キリマンジャロの雪 タンザニア・ケニア紀行 12日間
このたび、世界遺産アカデミーのオフィシャルブログで私の書いた記事「 『 セレンゲティ国立公園(タンザニア) 』 と 『北海道・北東北の縄文遺跡群(日本)』から学ぶべきもの 」 が掲載(12月15日公開)されることになりましたので、セレンゲティ国立公園へのツアーについてご紹介します。
セレンゲティ国立公園では、広大なサバンナでのサファリ体験をお楽しみいただきました。
◆1日目 2008年11月18日(火) <羽田空港→関西空港→(ドバイ)>
18:50 羽田空港第1ターミナル7番時計前にて受付開始
18:55 日本航空71番カウンターにて各自個人チェックイン
*荷物は最終目的地のナイロビまで預ける
19:35 19番ゲートより搭乗開始
19:50 エミレーツ航空6257便(JL-185)にて関西空港へ
21:10 関西空港到着(2階)
*国際線出発階(4階)へ移動し、出国審査を終えて搭乗ゲートへ
*40番ゲートで愛知県からご参加の河合様と合流
23:15 エミレーツ航空317便(JL-5099)にてドバイへ
*機内食2回+スナック、機材A340-500(ABC-DEF-JKL)
*時差 -5時間 *所要 10時間30分
〔旅日記〕
羽田空港第1ターミナルに集合。今回のツアーは羽田空港から4名様、関西空港から1名様のご参加で、添乗員を含めて6名の小グループです。海外旅行とは言え、羽田空港から国内線で出発し、関西空港で出国するため、少し雰囲気が違った感じがしました。
しかし、これから先、どんな体験が待っているのか、ワクワクしながらの出発でした。
アラブ首長国連邦のエミレーツ航空は、関西空港を深夜に出発する夜行便でしたが、機材も新しくて快適なフライトでした。
◆2日目 2008年11月19日(水) <(関西空港)→ドバイ→ナイロビ>
5:45 (定刻5:55)ドバイ国際空港到着(2階)
*セキュリティ検査を受けて出発ロビー電光掲示板の前で解散
*ビジネスクラスのお客様をエミレーツ航空ラウンジへご案内
*新しい免税店の下見、通貨はディラハム 1Dh=25円
*乗り継ぎ便のEK-719の207番搭乗ゲートへ移動
10:15 207番ゲートより搭乗開始(バス移動)
11:30 (定刻10:45)エミレーツ航空719便(EK-719)にてナイロビへ出発
*機内食1回、機材A330-200(AC-DEFG-JK)
*時差 ー1時間
*所要 4時間55分
15:25 (定刻14:55)ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港到着
*ケニア入国審査(パスポート・入国カード書類)
*ターンテーブルで全員の荷物を受け取り団体通関(税関申告書)
16:15 現地旅行会社African Wildlife AdventuresのドライバーガイドMr.Chris の出迎えで
*現地通貨はケニア・シリング 1Ks=1.5円
*ケニア滞在中の諸注意
16:20 専用車にて宿泊先のナイロビ・ジャカランダ・ホテルへ
車窓よりナイロビ市内観光
*国会議事堂、ウフル・パーク、セントラル・パーク、コンファレンス・センター
*ナイロビは南緯1.2度(赤道から140km南)にあり、海抜1700m
*ジャカランダの花やアカシア(イエロー・フィーバー)の木が多く見られました。
17:20 NAIROBI JACARANDA HOTELへチェックイン
*ナイロビ市内は大渋滞で予定より時間がかかりました
19:00 ホテル内レストランにて夕食
*ビュッフェスタイル
【NAIROBI JACARANDA HOTEL泊】
〔旅日記〕
ドバイ国際空港到着は日付が変わり、2日目となりました。
新しくオープンしたターミナルは、広くてオイルマネーの力を感じさせる設備でした。
ナイロビ空港には少し遅れて到着しましたが、空港からホテルへの道路が大渋滞で、アフリカの一般的なイメージとは大きく異なりました。
アメリカの元大統領のオバマ氏の父親が、ケニア出身ということで、街中にオバマ氏の顔写真が見られました。
ナイロビの名前はマサイ語の「エンカレ・ナイロビ」に由来し、冷たい水という意味で、アフリカにしては水が豊富なので緑豊かな街です。
