レンソイスマラニャンセス国立公園と南北パンタナール大紀行 13日間
本ツアーではブラジルの絶景観光スポットのレンソイス・マラニャンセス国立公園、野生動物の楽園「パンタナール湿原」、水の楽園「ボニート」を一度の旅行で満喫できる南北パンタナール周遊紀行です。
パンタナールでは、広大な湿原を車、ボート、乗馬、トレッキングなど様々な方法でサファリ体験をお楽しみいただきました。
◆1日目 2010年8月18日(水) <成田→アトランタ→マナウス>
13:30 新東京国際空港(成田)第1ターミナル北ウィング4階団体受付Gカウンターにて受付開始
13:55 デルタ航空カウンターにてチェックイン
15:25 14番ゲートより搭乗開始
15:50 (定刻15:55)デルタ航空280便(DL-280)にてアトランタへ
*機内食2回+スナック、B777-200(ABC-DEF-JKL)
*時差 -13時間 *所要 12時間50分
14:35 (定刻15:45)アトランタ ハーツフィールド ジャクソン アトランタ国際空港到着
*米国入国審査(パスポート・税関申告書、指紋登録・写真撮影)
*通関手続(税関申告書、荷物はマナウスまでスルー)
*アトランタの空港を経由する場合は荷物の通関手続はなし
*手荷物検査・セキュリティの後、搭乗ゲート(E-18)へ移動
16:50 28番ゲートより搭乗開始
17:30 (定刻17:20)デルタ航空521便(DL-521)にてマナウスへ
*機内食1回、AB340-300(AC-DEFG-JK)
*時差 なし
*所要 5時間39分
23:50 (定刻23:59)マナウス国際空港到着
*ブラジル入国審査(パスポート・入国書類)
*通関手続(税関申告書)
0:45 現地ガイドMr. Kuniomi の出迎えでホテルへ
*JJ3642便でリオから来られた中林様と合流
*マナウス滞在中の諸注意等
22:15 ホテル トロピカル マナウスへチェックイン
*このホテルにはミニ動物園がある
【HOTEL TROPICAL MANAUS 泊】
〔旅日記〕
成田空港第1ターミナルに集合。今回のツアーは添乗員を含めて10名様ですが関西からご参加の中林様はマナウスの空港で合流のため、成田からのご出発は8名様です。最近テレビで紹介され、知られるようになった真っ白い砂丘レンソイス・マラニャンセス国立公園や生命の楽園と呼ばれるブラジル大湿原パンタナールを訪ねるのが今回のツアーの目的です。
まずはアメリカのアトランタを経由してアマゾナス州のマナウスを目指します。
マナウスと言えばアマゾン川ですが、ブラジルにおける日本人移民の主要な入植地でもありました。
アマゾン川は世界最大の流域面積を有し、「緑の地獄」とさえ言われるジャング ルの中をとうとうと流れています。そのアマゾンの真っ只中にある大都市マナウスからツアーは始まります。
アマゾン盆地の東部に位置し、本流ソリモインス川と支流ネグロ川合流点より約10km上流のネグロ川河畔にあり、2河川合流点観光の拠点となっています。
空港では今回お世話になる現地ガイドの錦さんの出迎えがあり、また現地合流した中林さん共々速やかに宿泊ホテルに向かいました。
そして明日からの観光に備えてお部屋にてゆっくりお休みいただきました。
◆2日目 2010年8月19日(木) <マナウス→サンタレン→ベレン→サンルイス>
6:00~10:00 朝食(ホテルレストラン)
*各自、ビュッフェスタイルの朝食
*出発までフリータイム
7:45~10:45 貸切ボートでアマゾン川クルーズツアー〔OP〕の予定がキャンセル
*ガイドのMr. KUNIOMI が船頭に連絡を取るもボートは到着せず
10:45 急遽、代わりに専用車でマナウスの市場へ
*アドウフォ・リスボア市場見学
*車窓よりアマゾナス劇場
11:45 専用車にてマナウス空港へ
12:00 マナウス空港到着
*空港にて軽食
13:00 (定刻13:00)ゴル航空1643便(G3-1643)にて北西部の町サンルイスへ
*ドリンク+スナック、B777-200(ABC-DEF-JKL)
*時差 +1時間
15:10 サンタレン空港着
*アマゾン川下流の町
15:40 サンタレン空港発
17:00 ベレン空港着
*パラ州の州都でアマゾン河口の町
