保護主査の永嶋豊氏の出迎え

*平成7年から遺跡の整備を行い、平成14年11月に縄文時遊館が開館

*永嶋主査の案内で南盛土、竪穴住居跡、掘立柱建物跡、子供の墓等を見学

*縄文時遊館では重要文化財の大型板状土偶や縄文ポシェットの展示

バスにて秋田市内の夕食レストランへ

17:35~18:30 「魚っ喰いの田 ワ・ラッセ店」で夕食

*海鮮丼の和定食

18:35 ホテルルートイン青森駅前チェックイン

*大阪・名古屋の25名様下車

18:50 ホテルルートイン青森中央インターへチェックイン

*東京の17名様下車

 

〔旅日記〕 天候は快晴

今日は午前中に秋田城跡、古四王神社に立ち寄った後、青森の三内丸山遺跡に向かいます。
秋田城跡ではまた進藤先生のご紹介で秋田県教育委員会秋田城跡調査事務所の伊藤武士主席主査と秋田市教育委員会秋田城跡調査事務所の松下秀博所長にご挨拶させていただきました。
本来ならば古四王神社に参拝してから秋田城を見学する予定でしたが、残念ながら古四王神社の駐車場では大型バスを停めることができず、秋田城内を歩いて古四王神社に行くこととしました。
まず、秋田城跡出土品収蔵庫において伊藤主査より秋田城からの出土品について説明を受けた後、政庁跡に案内していただきました。
外郭東門からの鵜の木地区は松下所長に解説していただきました。
特に古代の水洗厠舎は現代の水洗便所のシステムそのもので皆さん感動されてました。
水洗厠舎を見学した後は、松下所長の案内で城内を抜けて徒歩で古四王神社に行きました。
古四王神社では亀井哲夫宮司が出迎えてくださいました。次回はこの神社の由緒についてもお話いただけるとのことですが、境内には坂上田村麻呂が戦勝祈願した田村神社だけでなく、江戸時代の旅行家、博物学者である菅江真澄の碑も立っていました。
神社から秋田城の駐車場まで戻るのは大変でしたので、運転手さんには門前まで回送していただき、お客様には路上で速やかに乗車していただきたした。
次に目指すは三内丸山遺跡ですが、移動距離が長いため、能代を経由し、能代エナジアムパークで休憩、昼食は北秋田市の「道の駅たかのす」でとりました。
この道の駅には世界一の大太鼓をっ展示する「太鼓の館」があり、興味のある方にはお薦めです。
三内丸山遺跡では進藤先生の大学の後輩にあたる青森県教育庁文化財保護課三内丸山遺跡保存活用推進室の永嶋豊主査にご案内していただきました。
特別史跡三内丸山遺跡は日本最大級の縄文集落遺跡で、竪穴住居跡、大人の墓、こどもの墓、盛土、掘立柱建物跡、捨て場などが見つかり、集落全体の様子を探ることができます。
また、今回は特別に収蔵庫も見せていただき、実際に土器に触れることもできました。
さんまるミュージアムでは人形などを用いて、縄文人の生活の場面がわかりやすく展示されており、お客様も閉館間際まで興味深く見学されていました。
遺跡を見学後は、青森市内のレストラン「魚っ喰いの田 ワ・ラッセ店」で夕食をとった後、ホテルへご案内させていただきましたが、今晩は東京組と大阪・名古屋組は、それぞれルートイン青森中央インターとルートイン青森駅前に分宿でした。

山内丸山遺跡で解説される永嶋主査

 

◆4日目  10月12日(日)  <青森→盛岡→東京→名古屋→新大阪>

6:30~ ホテルレストランにて朝食ヴァイキング

8:00 ホテルルートイン青森駅前のお客様出発

8:15 ホテルルートイン青森中央インター宿泊のお客様と合流

8:20 東北自動車道を経由して盛岡へ(青森中央IC~盛岡IC)

10:00~10:15 岩手山SAで休憩

10:40~12:15 蝦夷と戦った坂上田村麻呂の拠点、志波城古代公園見学

志波城外郭南門

*正門となる外郭南門の前で進藤先生による「38年戦争」の説明

*復元された外郭南門は奈良の平城宮跡朱雀門に次ぐ規模

*外郭築地塀は高さ3.5m、長さ252mと全国最長の復元例

*官衙建物内には展示室があり、志波城に関するビデオ上映

12:10~13:20 創業明治40年のわんこそばで有名な東家で昼食

わんこそばの東家

*南部そば定食

13:20 昼食後、盛岡駅へ

13:30 盛岡駅の新幹線口に到着

*岩手県交通バスの乗務員さんとお別れ

*13:50までショッピングタイム

14:07 盛岡発 やまびこ50号にて東京へ

15:22 仙台着 進藤先生とお別れ

16:58 大宮着 3名様途中下車

17:18 上野着 2名様途中下車

17:24 東京着

*新幹線改札を出て解散

*大阪・名古屋発のお客様は桝井TDと東海道新幹線に乗り継ぎ

18:20 東京発 のぞみ249号で名古屋・大阪へ

20:01 名古屋着 7名様下車

20:53 新大阪着

*新幹線改札を出て解散

*長旅お疲れ様でした

 

〔旅日記〕 天候は晴れ

早くも最終日を迎え、今日は盛岡近郊の志波城を見学した後、帰路につきます。
志波城は平安時代初期、坂上田村麻呂が造営した古代城柵で、胆沢で蝦夷の首長アテルイを降伏させた翌年の803年に造営されました。
現在は盛岡市によって「志波城古代公園」として整備され、外郭南門、築地塀、官衙建物等が復元されていました。
最後の視察箇所ということもあり、進藤先生は積極的にお客様からの質問に答えて下さり、お客様も本当に喜ばれていました。
昼食はわんこそばで有名な盛岡市内の「東屋」別館で南部そば定食を召し上がっていただきました。
昼食後は盛岡駅にて4日間お世話になった岩手県交通バスの乗務員さんにお別れして、東北新幹線口へ。
出発まで時間があったので、しばらくショッピングのための自由時間をとり、再集合してから乗車ホームへご案内しました。
途中、仙台駅に到着した際、進藤先生をお見送りしましたが、本当に気さくな素晴らしい先生でした。
今回のツアーでは天候にも恵まれ、若林、桝井両名の添乗員の活躍とお客様のご協力のお陰で、無事に予定の行程のみならず、古都飛鳥保存財団の意図された趣旨も全うすることができて感謝の気持ちでいっぱいです。
この思い出は、「時の流れの忘れ物」として大事にさせていただきたいと思います。

志波城古代公園

平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』

出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。

月山頂上の月山神社

どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。

これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。

立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。

どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。

★平成芭蕉ブックス
 ①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
 『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
 ④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
 ⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅

「令和の旅指南」シリーズ

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。

平成芭蕉の旅語録

「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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