しかし、2007年の大統領選挙以降、民族対立が激化して、現在はあまり治安がよくありません。
そこで、今晩は出歩かずにおとなしく、ホテルで夕食をとって明日からの観光にそなえました。
◆3日目 2008年11月20日(木)<ナイロビ→ナマンガ→アリューシャ>
6:00 モーニングコール
7:00~7:30 朝食(ホテルレストラン)
*各自、ビュッフェスタイルの朝食
7:30 専用車にてケニア・タンザニアの国境ナマンガへ
*ドライバーはタンザニアから迎えに来てくれたMr. Jumaさん
*通常は国境で車を乗り換えますが、今回は乗り換えなし
10:35~10:50 ナマンガ国境近くの土産店でWC休憩
10:35~10:50 ナマンガ国境にてケニア出国、タンザニア入国手続
*ケニア出国カードとパスポートを提示して出国審査
*タンザニア入国カードとパスポートを提示して入国審査
*黄熱病イエローカードのチェックはなし
11:20 ナマンガ近郊のロンギド山を左手に見ながらアリューシャへ
13:15 アリューシャ市内のARUSHA HOTELへチェックイン
13:45~14:30 昼食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェスタイルの昼食
*昼食後、小休憩
16:00 専用車にてアリューシャ市内観光へ出発
16:00~18:00 アリューシャ市内及び市場を見学
*ドライバーは今日から27日までPredators Safari ClubのMr. Cosmas
*アリューシャはキリマンジャロ山に近く、鉱物資源が豊富でタンザナイトの産地
*カルチュラル・ヘリテイジ民芸品店(太鼓演奏、マサイ住居のレプリカがある民芸品店)
*アリューシャ市場、アズィミオ(独立)記念碑、アスカリ・モニュメント(戦没者慰霊碑)等見学
18:10 ARUSHA HOTELへ到着
19:00~20:00 ホテル内レストランにて夕食
*ビュッフェスタイル
*フリードリンクサービス
【ARUSHA HOTEL泊】
〔旅日記〕
今日はケニアのナイロビからタンザニアのアリューシャへの移動日です。
国境の街ナマンガは、アンボセリ国立公園への入り口でもあり、また、付近にはマサイの集落もありました。
本来ならば、このナマンガ国境で車を乗り換えますが、今回はjumaさんが、早朝、タンザニアの車で迎えにきてくれたおかげで、乗り換えなしにスムーズに国境を通過できました。
ナマンガからアリューシャへの道は舗装されていて快適なドライブでした。
タンザニア最初の宿泊地であるアリューシャは、人口約20万人の高原都市で、ンゴロンゴロ自然保護区やセレンゲティ国立公園への基地となる街です。
滞在したアリューシャホテルの前には、アフリカの北のアレキサンドリアと南のケープタウンの中間点を示すモニュメントが立っています。
歴史的には、独立後の1967年にニエレレ初代大統領が、ウジャマー(家族愛)社会主義に基づく国家建設を提唱した「アリューシャ宣言」採択の地です。
我々はマーケットを中心とした下町を車窓見学し、クリントン大統領も訪れたというカルチュラル・ヘリテイジという民芸品店に立ち寄りました。
◆4日目 2008年11月21日(金) <アリューシャ→マニヤラ湖→ンゴロンゴロ>
6:00 モーニングコール
6:45~7:30 朝食(ホテル内レストラン)
7:30 チェックアウト後、サファリカーにてマニヤラ湖国立公園へ
*TOYOTAハイエースを改造したサファリカーで出発
*メル―山を眺望しながら走り、マクユニ村を経由してマニヤラ湖畔のムト・ワ・ンプへ
9:30~12:00 マニヤラ湖国立公園サファリツアー
*マニヤラとは「豊かな森」という意味で、多彩な生物相が観察できる
*猿ではブルーモンキー、アヌビスヒヒ、ベルベットモンキー(ブラックフェイス)
*インパラ、アフリカゾウ、マサイキリン、カバ、シマウマ
*鳥類ではフラミンゴ、アフリカハゲコウ、ハタオリドリ等
*バオバブ…悪魔が根ごと引き抜いて逆さまに突き刺したという伝説をもつ
*ソーセージ・ツリー…実がソーセージの形をしているので、この名前がついた
