PASSIONSSPIELE 2010 受難劇鑑賞と中欧の旅 9日間
2020年は東京オリンピックの年ですが、ドイツのオーバーアマガウでは10年に一度のキリスト受難劇の第42回目の講演が行われます。
キリスト教関連の宗教画だけでなく、グリム童話も描かれた壁絵でも知られています。
村の人々が総出で開催する世界最大規模の「キリスト受難劇(パッションプレイ)」のイベントですが、2010年に実施した旅日記をご紹介します。
◆1日目 2010年6月1日(火) <成田→ウィーン>
8:55 新東京国際空港(成田)第1ターミナル南ウィング4階にてお出迎え
*団体受付K6番カウンターにて受付
9:05 オーストリア航空カウンターにて各自荷物のチェックイン
10:25 36番ゲートより搭乗開始
10:55 オーストリア航空052便(OS-052)にてウィーンへ
*機内食2回+スナック、B777-200(AC-DEFG-JK)
*時差 -7時間
15:45 ウィーン国際空港到着
*ウィーン入国審査(パスポート)、通関
16:45 専用バスにてホテルへ
*現地ガイドMiss ITO Miyukiさんの出迎え
*ドライバーはWienerbusv のMr.Mike
*途中、車窓よりフンデルトヴァッサー見学
17:30 BELLEVUE HOTELへチェックイン
19:00 ホテル内レストランにて夕食
*前菜 Mozarella with Tomatoes
*メイン Fried Coal Fish with Corn Rice and Vegetable
*デザート Curd Cheese, Fruit Strudel
【Hotel Bellevue泊】
〔旅日記〕
福島のいわき湯本より専用バスで成田空港第1ターミナルにご到着。
早速、オーストリア航空カウンターにてチェックインして、いざ音楽の都ウイーンへ出発です。
今回ご一緒させていただくお客様とは5月15日の説明会ですでにお会いしていいましたので、今日は堅苦しい再集合の挨拶等は省かせていただきました。
約12時間のフライトでしたが、乗り継ぎがないのでゆっくりくつろげました。
しかし、到着したウイーンの天候はあいにくの雨天でした。
また、市内は工事中の通りが多く、ホテルへは迂回ルートを取りましたが、通常ならば見ることのできない「フンデルトヴァッサーハウス」という世紀末芸術で有名な建物を見学することができて逆にラッキーでした。
宿泊するHotel Bellevueはヨーロピアンスタイルの趣のあるホテルで、近くにスーパーもあってロケーション的にも便利でした。
夕食はオーストリア料理には欠かせないモッツアレラチーズを添えたトマトの前菜にメインは白身魚のフライでした。
今日は飛行機の長旅を癒すため、早めにお部屋でお休みいただきました。
◆2日目 6月02日(水) <ウイーン>
6:00 モーニングコール
6:30~9:00 朝食(ホテルレストラン)
*ロビー階のレストランでアメリカンビュッフェ
9:00 Ms. HERZIG Ritsukoさんの案内でウィーン市内観光
*ドライバーはWienerbus のMr. Kamir
9:30~10:50 シェーンブルン宮殿入場観光
*ハプスブルク王朝の歴代君主の離宮(世界遺産)見学
*オーストリア最大の宮殿でバロック(ロココ)様式の建築
11:15~12:40 ベルヴェデーレ宮殿入場観光
*ベルヴェデーレとはラテン語で「美しい景色」という意味
*オスマントルコとの戦いで有名な将軍オイゲン公の夏の離宮
*ベルヴェデーレ宮殿上宮の「19世紀20世紀美術館」見学
13:00~14:00 昼食は市内のGastwirtschaft zum Kellergwoelbにて
*前菜 Tomato Cream Soup
*メイン Grilled Chicken with Vegetable Rice
*デザート Applestrudel with whipped Cream
14:20 ホーフブルク宮殿内に入ってミリテノン教会へ