17:30 ベレン空港発
18:30 サンルイス空港着
*大西洋の河口の中洲に位置する
*マラニョン州の州都
*現地ガイドMr. Augusto の出迎え
19:00 専用車にてホテルへ
19:30 ホテル ペスターナ サン・ルイス リゾート到着
20:00 ホテル内レストランにて夕食
*ビュッフェスタイル
【HOTEL PESTANA SAO LUIS RESORT泊】
〔旅日記〕
今日は朝からトラブルでした。2河川合流点へのボートツアーをオプションとして予定していましたが、待てどもボートが来なかったので、急遽、代案としてマナウス市場見学ツアーとさせていただきました。
マナウスのアドウフォ・リスボア市場は、1882年、パリの中央市場Les Hallesを模して造られた由緒ある市場です。
内部にはアマゾン独特の薬草や石鹸、土産物を並べる店がぎっしりと並び、魔よけなど先住民の工芸品、ピラニアの置物、強壮剤のガラナやアサイーなども売っていました。
隣りの建物には魚介や肉・野菜を売るマナウス・モデルノ市場、果物市場のフェイラ・ム・ダ・バナナ市場も賑わっていました。
時間がなかったので下車はしませんでしたが、マナウス繁栄の象徴、イタリア・ルネッサンス様式のオペラハウス、アマゾナス劇場も車窓より見学しました。
観光を終えた後は、全員揃ってマナウス空港より次なる目的地サンルイスに向けて飛び立ちました。
途中、サンタレン、ベレンのアマゾン流域の2箇所の都市を経由してサンルイスに到着。
空港では現地ガイドMr. Augusut の出迎えがあり、一路、宿泊予定のリゾートホテル Pestana Sao Luis Resort に向かいました。
リトラーニャ海岸前に建つリゾートホテルですが、1泊では十分くつろげないのが残念です。
◆3日目 2010年8月20日(金)<サンルイス→バヘリーニャス→レンソイス→バヘリーニャス>
6:00 朝食(ホテルレストラン)
*各自、ビュッフェスタイルの朝食
6:30 専用車にてサンルイス空港へ
*Mr. Augustoの案内
*バヘリーニャス空港閉鎖のためレンソイス砂丘上空までの遊覧飛行
7:00 サンルイス空港到着
*2機のセスナ利用の予定が1機となり、2班に分けて飛行
8:00~9:30 第1班レンソイス遊覧飛行
*オペラトゥール社の小型機(6人乗り)にて遊覧飛行
*Vassouras, Cabure, Mandacaru, Brasilia, Atins
*Baixa Grande (an Oasis in the middle of the National Park)
*レンソイスの遊覧飛行では太陽の光によって真っ白に輝いている砂丘が、刻々と姿や色が変わっていきます。
*日に照らされている時間はピンク、夕日が沈む時刻には美しい黄金色に見えることもあり、さらに砂丘の表面の凸凹に
よって表情が変わります。
第2班は近くのスーパーにご案内
10:00~11:30 第2班レンソイス遊覧飛行
第1班は近くのスーパーヘMr. Augustがご案内
11:40 専用車にてバヘリーニャスへ
*荷物を積んで陸路バヘリーニャスへ
*「ペドラ・グランジ」レストランにて休憩
15:50 ホテル グラン ソラール レンソイス リゾートへチェックイン
*身支度の後、フルーツを食べて出発
16:15 四輪駆動車でレンソイス観光
*サンダル・ウィンドブレーカー等用意
*途中、渡し舟で川の対岸へ
17:30~18:30 レンソイスマラニャンセス国立公園
*サンセット・ポイントにて夕陽鑑賞
19:40 グラン ソラール レンソイス リゾート到着
20:00~21:00 ホテル内レストランにて夕食
*ビュッフェスタイル
*フリードリンクサービス
【GRAN SOLARE LENCOIS RESORT泊】
〔旅日記〕
本来ならば、サンルイス観光をした後、レンソイスの玄関口バヘリーニャスへ飛行機で飛び、ゆっくりレンソイス・マラニャンセス国立公園を訪ねる予定でしたが、残念ながら、バヘリーニャス空港が現在も閉鎖されているため、陸路での移動となりました。
そこで、なるべく早い時間に2機のセスナでレンソイス遊覧飛行を手配していましたが、利用できるセスナ機が1機となり、5名ずつ交代での遊覧飛行となりました。
