藤堂良忠により俳諧の道に進んだ松尾芭蕉の観察眼
俳諧の道を究めた芭蕉さんの観察眼
芭蕉さんに最も影響を与えた人物は、まだ芭蕉さんが松尾宗房(通称、甚七郎)と名乗っていた頃に仕えた藤堂新七郎嫡子良忠(俳号は蝉吟)でしょう。
藤堂良忠は芭蕉さんより2歳年上で、芭蕉さんに俳諧の世界を紹介した藤堂家の若殿でしたが、若くして亡くなりました。
その際、芭蕉さんには「世の中利口すぎると物が見えぬ、アホウに生きるも一生」と言い残したと言われています。
そこで、芭蕉さんは良忠を偲びながら、俳諧のアホウとして己の道を歩まんと江戸へ旅立ったと考えられます。
俳諧はもともと戯れ詩(うた)でしたが、その俳諧の新天地を江戸に求めたのです。
そして、芭蕉さんは旅を通じて俳諧の道を究めたのですが、私はその成功は芭蕉さんの観察眼にあったのではないかと思います。
なぜなら、私が「旅行+知恵=人生のときめき」であることに気がついて、旅から多くのことを学べるようになったのは、シャーロックホームズの観察眼があったからと思えるからです。
高齢化による眼病対策
しかし、私も還暦を過ぎてからは視力の低下と老眼の進行を感じるので、私が観察眼を維持するために取り組んでいる眼病対策を「芭蕉さんの旅行術」としてご紹介したいと思います。
- 老眼鏡をかけて遠くをぼんやり眺める
- 外出時はなるべくサングラスをかける
- ホットタオルで目を温める
- パソコンやスマホの輝度を下げる
- パソコンは50㎝以上、スマホは40㎝以上離して見る
- ほうれん草などの緑黄色野菜、青魚を積極的に摂る
- 年に一度は眼下専門医に診てもらう
特に、1の安い老眼鏡をかけて遠くの景色をぼんやりと眺める予防法はお薦めです。
老眼鏡は本来、手元を見やすくするための眼鏡であり、これをかけて遠くを見ると、眼科医の先生の話では、目の水晶体の厚さを調節する「毛様体筋」という筋肉を弛緩させ、結果的に老眼症状が緩和するのです。
また、やはり紫外線は目に良くないので、年をとれば2のサングラスも必要です。
私の「60歳からの旅行術」では、この老眼や白内障、緑内障などの加齢による眼病対策も大切なのです。
眼病が悪化すると「頭痛」や「肩こり」のような2次的症状もでてきますので、注意しましょう。
日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!
「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことを記念して、私はみちのくを旅した芭蕉の研究本『松尾芭蕉の旅に学ぶ』と共に『縄文人からのメッセージ』というタイトルで縄文文化を語り、平成芭蕉の『令和の旅指南』シリーズ(Kindle電子本)として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。
また、日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』、感情の老化を防ぐ私の旅日記である『生まれ変わりの一人旅』とともにご一読下さい。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅

平成芭蕉「令和の旅指南」シリーズ
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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅をしています。

平成芭蕉の旅行術
平成芭蕉は元禄時代に生きた俳聖松尾芭蕉の旅から学んだことをお伝えします。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