14:40~15:00 ミリテノン教会入場観光
*「最後の晩餐」の壁画鑑賞
15:10~16:30 美術史博物館入場観光
*ブリューゲルの「バベルの塔」等の著名な絵画を鑑賞
17:00 シュテファン寺院下車
*ファサードはロマネスク様式、堂内はゴシック様式
*外装は工事中
17:10~17:30 ケルントナー通りを散策後、ホテルへ
18:30 バスにて夕食のレストランへ
18:45~19:45 夕食は市内のGRIECHENBEISLにて
*前菜 Consomme with semolina dumpling
*メイン Wiener Schnitzel with parsley potatoes and mixed salad
*デザート Sacher Cake with whipped cream
19:45 バスにてシェーンブルン宮殿コンサート会場へ
20:30~22:30 シェーンブルン宮殿コンサート
*今回は宮殿内での演奏
*演目はモーツァルトとヨハンシュトラウス
23:00 ホテル到着
*夜の観光はMiss ITOさんの案内でした
【Hotel Bellevue泊】
〔旅日記〕
今日は音楽の都ウイーンの市内観光です。あいにく雨天でしたので、宮殿や美術館の見学を中心としました。
まずはハプスブルク家が夏の宮殿として使っていたシェーンブルン宮殿を見学しました。女帝マリア・テレジアが現在の壮麗な姿に仕立てましたが、繊細で優美な曲線を駆使したロカイユ文様が用いられたロココ様式の宮殿です。
次は常勝将軍と謳われたプリンツ・オイゲン公のベルヴェデーレ宮殿を訪ねました。
今回は庭園だけでなく、「上ベルヴェデーレ」にあるオーストリア美術館に入場し、クリムトの「接吻」やシーレの代表作「死と少女」等の名画を鑑賞しました。
昼食後はホーフブルク宮殿を経てミリテノン教会を訪ね、「最後の晩餐」の壁画
を鑑賞しました。
そして、カール大公やオイゲン公の騎馬像がある英雄広場を通って、マリア・テ
レジア記念像前の美術史博物館に入りました。
向かいの自然史博物館も充実していますが、やはりウイーンに来たら、この美
術館でブリューゲルの作品等、著名な絵画を鑑賞すべきでしょう。
今日、最後の観光場所はウイーンのシンボルともいうべきシュテファン大聖堂で
す。正面入り口のリーゼントーア(巨人の門)はロマネスク式の特色が表れてい
ますが、堂内や鐘楼などはゴシック様式で建てられています。
大聖堂からはウイーンの目抜き通りケルントナー通りを散策しながらバスに戻り
ましたが、夕食の時間がせまっていたのでゆっくりと見学はできませんでした。
夕食は著名人のサインで有名なGriechenbeislにて名物料理ウインナーシュニッ
ツェルをご賞味いただきました。
夕食後のシェーンブルン宮殿コンサートは、ラッキーなことに宮殿内での上演とな
り、モーツァルトやシュトラウスの名曲を最高の舞台で堪能することができました。
◆3日目 6月3日(木) <ウイーン→ザルツブルク>
6:00 モーニングコール
7:00~8:00 朝食(ホテル内レストラン)
8:00 専用バスにてザルツカンマーグート経由ザルツブルグへ
*ドライバーはMr. Sigi
*途中、ワッハウでメルクの修道院
10:00~10:15 ザルツカンマーグート手前のSAにてWC休憩
*WCは有料¢50
12:00~12:45 サンクト・ギルゲン小観光
*モーツァルトの母アンナ・マリアの生家
*市庁舎前の少年モーツァルト像
14:00~15:00 昼食はザルツブルグ旧市街のEULENSPIEGELにて
*前菜 Mixed Salad
*メイン Tafelspitz with roasted potatoes, apple-horseradish
*デザート Pancake stuffed with white cheese
*ガイドのMis. ABE Izumi さんと合流
15:10~15:40 モーツァルトの生家入場観光
*モーツァルトが少年時代に使用したバイオリンが展示