13:00~14:30 昼食(マニヤラ・セレナ・ロッジのレストラン)
*ホテルのプールサイドから眺める国立公園の壮大な景色は圧巻
14:35~14:50 マサイの民芸品店(キュリオ・ショップ)
*マコンテ彫刻の木彫り、バティック、カンガ、キテンゲ、ティンガティンガ等
*コーヒー豆はありませんでした
15:00 カラトゥにて給油、WC休憩
*カラトゥはタンザニア有数の小麦とトウモロコシの産地
15:40~16:00 ンゴロンゴロ保護区のメインゲート到着
*ビジターセンターデンゴロンゴロC.A.について説明
*クレーターの深さは600m、火口壁に囲まれた自然の楽園
*キリンとインパラ以外のほとんどの動物が観測できる
16:10~16:20 ンゴロンゴロのクレーターを見下ろす展望台で記念写真
*この地で自然保護に命を捧げた人への記念碑がある
17:00 NGORONGORO SOPA LODGEへチェックイン
19:00~20:00 ホテル内レストランにて夕食
*ビュッフェスタイル
【NGORONGORO SOPA LODGE泊】
〔旅日記〕
やはりタンザニアの地は遠く、サファリが開始できたのは、日本を出発してから4日目でした。
サファリ観光の起点となるアリューシャは日本の富士山よえい高いメル―山(標高4566m)の麓にあり、ケニアとの国境の街ナマンガにも近いことから賑やかな街でした。
しかし、アリューシャの街から車で2時間も走ると、もうそこはアフリカらしいサバンナの原風景でした。
最初に訪れたマニヤラ湖国立公園は、大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の底にあるソーダ性の湖が中心で、森林帯や草原もあり、ブルーモンキーのようにこの地でしか見れない動物を含め、バオバブの木など多彩な生物相が観察できました。
また、遠くでしたが、カバやフラミンゴも観察でき、アフリカの小学生の社会見学にも出会いました。
ンゴロンゴロ保護区内に入ると道路は赤土の蛇行した急坂となり、火口縁に上りつめた所にある展望台からの眺めは雄大でした。
まさに人類発祥の地という感じで、人が関与する前の地球はこんな感じかなあと思いを巡らせました。
◆5日目 2008年11月22日(土) <ンゴロンゴロ>
6:00 モーニングノック
6:30~7:30 朝食(ロッジ内レストラン)
8:00 サファリカーでンゴロンゴロ保護区へ早朝サファリ開始
8:00~13:30 ンゴロンゴロ保護区サファリツアー
*レライの森、マカトゥー湖、ゴイトクトクの泉を巡る
*鹿類ではトムソンガゼル、グランドガゼル、コークスハーテビースト
*ビッグ5のクロサイ、ライオン、バッファロー、アフリカゾウ
*マサイキリン、コモンシマウマ、ヌー、イボイノシシ、ブチハイエナ
*アヌビスヒヒ、カバ、珍しいチーター
*鳥類ではダチョウ、カンムリツル、ホロホロチョウ、テリムクドリ、ハタオドリ、エジプトガン、アフリカハゲコウ等
*途中、レライの森(アカシアの森)、ゴイトクトクの泉(枯れない泉)でWC休憩
14:00~15:00 昼食(ンゴロンゴロ ソパ ロッジのレストラン)
*ビュッフェスタイル
*昼食後は夕食までフリータイム
19:30 夕食(ロッジ内レストラン)
*ビュッフェスタイル
*レストラン従業員による歌と踊りのショー
【NGORONGORO SOPA LODGE泊】
〔旅日記〕
今日は1969年にユネスコ世界遺産に登録されたンゴロンゴロ保護区のサファリツアーです。
ンゴロンゴロとは、マサイ語で「大きな穴」を意味し、このクレーターは世界第6位の大きさです。
環境保護のため、クレーター内の滞在は6時間以内ということで、朝から通しで動物観察をし、昼食時間は少し遅くなります。
今回は、大変ラッキーなことに保護されているクロサイ23頭のうちの1頭に巡り会うことができました。
遠方だったので、双眼鏡で確認できた程度でしたが、早くもビッグ5のうちの4つは見たことになります。
残るビッグ5の豹(ジャガー)には会えませんでしたが、同種の珍しいチーターは間近で見ることができました。
また、ライオンは雌でしたが、動き始めると周囲のヌーやシマウマの群れが乱れ、私は「百獣の王」の威厳を感じました。
