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芭蕉さんの旅の目的

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旅を愛するあなたへ『奥の深い細道』

旅の達人「平成芭蕉」が、松尾芭蕉の行けなかった世界の名所・旧跡を訪ねた感動の体験記録です。

「旅行+知恵=人生のときめき」で、旅行から人生が変わる体験を味わっていただけます。

芭蕉さんの「蕉風開眼」の句

「古池や」芭蕉句碑

伊賀上野「蓑虫庵」古池塚の句碑

私と芭蕉さんの出身地、伊賀上野にある史跡「蓑虫庵」は、芭蕉さんの門人、服部土芳の草庵で、現在の建物は元禄当時に建てられた芭蕉五庵のうちで現存する唯一のものです。

この庵の古池塚には芭蕉さんの有名な「蕉風開眼」の句

  古池や 蛙(かわず)飛びこむ水の音

の古い句碑が建っています。この句が詠まれた背景は次のようなものです。
芭蕉さんは深草の草庵にいて、どこからか聞こえてくる「蛙が飛び込む音」を聞いて心の中に「古池」が浮かんだのです。

つまり芭蕉さんは、蛙が飛び込むところも古池も見ていません。
この古池は現実の古い池ではなく、芭蕉さんの心の中にある「古池」です。

この句は蛙が水に飛び込む現実の音を聞いて古池という心の世界を開いたものです。

この現実のただ中に「心の世界」を切り開いたこと、これこそが「蕉風開眼」です。

「おくの細道」の旅の目的

芭蕉さんは「おくの細道」の冒頭の段に「松島の月まづ心にかかりて…」と宮城県の松島を訪ねるのが目的のひとつと書いていますが、実際はこの「蕉風開眼」をきっかけに真の俳諧を探求することが旅に出る真の目的だったと思います。

そして芭蕉さんが崇拝する西行法師の500回忌にあたる元禄2(1689)年、門人の曾良を伴って奥州、北陸道を巡った紀行文が「おくの細道」です。

「古人も多く旅に死せるあり」と記した芭蕉さんは、住んでいた家も人に譲って覚悟の上でみちのくの旅に出ました。

もともと古人が旅の途上で死んだのは覚悟の上ではありません。しかし芭蕉さんは死を覚悟の上で旅に出ました。

この強い意思と行動力が芭蕉さんの魅力であり「旅の達人」の秘訣です。

すなわち、具体的な目的意識をもって旅にでれば、旅の満足度も上がると思います。by【平成芭蕉

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