*モーツァルト家族の肖像画
*モーツァルト直筆の楽譜や手紙
15:45~15:55 徒歩にて旧市街からマーカルト広場へ
16:00~16:30 モーツァルトの住家入場観光
*元はタンツマイスターハウス(舞踏教師の家)
*さまざまな楽器やザルツブルグの絵図等
16:40~17:00 ミラベル宮殿の庭園散策
*大司教ヴォルフ・ディートリヒが造営
*岩山の上にホーエンザルツブルグ城
*映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台としても有名
17:10~17:20 再びサルツァッハ川を渡って旧市街の大聖堂へ
*ゲトライデガッセ、大聖堂
17:25~17:55 レジデンツ広場前で自由行動
*Café Tomaselliにてウインナーコーヒー
*Café Furstにて買い物
18:15 マーカルト広場からバスにてホテルへ
18:30 RENAISSANCE SALZBURG HOTELへチェックイン
20:00 ホテル内レストランにて夕食
*前菜 Ceasar Salad
*メイン Trout Filet with parsley potatoes
*デザート Ice Cream with whipped cream
【Renaissance Salzburg Congress Centre泊】
〔旅日記〕
今日はウイーンからザルツカンマーグートを経由してモーツァルトが生まれたザルツブルグへ向かいます。
まずはウイーンから西へ高速道路を70km走った右手の台地に、オーストリア・
バロックの華と謳われるメルクの修道院が見れました。
このメルクからドナウ川に沿ってクレムスまでの間は、ワッハウ渓谷と呼ばれ、「
美しき青きドナウ」のイメージにピッタリです。
バスはグムンデンで高速を降りて、ザルツカンマーグートの美しい風景を車窓に見ながらモーツァルトの母アンナ・マリアの生まれ故郷であるサンクト・ギルゲンを目指します。
サンクト・ヴォルフガンク湖のほとりにあるこの町には少年モーツァルト像があり、
また、姉のナンネルも結婚後にこの地に住んでいました。
ザルツブルグ到着後は、旧市街のハーゲナウアー広場にあるレストランで昼食を取り、ガイドのMis ABE さんの案内でまずはモーツァルトの生家を訪ねました。
モーツァルトはここで少年時代の名曲の数々を生み出し、父や父の仲間の音楽家たちと一緒に演奏しては神童ぶりを発揮していました。
生家の次はモーツァルトが17歳から24歳までに住んだタンツマイスターハウスを見学しました。日本の生命保険会社が寄付したことで有名です。
「美しい眺め」という名の通りミラベル庭園は、色とりどりの花が咲き、目がさめるようにきれいでした。映画「Sound of Music」の名場面も思い出されます。
ザルツブルグ観光の最後はゲトライデガッセを通って大聖堂を見学し、レジデンス広場でフリータイムとしました。
この地のカフェでウインナーコーヒーを飲むと、オーストリアに来た実感がわいたことと思います。
◆4日目 6月4日(金) <ザルツブルグ→オーバーアマガウ>
5:30 モーニングコール
6:30~7:00 朝食(ホテル内レストラン)
7:15 受難劇の村、オーバーアマガウへ出発
9:30~10:30 途中、イルシェンベルグSAにてWC休憩
*オーストリアとドイツの国境付近
*WCは有料¢50
10:15 オーバーアマガウ到着
10:30~11:00 Bad Kohlgrub村 のKURHOTEL LAUTERにチェックイン
*メイングループのチェックインと昼食場所の確認
11:00 4名のお客様とBad Bayersoienへ
11:10~11:25 Bad Bayersoien村 のPARKHOTELにチェックイン
*4名様の昼食場所手配とお部屋へのご案内
11:30~12:30 メイングループはKURHOTEL LAUTERにて昼食
*ビュッフェスタイルだがスープが美味しい