なお、この地は夜空も素晴らしく、遠い地平線が暗闇に消えた後、満点の星空を眺めていると煌めく星座の物語が聞こえてくるようです。
◆6日目 2008年11月23日(日) <ンゴロンゴロ→オルドバイ峡谷→セレンゲティ>
6:30 モーニングノック
7:00~8:00 朝食(ロッジ内レストラン)
8:00 サファリカーでセレンゲティ国立公園へ向けて出発
10:15~10:45 マサイ村訪問
*マサイの戦士モランの歓迎ダンス
*マサイの女性達による歓迎の歌と踊り
*マサイジャンプの実践体験
*マサイの住居内見学
*マサイの幼年学校訪問(英語の授業参観)
11:00~11:20 オルドバイ峡谷の博物館見学
*オルドバイとはマサイ語でサイザル麻の意味
*人類の祖先ジンジャントロプス・ボイセイの人骨が発見された場所
*博物館にはルイス博士とマリー夫人の人骨発見の経緯が写真で説明
*「グレート・ジャーニー」関野吉晴氏の終着点ラエトリはここから約40km
12:20~13:00 セレンゲティ国立公園ナービ・ヒル・ゲートにてランチボックスの昼食
*セレンゲティとはマサイ語で「果てしない平原」の意味
*テリムクドリやハタオリドリが多く見られました
13:10 セレンゲティのヘソにあるセロネラ地区への移動サファリ開始
*セレンゲティの主役ヌーやシマウマの群れ
*グラントガゼル、トムソンガゼル、ダチョウ等
*木の上で休む雌ライオン
15:00~16:00 セロネラ・インフォメーション・センターにてWC休憩
*ハイラックスやトカゲ(Agama Lizard)が見られる
*岩丘群コピー(Kopje)の野外展示場にて現地ガイドの説明あり
17:00 SERENGETI SERENA LODGEへチェックイン
19:30 夕食(ロッジ内レストラン)
*ビュッフェスタイル
【SERENGETI SERENA LODGE泊】
〔旅日記〕
今日はンゴロンゴロ保護区からセレンゲティ国立公園への移動日です。
途中、オルドバイ渓谷の手前にあるマサイ村に立ち寄り、マサイジャンプや踊りで歓迎を受けた後、彼らの住居や学校も見せてもらいました。
さすがに長老は貫禄があって、彼らの民芸品の売買に関しても最終的には長老が値段を決めているようです。
オルドバイ渓谷は、グランドキャニオンを小さくしたような所ですが、ここに我々の祖先が住んでいたかと思うと感無量です。
1959年ルイス博士とマリー夫人が約180万年前の猿人の人骨を発見したことにより有名になった場所です。
この地にある博物館ではオルドバイ文化と呼ばれる石器文化の出土品や人骨が発見された当時の模様が写真で展示されており、興味深い内容でした。
人類はこの地、東アフリカに誕生したと言われ、そしてアフリカを飛び出してアジアに広がり、極北の地を経て最終的に南米のパタゴニアに到達ました。
この人類の5万キロに及ぶ遠征を「グレートジャーニー」と呼びますが、日本人探検家、関野吉晴氏はこの大遠征を逆ルートで巡り、その終着地はこの近くです。
オルドバイ渓谷を後にセレンゲティ国立公園に入ると、名前の通り、果てしないサバンナが広がっていました。
ヌーやシマウマの大群に出迎えられて、セオネラではインフォメーション・センターに立ち寄り、現地ガイドの説明を受けてから宿泊ロッジにチェックインしました。
◆7日目 2008年11月24日(月) <セレンゲティ>
6:00 モーニングノック
6:30~8:00 朝食(ロッジ内レストラン)
8:00 セレンゲティ国立公園サファリドライブに出発
*Seronera ValleyよりMaasai Kopjes、Ghimba Kopjes地区をドライブ
*マサイキリンの群れ、木の上で休む豹
*エジプトガンとカバ、グランドガゼル、トムソンガゼル
12:00~12:40 セレンゲティ・ビジターセンターのピクニック・テーブルでランチボックスの昼食
*テリムクドリやハタオリドリが餌を求めてやってきます
12:45 Magagwa Hillからセロネラ地域のサファリドライブ
*大型のレイヨウ類トピ、リードバック、コークスハーテビースト(コンゴニ)
*樹上のメスライオン数頭、キリン、ヒョウガメ、セクレタリーバード
*カバが生息する沼、ベルベットモンキーの家族