幸い、レンソイスの白砂漠遊覧飛行は無事に終えることができましたが、サンルイスの出発は大幅に遅れ、昼近くの出発となりました。
そこで、途中のドライブインでの昼食も考えましたが、Bacabeir手前の交通事故による大渋滞で止むなくバヘリーニャスへ直行しました。
ホテル到着後も時間がなかったのでフルーツのみで速やかに準備し、四輪駆動車に乗り換えてレンソイス・マラニャンセス国立公園を目指しました。
なんとか、日没前にサンセット・ポイントに到着して美しい白砂漠での夕陽を鑑賞することができました。
レンソイス・マラニャンセスとはポルトガル語で「マラニョンのシーツ」と言う意味。
国立公園は大西洋に面して広がる白い砂漠で広さはなんと東京23区の2倍です。
幻想的なサンセットを見学した後はまた、同じ道を渡し舟に乗ってホテルに戻りました。
◆4日目 2010年8月21日(土) <バヘリーニャス→サンルイス→ブラジリア→クイアバ>
6:00 モーニングコール
6:30 荷物出し
6:30~7:00 朝食(ホテル内レストラン)
7:00 チェックアウト後、専用車にてサンルイスへ出発(145km)
9:45~10:00 「ペドラ・グランデ」レストランにて休憩
11:30~12:45 サンルイス市内観光
*ドン・ペドロ2世広場、レオエス(ライオン)宮殿
*セー教会…守護神ノッサ・セニョーラ・ビトリアが祀られる
*カルモ教会とカルモ広場(セントロの中心)
*カーザ・ダス・チュルハス市場…円形の歴史の古い市場
12:00~13:00 市内レストランにて昼食
*チキン又は魚の選択
昼食後は新市街を車窓見学
*中心広場はオスカー・ニーマイヤーの設計
14:35 サンルイス空港到着
15:40 ゴル航空1971便(G3-1971)にてブラジルの首都ブラジリアへ
*ドリンク+スナック、B737-700
*時差 なし
18:05 ブラジリア空港着
*空港内両替所にて現地通貨への両替ご案内
*空港内レストランにて夕食
*夕食後、搭乗ゲートへ
21:10 ゴル航空1764便(G3-1764)にて北パンタナールのクイアバへ
*時差 -1時間
*所要 1時間10分
21:50 クイアバ空港着
22:30 現地ガイドMr. Julio Abe の出迎えでホテルへ
22:50 ホテル マット グロッソ パレス到着
【HOTEL MATO GROSSO PALACE泊】
〔旅日記〕
バヘリーニャス空港閉鎖のため、今日も昨日同様、陸路でサンルイスに戻ります。
バヘリーニャスはサン・ルイスから東へ260km、レンソイス・マラニャンセス国立公園への拠点となる街ですが、空港だけでなく、まだ多くの観光客を受け入れる設備は十分ではありません。サン・ルイス到着後は徒歩で市内観光にご案内しました。サンルイスはブラジルで唯一、フランス人によって築かれた街で、その名もルイ14世にちなんで名付けられました。旧市街のセントロは植民地時代のタイル張りの建物が残り、歴史地区としてユネスコの世界遺産に登録されています。
ドン・ペドロⅡ世広場の正面にあるセー教会は、サンルイスの象徴で守護神のノッサ・セニョーラ・ビトリアが祀られたシンメトリーの美しい建物です。内部はバロック式の祭壇があり、今日は結婚式のためか美しい花で飾られていました。
昼食後はサンルイスよりブラジリア経由でクイアバに向かいました。
夕食はブラジリア空港内のレストランで取りましたが、今回、米ドルが使用できないケースが多いので、空港内両替所にて現地通貨に両替をお勧めしました。
クイアバ到着後は市内のマット グロッソ パレスにチェックインしましたが、明日以降は少しずつ日程的にゆとりがもてそうでほっとしました。
◆5日目 2010年8月22日(日) <クイアバ→ポコネ→北パンタナール>
6:00 モーニングコール
6:00~7:30 朝食(ホテルレストラン)
7:30 チェックアウト後、専用車にてポコネへ(100km)
7:45~8:00 クイアバのスーパーに立ち寄り
*ミネラルウォーター等を購入
9:15~9:25 ポコネの土産品店でWC休憩
9:30 ポコネの教会でPhoto Stop
9:35~12:40 パンタナール縦断道路を動物観察しながらドライブ
*カピバラ、ワニ、トゥユユ、サギ類等