12:00~13:00 4名様はPARKHOTELにて昼食
13:00 バスにてオーバーアマガウのパーキングへ
13:30 徒歩にてPASSIONSSPIELE劇場へ
*シャトルバスが来なかったため
*開演までフリータイム
14:30~17:00 PASSIONSSPIELE OBERAMMERGAU 2010
*10年に一度のキリスト受難劇鑑賞
*第1部と第2部に分かれて上演
17:15 4名のお客様をHotel Maximilianへご案内
17:30~18:30 4名様はレストランMaximillianにて夕食
17:45 メイングループをHotel Zur Roseへご案内
17:30~18:30 メイングループはレストランZur Roseにて夕食
*ビュッフェスタイル
*夕食後は第2部開演までフリータイム
20:00~23:00 PASSIONSSPIELE OBERAMMERGAU 2010の第2部鑑賞
23:30 シャトルバスにてそれぞれの宿泊ホテルへ
【Kurhotel Lauter im Park泊】(メイングループ)
【Parkhotel Bayerisoien泊】(4名様)
〔旅日記〕
今日はツアーのハイライト「オーバーアマガウの受難劇」を鑑賞する日です。
天候が心配されましたが、ザルツブルグからオーバーアマガウに向かうにつれて雲は晴れ、良いお天気となりました。
オーバーアマガウはヨーロッパの美しい村30選に入っているドイツの小さな村で、10年に一度、村を挙げて「キリストの受難劇」を演じることで世界的に有名になりました。受難劇とはイエス・キリストが十字架刑に処せられる「受難」の過程を劇にしたものです。
1633年、ペストに襲われた際、蔓延が収まったら10年に一度受難劇を上演するとの誓いを立てたことから翌1634年から上演されています。
2010年はそのPassionsspieleの年で5月15日から10月3日まで村人総出で100回以上上演されます。
幸い、私たちは天候にも恵まれ、最高の席で鑑賞することができました。
劇は第1部と第2部に分かれ、第1部が終わった後の休憩時間に夕食を取るよう
にスケジューリングされていました。
この地では、グループは分宿であったため、夕食場所も2ヶ所に分かれました。
夕食後は第2部開演までフリータイムとし、オーバーアマガウ市内を散策しました。
オーバーアマガウは木彫りの職人が多く、いたるところに木彫りの民芸品を売るお店がありました。また、素敵な壁絵でも有名で見ていて飽きません。
出演者がすべて村人ということで「村おこし」的なイベントでしたが、それがかえって感動を呼ぶようです。
帰りの混雑が心配されましたが、幸い迷うことなく、無事にシャトルバスに乗ってそれぞれの宿泊ホテルに帰ることができました。
◆5日目 6月5日(土) <オーバーアマガウ→ザルツブルク>
6:00 モーニングコール
7:00~7:30 朝食(ホテルレストラン)
7:45 バスはPARKHOTELから4名様を乗せて出発
8:00 KURHOTELでメイングループと合流してオーバーアマガウ観光へ
8:20~8:50 オーバーアマガウ市内の壁絵の家並みを見学
*「赤頭巾ちゃんの家」、「ヘンゼルとグレーテルの家」
*最も有名な「ピラトゥスハウス」と庭園散策
8:55~9:05 PASSIONSSPIELEの劇場見学
*正面玄関前の庭園にて記念撮影
9:10~9:30 オーバーアマガウ博物館入場見学
*過去の受難劇の資料が展示されている
9:45 バスにてヴィース教会へ
10:30~11:00 ヴィース教会入場見学
*カメラ・ビデオ撮影不可
*1983年に世界遺産に登録された
11:00 バスにてホーエンシュバンガウへ
11:45~12:20 昼食はHotel Mullerのレストランにて
*メイン・メニューはバイエルンのソーセージ
*昼食後はフリータイム
13:30 ミニバスにてノイシュバンシュタイン城へ
*Hotel Lisl前より乗車