*道路脇で2頭のメスライオンと帰路に小型のレイヨウ類ディクディクと遭遇
16:30 ロッジへ帰着
18:45 夕食(ロッジ内レストラン)
*ビュッフェスタイル
*夕食後はアクロバットショーとかタンザニアの民俗音楽舞踊鑑賞
【SERENGETI SERENA LODGE泊】
〔旅日記〕
今日はロッジで朝食を済ませた後、ピクニック・ランチを持ってセレンゲティ国立公園の終日サファリです。
マサイキリンの群れを見た直後、樹上で休む黄褐色に黒の斑点が鮮やかなヒョウを見ることができました。
ンゴロンゴロで出会ったチーターと比べると、ヒョウはチーターよりガッシリした感じです。このヒョウと出会ったことにより、ゾウ、バッファロー、ライオン、サイと合わせていわゆるビッグ5(ファイブ)を見たことになります。
そしてセレンゲティで有名なヌーの大移動を見るべく、沼地の多い湿地帯を北上しました。
午後にはカバが多く生息する沼を訪れましたが、近くの木にはベルベット・モンキー(ブラックフェイス)の家族がいてその子供たちはとてもかわいかったです。
残念ながら、オスのライオンには出会えませんでしたが、メスライオンは木の上や道路脇で間近に見えたので、まずまずの写真を撮ることができました。
また、ロッジへの帰途、貴重な小型レイヨウ類のディクディクの愛嬌ある姿も見ることができました。
◆8日目 2008年11月25日(火) <セレンゲティ>
6:00 モーニングノック
6:30~8:00 朝食(ロッジ内レストラン)
*出発前にチェックアウト、荷物はフロントに預ける
8:00 セレンゲティ国立公園サファリドライブに出発
*Seronera Valleyより多くのカバが生息するヒッポ・プールへ
*Grumeti River でワニを目撃
*キリンやトピの群れを見た後、一頭のハイエナ、ヒョウガメと遭遇
*岩丘群コピー(Kopje)の上で休むライオンの親子
*樹上で休憩するメスライオン数頭
13:30~15:00 セレナ・ロッジのレストランにて昼食
*ビュッフェスタイル
15:00~17:00 セレンゲティ・ソパ・ロッジへ移動しながらサファリドライブ
*キリンの群れや多くのレイヨウ類、イボイノシシ、バッファロー
*シュモクドリ、ハゲコウ、ワシ、サギ、エジプトガン等の鳥類も多数
*ロッジ到着前にレイヨウ類最大のエランドの群れに遭遇
17:00 SERENGETI SOPA LODGEへチェックイン
*夕食までフリータイム
19:30~20:30 夕食(ロッジ内レストラン)
【 SERENGETI SOPA LODGE 泊】
〔旅日記〕
今日はセレンゲティ国立公園3日目のサファリで、まず、ヒッポ・プールに行きました。
ここでは多くのカバが口を開けて戯れており、耳をピクピク動かすカバらしい姿が観察できました。
ここでは、サファリカーを下車することができたので、記念写真も撮ることができました。
カバの次はワニも目撃できました。そして、途中、一頭のハイエナを間近に観察することができましたが、「草原の掃除屋」というイメージはあまり感じませんでした。
岩丘群コピーの上で休むライオンも観察できましたが、中には子供ライオンもいて百獣の王ライオンと言えどもネコのように戯れており、とても愛らしく思えました。
昼食は一度、荷物を預けているセレナ・ロッジに戻り、ロッジのレストランでとりました。昼食後、少し休憩した後、同じセレンゲティ国立公園内にあるソパ・ロッジへ移動しました。
ソパ・ロッジに向かう途中ではレイヨウ類最大のエランドも見ることができ、これで昨日出会った最小のディクディクからガゼル、インパラ、トピ、ハーテビースト等の主要なアンテロープに遭遇できたことになります。
◆9日目 2008年11月26日(水) <セレンゲティ>
6:30 モーニングノック
7:00~8:00 朝食(ロッジ内レストラン)
8:00 セレンゲティ国立公園サファリドライブに出発
*Seronera ValleyよりLake Magadi地区をドライブ
*エジプトガン、サギ、遠くにフラミンゴが見られました
*多数のシマウマとヌーの群れが水を求めてやってきている
*キリンやアフリカゾウの群れ
*珍しい陸上を歩くカバに遭遇