*水草のまわりに南米レンカクやオニオオハシ、トキ等の鳥類
13:15 ポサーダ・アララス着後、チェックイン
*パンタナール湿原は、生息する動植物の種類では世界一と言われる「野生動物の楽園」であり、乾季(7月~10月)は
v湿原の水位が下がり、たくさんの池が出現して鳥や野生動物の活動が活発になります。
13:40~14:00 ホテル内レストランにて昼食
*ビュッフェスタイル
*昼食後はしばらく休憩
15:30~17:30 ロッジ周辺のエコツアー
*乗馬体験
夕食まで休憩
19:30 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェスタイル
【POUSADA ARARAS泊】 〔旅日記〕
今日はクイアバからポコネを経由してパンタナール縦断道路を動物観察しながら北パンタナールのポサーダ アララスへ向かいます。
クイアバは北パンタナールの入り口でマット・グロッソ州の州都です。
開拓者パスコアウ・モレイラ・カブラルがコシボ川、プライニャ川河岸で金を発見したことから開発が始まりました。
金の枯渇とともに衰退しましたが、サトウキビ生産地が確立されてからは都市化が進み、現在は北パンタナールやギマラインス高原を背景に観光都市としても人気を集めています。
クイアバから約100km走ってポコネの街で休憩した後、トランスパンタネーラことパンタナール縦断道路のゲートをくぐりました。
この縦断道路は雨期にも浸水しないように周囲を掘り下げ、土を盛り上げて造られており、また乾期でも道の両側に水溜りが残って動物や鳥たちも集まってくる。
早速、パンタナールのシンボル、トゥユユことズグロハゲコウや世界最大のげっ歯類の愛嬌あるカピバラの歓迎を受けました。
水辺にはカピバラのそばにパラグアイ・カイマン(ワニ)やダイサギやベニヘラサギも多く見られました。
ホテル到着後は昼食を取り、しっばらく休憩の後、ロッジ周辺を乗馬にてトレイルしましたが、馬上から眺める夕陽は格別でした。
◆6日目 2010年8月23日(月) <北パンタナール(アララス→マット グロッソ>
6:00 モーニングコール
6:30 朝食(ホテルレストラン)
7:30 車にて北パンタナール湿原観光
*カピバラ、ワニ、トゥユユ等
*ピンク色と黄色のイッペーの花が美しい
9:30 Mato Grosso Hotelに到着
10:00~12:00 桟橋よりボートクルーズ
*リオ・クラロのクルーズ
*カワウソが魚を食べるシーンが印象的でした
12:00~13:00 Mato Grossoホテル内レストランにて昼食
*ビュッフェスタイル
*昼食後はしばらく休憩
13:30~15:00 桟橋にてピラニアフィッシング
15:10 車にてホテルへ
16:30 ポサーダ アララス帰着
16:45~18:15 展望塔にて夕陽鑑賞
*Mirante da Garca
19:30 ホテル内レストランにて夕食
*ビュッフェスタイル
20:30~22:45 ナイトサファリ
https://youtu.be/J_mXu6VISUA *カピバラ、オオアリクイ
*パンタナール・ヌマジカ 【POUSADA ARARAS泊】
〔旅日記〕
今日はパンタナール縦断道路を動物観察しながら南下し、ボートクルーズやピラニア釣りを楽しみます。
朝は鳥の鳴き声で目覚めましたが、ホテルの名前になっているアララ(スミレコンゴウインコ)や愛嬌のあるトゥカーノ(オニオオハシ)も見ることができました。
ボートクルーズの拠点、マット・グロッソまでの道端にはイッペーの花が多く咲いており、日本の春のようでした。
ボートクルーズでは、水草のまわりに南米レンカクやサギ類、トキ、カラカラ等の鳥類だけでなく、カワウソが魚を食べるシーンも見ることができました。
クルーズの後の桟橋でのピラニアフィッシングでは、最初は餌をとられてばかりでしたが、コツを覚えてからはピラニア以外に美味なピンタードを釣った方もいらっしゃいました。
ホテルに戻ってからは、徒歩でホテル近くの展望塔よりパンタナールに沈む夕陽を鑑賞しました。
ナイトサファリではオオアリクイ、パンタナール・ヌマジカ等を見ることができましたが、カメラでの撮影はなかなかうまくいきませんでした。