*下車後、希望者は城を展望できるマリエン橋へご案内
14:35~15:30 ノイシュバンシュタイン城入場観光
*下りは各自で、最終的にバス集合
*徒歩、馬車、ミニバス等の利用
16:30 バスにてザルツブルグへ
19:45 RENAISSANCE SALZBURG HOTELへチェックイン
20:00 バスにてディナーショウのレストランSTERNBRAEUへ
20:30~22:20 映画「Sounf of Music」をテーマにしたミュージカルショウ
22:20~23:10 ディナーショウ終了後にSTERNBRAEUにて夕食
*前菜 Clear Soup with bacon dumplings
*メイン Veal Goulash with sour cream
*デザート Profiteroles with rasperry cream
23:15 ザルツブルグの市バスにて中央駅経由ホテルへ
23:30 ホテル到着
【Renaissance Salzburg Congress Centre泊】
〔旅日記〕
今日はオーバーアマガウからホーエンシュバンガウを経由し、ノイシュバンシュタイン城を見学してザルツブルグに戻ります。
大きな荷物はザルツブルグのホテルに預けてあったので、オーバーアマガウのホテル出発はスムーズでした。
まずは、オーバーアマガウの主要な壁絵の家を見学し、受難劇の歴史を知るためにオーバーアマガウ博物館を訪れました。
過去のテキストや衣装が展示され、昔の俳優さんの写真も紹介されていました。
ホーエンシュバンガウに向かう途上で世界遺産のヴィーズ教会に立ち寄りました。
ちょうどミサが行われていましたが、堂内の装飾はこれぞバロックの粋と思わせるほど見事でした。
ホーエンシュバンガウに到着し、まずはHotel Muller で昼食を取りましたが、このレストランでのソーセージはとても美味しかったです。
ノイシュバンシュタイン城への行きはミニバス利用のため、Hotel Lisl 前に並んで乗車しましたが、関西から来た一人の女性客とも知り合いになりました。
元気な方にはバスを下車した後、マリエン橋からノイシュバンシュタイン城の全景をカメラに収めてもらいましたが、橋は非常に混雑していました。
城への入場は時間が指定されており、自動改札ですが、一度失敗するとやっか
いです。中に入ると順次、部屋に案内さて、日本語の解説ガイドもあって分かり
やすくなっています。
若きフリードリッヒ2世のワーグナーにかける情熱も伝わってきました。
城の観光を終えた後、バスの駐車場へは徒歩や馬車、ミニバスという交通手段がありましたが、駐車場への集合時間が大幅に遅れてしまいました。
しかし、親切なドライバーMr. Sigi さんは夜のディナーショーに間に合わせてくれ、楽しい「サウンド・オブ・ミュージック」のショーを堪能することができました。
レストランからの帰りは市バスを利用しましたが、これも良い体験だと思います。
◆6日目 6月6日(日)<ザルツブルグ→チェスキークロムロフ→プラハ>
6:00 モーニングコール
6:30~8:30 朝食(ホテルレストラン)
8:30 バスにてチェスキークロムロフへ
9:40~10:00 RosenbergerにてWC休憩
*チェコとの国境付近
*チェコの通貨に両替
12:00 世界遺産の街チェスキークロムロフに到着
*徒歩にて駐車場からレストランへ
12:15~13:30 昼食は旧市街のTHE OLD INNにて
*前菜 Vegetable Salad
*メイン Chicken Saute with rice
*デザート Ice cream
13:30~14:15 *昼食後はフリータイム
14:15 市庁舎前より徒歩でチェスキークロムロフ城へ
14:40~15:40 チェスキークロムロフ城入場見学
*城専属のガイドによる説明
*礼拝堂、大広間に飾られた肖像画、工芸品等
*シュヴァルツェンベルク家の生活用品
16:00 城の陸橋や熊のいる空堀を見学しながら駐車場へ