*Moru Kopjes地区にあるMasai Rock Painting下車見学
*Moru Kopjes地区にあるGong Rocksにはユーフォルピア・インゲンスの木
13:30~14:30 セレンゲティ・ソパ・ロッジ内のレストランにて昼食
*川合様の誕生日をバースディケーキでお祝い
*レストランの従業員の方々も合唱してくれました
*昼食後、しばらくロッジにて休息
16:00~18:00 セレンゲティ・ソパ・ロッジからイブニング・サファリへ出発
*バブーン(アヌビスヒヒ)、アフリカゾウ
*キリン、シマウマ、ヌーの群れを鑑賞
18:00 SERENGETI SOPA LODGEへ帰着
20:00~21:30 夕食(ロッジ内レストラン)
*レストラン従業員による歌とダンスのショー
【 SERENGETI SOPA LODGE 泊】
〔旅日記〕
今日はセレンゲティ国立公園のMoru Kopjes地区を中心に巡りました。
この地は以前、マサイ族が居住していた場所で、彼らが岩に描いた絵が残っています。
通常、許可がなければサファリカーから外に出れない場所でしたが、たまたま地元旅行会社の取材があったので便乗して見学させていただきました。
マガディ湖付近ではセレンゲティ国立公園の主役であるヌーの群れやシマウマをたくさん見ることができました。
「昔、たくさんの動物を創った神様が、アイデアが尽きたため、ウシの角、ヤギの髭、ウマの尾などを継ぎ足して創ったのがヌーである」とアフリカの民話に書かれていますが、見れば見るほど不思議な恰好をしています。
◆10日目 2008年11月27日(木) <セレンゲティ→セロネラ→アンボセリ>
6:00 モーニングノック
6:30~7:00 朝食(ロッジ内レストラン)
7:00 サファリカーにてセロネラ空港へ
8:10~9:00 セロネラ空港待合所で待機、WC休憩
9:00 チャーター機(エアー・エクセル 5H-VAN)にてアリューシャへ
*ドライバーのCosmasさんとお別れの記念撮影
*左手にはエンバガイ・クレーター、右手にはンゴロンゴロ・クレーターが見える
*前方にはメル―山、残念ながらキリマンジャロ山は雪の中で見えませんでした
10:00 アリューシャ空港到着
*出迎えの専用車にランチ・ボックスを積んでナマンガへ出発
10:20~10:30 現地旅行会社PREDATORS SAFARI CLUBの会社訪問
*今回のツアー手配担当のMis Roseさんにご挨拶
11:20~11:30 ナマンガ国境にてタンザニア出国、ケニア入国手続
*タンザニア出国カードとパスポートを提示して出国審査
*ケニア入国カードとパスポートを提示して入国審査
*ケニアのバスドライバーMr. Chrisさんの出迎えがあり、車を乗り換える
11:30~12:00 ナマンガ国境近くの土産店でボックス・ランチの昼食
12:00 ケニアのサファリカーでアンボセリ国立公園へ
*ソロバン道路と呼ばれる未舗装の道をひた走る
12:45 アンボセリ国立公園のナマンガゲートへ到着
*マサイの土産売りが多数
12:50~18:00 アンボセリ国立公園のサファリツアー
*アンボセリとは「塩の平原」という意味で、キリマンジャロの火山灰からなる
*キリマンジャロは「輝く丘」という意味でアフリカの最高峰として有名
*多くの鳥類とアフリカゾウの群れが観察されました
*珍しい「フン転がし」に出会いました。
*キリマンジャロのキボ峰は見えませんでしたが、美しい夕陽が鑑賞できました。
18:00 ANBOSELI SERENA LODGEにチェックイン
19:30 夕食(ロッジ内レストラン)
*内容豊富なビュッフェ
*キリマンジャロは見えませんでしたが、夜空の星はきれいでした
【ANBOSELI SERENA LODGE 泊】
〔旅日記〕
今日はセレンゲティ国立公園よりケニアのアンボセリ国立公園への移動日です。
タンザニア滞在中、お世話になったドライバーのCosmasさんとセロネラの空港でお別れし、我々はセスナのチャーター機で空路アリューシャに飛びました。
アリューシャでは、今回の旅行の手配会社であるPredatours Safari Clubという旅行手配会社を表敬訪問しました。