◆7日目 2010年8月24日(火) <北パンタナール→クイアバ→カンポグランデ>
5:15 モーニングコール
5:40~6:30 サンライズツアー
*Tower of Monkeys 展望台より朝日鑑賞
6:30 朝食(ホテルレストラン)
7:30 専用車にてクイアバの空港へ
*パンタナール横断道路
9:15~9:25 ポコネの土産品店でWC休憩
10:30 クイアバ空港到着
*ガイドのMr. Abeさんとお別れ
11:35 タム航空3593便(JJ-3593)にてカンポグランデへ
*AB-320
12:45 南パンタナールの入り口カンポグランジ空港到着
*ガイドのMr.Hattoriさんの出迎え
13:15 専用車にて市内のレストランへ
13:40~14:40 昼食(GAUCHO GASTAO Restaurant)
*ブラジル風バーベキュー(シュラスコ)
14:45 バスにて南パンタナールへ
17:25~17:35 ドライブインPIONEIROにてWC休憩
18:30 ファゼンダ サンフランシスコ到着
18:45 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェスタイル
19:30~21:00 ナイトサファリ
*カピバラ、オオアリクイ、オセロット
*メンフクロウ、アメリカヌマジカ
【FAZENDA SAN FRANCISCO 泊】
〔旅日記〕
今日は、早朝、展望台より朝陽を鑑賞しましたが、目の前にトゥユユの巣があって親鳥やひな鳥に餌を与える風景が印象的でした。
昼食後は北パンタナールから南パンタナールへ移動のためクイアバへ出発です。
クイアバから南パンタナールの玄関カンポ・グランジまで飛行機で飛んで、アキダウアナからミランダの先にあるファゼンダ サン フランシスコというホテルまでバス移動です。
カンポ・グランジ到着後はまず、市内のGAUCHO GASTAOという有名なシュラスコ料理のレストランで昼食を取りました。
南パンタナールは北パンタナールのように縦断する道路がないので、観光面では北よりも遅れているようです。
カンポ・グランジからホテルへの途上、アギタウアナにはフィリピンのルバング島から帰還した小野田寛郎さんの牧場があるそうです。
南パンタナールもほぼ全体が私有地となっており、そのほとんどが牧場です。
宿泊するファゼンダ・サン・フランシスコも1万5000ヘクタールの牧場で、その内、約4000ヘクタールは水田になっています。
ナイトサファリの充実度はパンタナール随一ということですが、今日は早速、大物のオオアリクイを見ることができました。
〔パンタナールのシンボル、トゥユユことスグロハゲコウ〕
◆8日目 2010年8月25日(水) <南パンタナール>
7:00 朝食(ホテル内レストラン)
8:30~11:45 オープントラックにてサファリ
*カピバラ、カイマン、ハゲコウ等
*CARANDA TRAIL散策
*他の日本人グループと同乗
12:00~13:00 ホテル内のレストランにて昼食
*ビュッフェスタイル
14:00~16:00 ミランダ川ボートクルーズ
*南パンタナールのRio Miranda
*船上にてピラニア釣り
*ワニ(パラグアイ・カイマン)の餌付け
16:20 ホテル帰着
*夕食までフリータイム
19:30~21:30 野外でのシュラスコディナー
*ホテル近くの丘Morro do Luauでのバーベキュー
*予定されていた踊りはなし
【FAZENDA SAN FRANCISCO 泊】 https://youtu.be/nSb29vDm22A
〔旅日記〕
今日は南パンタナールの湿原をオープントラックとボートで巡りました。
しかし、残念ながら同乗したの日本人グループが騒がしく、せっかくの鳥や動物もすぐに逃げてしまい、集中して動物を撮ることができませんでした。
ミランダ川のボートクルーズでは、北パンタナールと同様にピラニアフィッシングをしましたが、場所が悪かったのか前回ほどは釣れなかったようです。
また、船上からピラニアを餌にワニの餌付けを見ましたが、やはり、迫力がありました。
パンタナールはブラジル側が14万平方kmと最も広く、パラグアイ、ボリビアの3国にまたがるその面積は、日本の本州とほぼ同じ23万平方kmと言われています。