16:30 バスにてチェコのプラハへ
18:45~19:00 プラハ市内手前のSAでWC休憩
19:40 DORINT DON GIOVANNI HOTELへチェックイン
20:30~21:30 ホテル内レストランにて夕食
*バッフェスタイルの夕食
*チェコのビール、ワインを試飲
【Dorint Don Giovanni Hotel泊】
〔旅日記〕
今日はザルツブルグから世界遺産の街、チェスキークロムロフを観光してチェコのプラハに向かいます。
チェスキークロムロフ城の入場料支払いにはチェコの通貨が必要なため、国境付近の両替所でユーロを交換しましたが、昔のヨーロッパ旅行を思い出しました。
チェスキークロムロフのバス駐車場から、市内のレストランまでは徒歩での移動でしたが、昨日のノイシュバンシュタイン城からの下りに比べると楽でした。
まずは、市庁舎前広場にあるThe Old Inn で昼食を取った後、しばらく各自で市内を散策していただきましたが、チェコ名物の人形劇のお店がいっぱいありました。
しかし、この人形劇のおかげで、今日チェコ語が健在であることを思えば立派な文化です。
チェスキークロムロフ城は予約制で、約1時間かけて城専属のガイドさんが説明してくれましたチェコ訛りの英語で少し聞き取りにくいのが難点でした。
城の領主であったロジェンベルク家の紋章に熊があることから、城の空堀には熊がいたのが印象に残りました。
この城の建物の総数は40、部屋数は320を超え、全体としての広さはチェコではプラハ城に次ぐ規模です。
チェスキークロムロフの観光を終えた後は、一路、百塔の町と呼ばれるプラハを目指しましたが、市内への高速は大渋滞でした。
プラハはヨーロッパでは最も美しく、また魅惑的な町なので、きっと観光客を乗せた車が多いからだと思います。
◆7日目 6月7日(月) <プラハ>
7:00 モーニングコール
6:30~9:00 朝食(ホテル内レストラン)
9:00 Mr. KOJIMAさんの案内でプラハ市内観光
*ドライバーはH+S BUSSI のMr. Pettel
9:30~10:50 プラハ城入場観光
*プシェミスル家が築いた居城(フラチャニ)
*黄金小路は工事中
聖ヴィート大聖堂入場見学
*ミュシャの下絵によるステンドグラスで有名
王宮(プシェミスル家の居館)入場見学
*後期ゴシック建築のヴラディスラフの大広間
11:00 百塔の都、プラハ市内を散策しながら市役所へ
11:15~12:15 スメタナホールで有名な市役所入場見学
*専属のガイドが同行(説明はガイドのMr. Kojima)
*スメタナホールや市長の演説バルコニー等見学
*ミュシャの天井壁画が素晴らしい
12:20 徒歩にて旧市街広場へ
12:50~13:45 昼食は天文時計前のGrand Café Prahaにて
*前菜 Broccoli Cream Soup
*メイン Grilled Trout Fish with Mashed Potatoes
*デザート Honey Pancake with Blueberry Cream
13:50~14:15 14時の天文時計の仕掛けを見学
14:20 ツェレトナー通りを歩いて火薬塔へ
14:25 城壁の塔門だったゴシック式の火薬塔見学
*昔は火薬が保管されていた
14:30~15:00 中世の石橋カレル橋散策
*欄干の上には計30人の聖人の像が並ぶ
*全長520m、幅10m
*両端にはゴシック式の塔がそびえる
15:20~16:00 旧市街広場にてショッピングタイム
*ERPET BOHEMIA CRYSTAL
*広場に立つ像は宗教改革者ヤン・フス
16:10 旧市街を散策しながらバスへ
*バロック式の聖ミクラーシュ教会
*ゴシック式のティーン教会
16:45 ホテル到着
*夕食までフリータイム
18:45 バスにて市内のレストランへ
19:00 夕食は黒ビールで有名なU FLEKUレストランにて
*前菜 Potato Soup
