奥飛騨温泉郷福地温泉「湯元長座」での至上のひととき | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座

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奥飛騨温泉郷福地温泉「湯元長座」での至上のひととき

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日本情緒が味わえる「日本のルーツ、奥飛騨温泉郷」

奥飛騨温泉郷お薦めの宿「湯元長座」

今日は甲州街道を経由して奥飛騨の福地温泉「湯本長座」にやって来ました。
この宿は昔ながらの飛騨造りによる古民家を移築しており、木の香り、囲炉裏のぬくもりなど、懐かしいい日本の情緒を味わえるお薦めの温泉宿です。
玄関から続く廊下にも趣があって、重厚な柱や梁、そして柔らかく差し込む光が都会の喧騒を忘れさせてくれます。
お風呂も豊富な源泉を使った趣のある露天風呂や家族風呂もあって、心身ともにくつろげます。
また、食事も囲炉裏端の部屋で、飛騨牛をはじめ、奥飛騨の山の幸にこだわった「ごっつを」を堪能することができます。

飛騨に伝わる日本のルーツ

普通の人は美味しい食事に温泉でくつろいで過ごすのですが、私がこの宿を訪ねた目的は「飛騨に伝わる口碑」を実地調査してそれを旅行商品として企画することです。
よって、夕食後は財団法人飛騨福来心理学研究所(福来出版)発行の『日本のルーツ飛騨』(原著者:山本健造)を読んでいます。
カムヤマトイワレビコが神武天皇として天皇(スメラノミコト)の位につかれた際、飛騨の位山の先祖の霊に報告され、位山の一位(岐阜県の県木イチイ)の木の板を「位板(くらいいいた)」として授けられたという伝承(口碑)があるのです。
この「位板」は後に「手板」と呼ばれるようになり、笏木として天皇即位の際に献上されるようになりました。
実際、神武天皇が即位された橿原神宮付近にはヤマトの語源となった山本(ヤマモト)部落や飛騨町、上飛騨町、飛騨庄、飛田など、飛騨の人ゆかりの地名が今も残っています。
また、俗に「飛騨の口碑」と呼ばれる伝承によれば、飛騨の乗鞍岳の麓にある丹生池で、飛騨の人々が「日抱きの御魂鎮(みたましず)め」を行っていたとされ、飛騨という地名の語源は「日抱(ひだ)き」から来ているそうです。
私は明日、この太陽信仰を交えた古神道的な「日抱きの御魂鎮め」をイメージするために位山を訪ねる予定です。

奥飛騨温泉郷の旅の醍醐味は古代史探求

奥飛騨温泉郷の旅は、味覚と温泉だけでも十分ですが、私のように日本のルーツを探るという歴史的好奇心があれば、飛騨はもっと楽しめるのです。
しかし、このような旅行を企画すれば、一般的にはマニアチックと呼ばれ、敬遠されるのかもしれませんが、私は根本的に一回限りの「旅行商品」ではなく、歴史街道をテーマとした後世に「旅行資産」を作ることを念頭に置いているのです。
よって「倭姫命巡行の旅」や「北緯34度32分太陽の道」など、古代探求を続ける信念は揺らぎません。

by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

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