パンタナールと言えば湿原をイメージしますが、実際は森、テーブル状の台地や河川、湖沼群とさまざまな要素から成り立っています。
そして水没しない部分の多くは牧場として利用されていますが、インドから移入されたという毛色の白いネロリ牛が一番多く見られました。
こちらの夕陽は残念ながら雲がかかっていましたが、とても美しい夕焼けで、今晩はホテル近くの丘でバーベキューの夕食を楽しみました。
〔ミランダ川に映るピンク色のイッペーの花が美しい〕
◆9日目 2010年8月26日(木) <南パンタナール>
7:00 朝食(ホテル内レストラン)
8:00~9:45 ウォーキングサファリ
*カピバラ、トゥユユ、トゥカーノ、ダイサギ、ベニヘラサギ
*ガビオン・ベロが食べたカタツムリの殻やワニの死骸も発見
*ピンク色や黄色のイッペーの花
昼食まで休憩
12:00~13:00 ホテル内のレストランにて昼食
*ビュッフェスタイル
昼食後は乗馬トレイルまでフリータイム
15:00~16:30 乗馬トレイル
*徒歩にて馬小屋へ行き、乗馬の準備
*敷地内の牧場を乗馬にてトレイル
*途中、アルマジロに遭遇
18:30 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェスタイル
19:30~21:00 ナイトサファリ
*カピバラ、オオアリクイ、ヌマジカ【FAZENDA SAN FRANCISCO 泊】
〔旅日記〕
今日は南パンタナールをウォーキングサファリと乗馬トレイルで散策しました。
都会の文明の中で暮らしていると、この広々とした湿原の中でのんびりと餌をついばんでいる鳥の姿や水草、さらに時間の経過と共に刻々と変化していく空の様子を眺めていると不思議なくらい心が癒されていくように感じます。
それは、われわれ人間が動物としての本能で本物の自然に触れたことに反応してそのように感じるのかもしれません。
どこを見渡しても目に見えるものは水と牧草地、そしてところどころに見えるこんもりとした森と空だけですが、この何の変哲もない風景が妙に心を落ち着かせてくれます。
馬上から初めて眺める風景でしたが、なぜか懐かしさがこみあげてきました。
訪れる観光客によっては、見るべきものがないと不満を感じるかもしれませんが、この単調な風景が地平線の向こうまで延々と続き、文明人から自然人へ日に日に心が溶けていくような体験は貴重だと思います。
ナイトサファリでは残念ながら、満月のためか動物は少なかったようです。
しかし、念願のタマンドゥア・バンデイラことオオアリクイを見ることができたのは、ラッキーでした。
◆10日目 2010年8月27日(金) <南パンタナール>
6:30 朝食(ホテル内レストラン)
7:30 バスにてボニートへ
ベリーズ最大のリゾートアイランドで自由にお過ごしいただきす。
9:50~10:00 ドライブインLANCHONETE&RESTAURANTEにてWC休憩
11:45 ボニートのホテル ザガイア到着
*部屋で水着に着替えてスクリー川へ出発
*ボニート周辺は、いくつもの洞窟や渓流、湧水地などの観光スポットがたくさんありますが、一番の魅力は「天然の水
族館」のように澄んだ美しい川の水です。
12:30~13:30 スクリー川のレストランにて昼食
*ビュッフェスタイル
*昼食後、ウェットスーツを着てスノーケリング準備
14:00 第1班スノーケリング出発
14:30 第2班スノーケリング出発
*スクリー川のスノーケリング地点まで車で移動
*専任ガイドの指導の後、スノーケリング開始
*スノーケリングをしない人はボートに乗船して移動
16:00 スノーケリング終了後、着替えをして休憩
16:50 バスにてボニート市内へ
17:20~18:00 ボニート市内散策
*土産物店でのショッピング
*トゥカール等のモニュメントが面白い
18:15~18:30 スーパーにてショッピング
*コーヒーやチョコレート等
18:45 ホテル ザガイア到着
19:30 ホテル内レストランにて夕食 *内容豊富なビュッフェ
*ユニークなサプライズパフォーマンス
【HOTEL ZAGAIA 泊】
〔旅日記〕
今日はミランダ川水系上流の透明度の高い美しい自然を満喫できる人気スポットであるボニートを訪れました。