*メイン Czech Plate(Pork, Meat Sausage, Red Cabbage)
*デザート Cheese Cake
*バンド演奏有り
20:30 バスにてホテルへ
【Dorint Don Giovanni Hotel泊】
〔旅日記〕
今日は今回のツアー最後の観光ですが、男性のガイドさんは初めてです。
まずはその小島さんの案内で旧市街のプラハ城を訪ねました。聖ヴィートの遺骨を納める大聖堂では、アール・ヌーボーの画家として名高いミュシャの下絵によるステンドグラスが見事でした。
残念ながらフランツ・カフカが仕事場に使っていた家並み等のある黄金小路は工事中で見れませんでしたが、代わりに王宮に入場してヴラディスラフの大広間を見学しました。ここは30年戦争の発端となった事件の起きた場所でもあります。
プラハ城の次は交響詩「モルダウ」で有名なスメタナホールのある市役所へ向かいました。案内係の女性の好意により市長のバルコニーに立つこともでき、ミュシャの天井画もゆっくり鑑賞することができました。
昼食場所は旧市街広場の天文時計の目の前のレストランでした。
昼食後に天文時計が動くのを見学しましたが、最後に上の方で人が旗を振っている姿が印象に残りました。
中世さながらのカレル橋も修復中でしたが、欄干の上の聖人像はいずれも威厳を感じさせてくれました。
5つの星に願いを込めて祈っている際、盗難にあうケースもありましたが、今回は幸い無事でした。
最後の晩はチェコ名物の黒ビールで有名な FLEKUにて夕食を取りましたが、バ ンド演奏もあって楽しいレストランでした。
◆8日目 6月8日(火) <プラハ→ウイーン→>
7:00 モーニングコール
6:30~9:00 朝食(ホテル内レストラン)
9:00 バスにてプラハの国際空港へ
*アシスタントは昨日と同じMr. Kojima
9:50 プラハ国際空港到着
10:00 オーストリア航空カウンターにて個人チェックイン
*免税手続きのあるお客様は税関へ
11:40 オーストリア航空706便(OS-706)にてウイーンへ
*ドリンクサービス+スナック、機材ははDash8-400
12:40 ウイーン国際空港到着
*ターミナルを移動し、EU出国審査
*D25番ゲートへ移動
14:00 オーストリア航空051便(OS-051)にて成田へ
*機内食2回+スナック、B777-200(AC-DEFG-JK)
*時差 +7時間
【機内泊】
〔旅日記〕
早くも帰国の日を迎えました。昨日のプラハ市内を案内していただいた小島さんが今日も空港まで見送ってくれました。
かつて、チェコが東欧と呼ばれていた頃は、国営旅行社チェドックの管理による厳しい手続がありましたが、今は他の西欧諸国同様、出国審査は最後のEU通過国で行うのでプラハではいたってスムーズでした。
ウイーンで乗り継ぎましたが、ここでは出国審査と手荷物検査があったので、あわただしく搭乗することとなりました。
しかし、最終的には迷子を出すこともなく、無事に成田への便に搭乗できて本当に良かったです。
機材も最新のB777型でしたので快適でした。大きな事故もなく無事に帰国の途につけることは、いつもながら嬉しく思いますが、旅の終わりということで同時に寂しさも感じられます。
◆9日目 6月9日(水) <→成田>
8:10 (定刻8:05)新東京国際空港(成田)到着
*入国審査・通関後、出口にて集合解散
〔旅日記〕
旅の前半は雨に降られ、肌寒い天候でしたが、オーバーアマガウに到着すると快晴となり、最高の状態で受難劇を鑑賞することができました。
後半は徒歩観光が多く、皆様にはご負担をおかけしましたが、幸いにも大きな事故や怪我もなく無事に旅を終えることができました。
私の仕事は皆様と時間を共有することによって「時の流れを物語に変える」ことですが、今回の旅行が素敵な物語として皆様の記憶に残れば幸いです。
また、近い将来ご一緒できる日を楽しみにしております。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。