手配担当のMis Roseさんは声だけでなく、実際にお会いしても魅力的な女性でした。
アリューシャから国境を越えてアンボセリのナマンガゲートまでは、未舗装の道路で、途中パンクした車を手助けしたりしました。
今日、最も印象に残ったのは、路上でフンを転がすフン転がしの奮闘ぶりでした。
あわや車に轢かれそうになりながらも、健気にフンを転がしていました。
残念ながらキリマンジャロの山頂は雲にかかって見ることができませんでしたが、きれいな夕陽にゾウの群れという素晴らしい光景に出会うことができました。
◆11日目 2008年11月28日(金) <アンボセリ→ナイロビ→ドバイ>
6:00 モーニングコール
6:30~7:00 朝食(ロッジ内レストラン)
7:00 サファリカーでナイロビへ
*朝も曇っていてキリマンジャロの山頂は見れず
*公園内でメスライオンが道路脇を歩く姿が目撃できました
*ナマンガゲートを通過してナイロビへ
9:00~9:20 ナマンガの土産店でWC休憩
*アフリカで最後のショッピングタイム
10:30~10:35 途中のガソリンスタンドでWC休憩
*ムスリムの礼拝日でナイロビ市内は大渋滞
13:00~14:00 昼食(レストラン・カーニバル)
*アフリカン・バーベキュー(シュラスコ料理)
14:00 ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港へ
14:40 ジョモ・ケニヤッタ国際空港のエミレーツ航空カウンターにてチェックイン
*航空券、パスポートを提示して個人チェックイン
*パスポートを提示し、出国カードを提出してケニア出国手続完了
15:40 8番ゲートより搭乗開始
16:45 (定刻16:40)エミレーツ航空720便(EK-720)にてドバイへ
*機内食1回、機材 A330-200(AC-DEFG-JK)
*時差 +1時間
22:30 (定刻22:40)ドバイ国際空港到着
*セキュリティ検査を受けて出発ロビー電光掲示板の前で解散
*最後の免税店でのショッピング
17:00 デルタ航空カウンターにて個人チェックイン
*荷物はアトランタ経由成田まで預ける
20:55 デルタ航空104便(DL-104)にてアトランタへ
*ブラジル出国審査(出国カード)、手荷物検査
*機内食2回+スナック、B767-400(AB-CDE-FG)
【機内泊】
〔旅日記〕
早くも帰国日を迎えました。残念ながら、朝も曇っていてキリマンジャロの山頂は見えませんでした。
しかし、アンボセリ国立公園のゲートに向かう途中で、メスライオンの歩く姿を見ることができました。
ナイロビの街はムスリムの礼拝日に当たっていたため、大渋滞でしたが、空港には予定の時刻に到着することができ、各自スムーズにチェックインを済ませることができました。
ドバイの空港では多少疲れがでましたが、特に大きな事故もなく帰国の途につくことができました。
◆12日目 2008年11月29日(土) <ドバイ→関西空港→羽田空港>
2:50 エミレーツ航空318便(EK-318)にて関西空港へ
*機内食2回+スナック、機材 A340-500(ABC-DEF-JKL)
*時差 +5時間
16:40 関西空港到着
*入国審査、通関手続
*愛知県からご参加の川合さんとお別れ
*宅急便の手続を済ませた後、国内線出発階へ
17:30
日本航空カウンターにてJL-188便(EK-6252)のチェックイン
*搭乗開始まで一旦解散
19:15 日本航空188便(JL-188)にて羽田空港へ
20:25 羽田空港到着
*ゲートを出て解散、お疲れ様でした。
〔旅日記〕
最後の帰国便はほぼ定刻にドバイを発ち、無事に関西空港に到着しました。
関西空港で川合様とお別れし、引き続き羽田空港息の国内線に乗り継いで、他のお客様とも羽田空港でお別れしました。
思い出の多い「タンザニア・ケニア12日間の旅」でした。
私の仕事はお客様と時間を共有することによって「時の流れを物語に変える」ことですが、今回の旅行が素敵な物語として皆様の記憶に残れば幸いです。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。