「美しい」という名のこのボニートでは、驚くほど透明な水が流れるスクリー川でスノーケリングを楽しみました。
ウェットスーツに着替えて、ピラプタンガ、ドラードなどの淡水魚と共に約40分ばかり川の流れにまかせて泳ぎました。
川底にはタニシやカラムージョの殻がくだけて川床を成していて青く輝き、感嘆の美しさでした。
スノーケリングの後はボニート市内を土産店を巡りながら散策しましたが、街中にはパンタナールの動物や鳥を形取ったユニークな公衆電話があり、思わず電話をかけたくなりました。
トゥカーノや実物は見れなかったジャガーなど、実にバリエーションは豊富でした。
なお、ブラジル最後の宿泊ホテル ZAGAIAでの夕食は豊富なビュッフェスタイルでしたが、ユニークなサプライズもあって思いで深い食事となりました。
〔驚くほど透明なスクリー川でのスノーケリング〕
◆11日目 2010年8月28日(土) <ボニート→カンポグランデ→サンパウロ>
6:00 朝食
7:00 バスにてボニートからカンポグランデへ
8:30~8:40 WCストップ
11:30 カンポ・グランデ空港到着
11:40 タム航空カウンターにてチェックイン
*ガイドのMr. Hattori さんとお別れ
*手荷物検査とセキュリティチェック
12:00 空港待合室にて日本食弁当の昼食
12:40 タム航空3593便(JJ-3593)にてサンパウロへ
*AB320(AC-DEFG-JK)
16:15 (定刻16:05)サンパウロGuarulhos国際空港到着
*中林さんとはここでお別れ
*国内線より国際線ターミナル1へ移動
17:00 デルタ航空カウンターにて個人チェックイン
*荷物はアトランタ経由成田まで預ける
20:55 デルタ航空104便(DL-104)にてアトランタへ
*ブラジル出国審査(出国カード)、手荷物検査
*機内食2回+スナック、B767-400(AB-CDE-FG)
【機内泊】
〔旅日記〕
今日は早くもブラジルに分かれを告げてアメリカのアトランタへ移動します。
ボニートからカンポ・グランジ空港へ向かうバスの車窓からはイッペーの花が咲き乱れる風景が印象的でした。
カンポ・グランジ空港でお世話になった現地ガイドの服部さんにお別れを告げ、空港待合室で日本食の弁当を食べてサンパウロに出発です。
サンパウロでは、引き続き世界旅行をされる中林様をお見送りしてから国際線ターミナルに移動し、デルタ航空カウンターでアトランタ行きの便にチェックイン。
出発まで時間があったので、搭乗開始までフリータイムとしてゲート集合としました が、サンパウロの空港から見た夕陽もまた印象的でした。
南米最後のサンパウロを後に、直接帰国したいところですが、まずはアメリカのアトランタでしばらく休憩です。
◆12日目 2010年8月29日(日) <アトランタ→(成田)>
5:40 (定刻5:50)アトランタ ハーツフィールド ジャクソン アトランタ国際空港到着
*米国入国・通関後、Eターミナルへ移動
*保安検査を受けてデルタ航空ビジネスクラスラウンジへ
7:30~13:00 ビジネスクラスラウンジにて休憩
*朝食およびシャワー
13:00 DL-281便の搭乗ゲートへ移動
13:40 デルタ航空281便(DL-281)にて成田へ
*機内食2回+スナック、B777-200(ABC-DEF-JKL)
*時差 +13時間
【機内泊】
◆13日目 2010年 8月30日(月) <→成田>
16:40 (定刻16:45)新東京国際空港(成田)到着
入国審査・通関後自由解散
〔旅日記〕
ほぼ定刻に日本に帰国しました。
暑い南米から帰国しましたが、日本もまだまだ蒸し暑く、皆様には体調管理にご注意いただきたいと思います。
今回のツアーではバヘリーニャス空港閉鎖等でスケジュール変更があり、また、手配上でもご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
私の仕事は皆様と時間を共有することによって、「時の流れを物語に変える」ことですが、今回の旅行を旅物語として記憶に残していただきたく、「平成芭蕉同行の旅」としてごご紹介します。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。