デンマーク王国のスヴェイネ駐日大使夫人より「ヒュッゲ」について学ぶ
12 月20 日はデンマーク大使公邸を訪ね、フレディ・スヴェイネ駐日大使夫人より、デンマークの伝統的な習慣である「ヒュッゲ」に関する講義を拝聴した後、スヴェイネ大使にもご挨拶させていただきました。
私は20代から30代にかけてVOLVO関連のツアーを担当し、VOLVO本社のあるスウェーデンのイヨテボリを訪ねた際、スカンジナビア航空を利用していた関係で必ずコペンハーゲンに立ち寄っていました。
そのため、デンマークは私にとって馴染みの国の一つで、チボリTivoli公園や人魚姫の像、ゲフィオンの泉などの光景は、今でも鮮明に覚えています。
しかし、デンマークでの一番の想い出は、世界遺産旅行講座の「クロンボー城」の記事でもご紹介しましたが、現地の人と過ごした「ヒュッゲ」のひとときです。
すなわち、デンマークの友人宅に招かれて、ろうそくの灯された食卓でスモーブロー(オープンサンドウィッチ)を食べながら、デンマーク人が大切にしている「ヒュッゲ」の時間を体験したことが、その後の私にとって大きな学びとなりました。
この「ヒュッゲHygge」とは「居心地の良い空間や時間」を大切にするデンマーク特有の習慣で、他人と比較することなく、自身が仲間や家族と心地よいひとときを楽しむ生き方です。
この習慣を知ったおかげで、私は日本人でありながら他人のことは気にせずに、自分の信念で人生を楽しむコツをつかむことができたのです。
デンマークは世界で一番幸福な国
実際、デンマークでは「人生がつらい」と感じている人はわずかに1%と言われており、2016年に国連が行った幸福度調査でもデンマークが第1位です。
すなわち、デンマークこそ世界で一番幸福な国と認められているわけですが、私はこのヒュッゲの習慣が人に幸福感を感じさせているのではないかと思います。魅力的な大使夫人から改めてヒュッゲの話を聞かせていただき、元気をもらった後は、”TEN”という2人兄弟のジャズ演奏も楽しませていただきました。
ジャズと言えば、私はナベサダこと渡辺貞夫さんの曲はよく聴くのですが、今回のTENの演奏はサックス・フルートではなく、4弦と6弦ギター(グループ名のTENはこの4弦と6弦を足した10から命名されたそうです)による演奏で、北欧神話を感じさせる優雅な調べでした。
デンマークの中の日本庭園で記念撮影
デンマーク料理のランチの前には、大使自ら公邸の庭を案内していただきましたが、デンマークの中の日本を感じました。
デンマークの王室は、日本と共に現存する王室の中では、最も長い歴史を誇ると聞いた記憶がありますが、この庭を見ていると親近感がわいてきます。
そこで、この庭園をバックにスヴェイネ大使のご家族とTENのメンバーお二人と共に記念写真を撮っていただきました。
デンマークは「福祉先進国」で消費税率も25%という日本と比較して高い税率ですが、教育や医療費は無料で、高齢者に対する福祉サービスも充実しており、人々の暮らしはとても豊かです。
これは経済的な豊かさだけでなく、ヒュッゲという習慣から時間的余裕がもたらす精神衛生上の豊かさもあるのでしょう。
日本も消費税率が上がりますが、デンマークのように使途を明確にして、真に豊かな国造りに役立ててもらいたいものです。
関連記事:デンマークの世界遺産 『ハムレット』の舞台クロンボー城
日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!
「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。
★平成芭蕉ブックス
①『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
②『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
③『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
平成芭蕉ブックス『令和の旅指南』
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って日本遺産を旅しています。
平成芭蕉の旅語録
平成芭蕉は「検索すればわかる情報」より「五感を揺さぶる情報」を提供します。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。
「令和の旅」へ挑む平成芭蕉
*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照
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平成芭蕉の旅語録~デンマーク王国のスヴェイネ駐日大使にご挨拶
更新日:
デンマーク王国のスヴェイネ駐日大使公邸訪問
デンマーク王国のスヴェイネ駐日大使夫人より「ヒュッゲ」について学ぶ
12 月20 日はデンマーク大使公邸を訪ね、フレディ・スヴェイネ駐日大使夫人より、デンマークの伝統的な習慣である「ヒュッゲ」に関する講義を拝聴した後、スヴェイネ大使にもご挨拶させていただきました。
私は20代から30代にかけてVOLVO関連のツアーを担当し、VOLVO本社のあるスウェーデンのイヨテボリを訪ねた際、スカンジナビア航空を利用していた関係で必ずコペンハーゲンに立ち寄っていました。
そのため、デンマークは私にとって馴染みの国の一つで、チボリTivoli公園や人魚姫の像、ゲフィオンの泉などの光景は、今でも鮮明に覚えています。
しかし、デンマークでの一番の想い出は、世界遺産旅行講座の「クロンボー城」の記事でもご紹介しましたが、現地の人と過ごした「ヒュッゲ」のひとときです。
すなわち、デンマークの友人宅に招かれて、ろうそくの灯された食卓でスモーブロー(オープンサンドウィッチ)を食べながら、デンマーク人が大切にしている「ヒュッゲ」の時間を体験したことが、その後の私にとって大きな学びとなりました。
この「ヒュッゲHygge」とは「居心地の良い空間や時間」を大切にするデンマーク特有の習慣で、他人と比較することなく、自身が仲間や家族と心地よいひとときを楽しむ生き方です。
この習慣を知ったおかげで、私は日本人でありながら他人のことは気にせずに、自分の信念で人生を楽しむコツをつかむことができたのです。
デンマークは世界で一番幸福な国
実際、デンマークでは「人生がつらい」と感じている人はわずかに1%と言われており、2016年に国連が行った幸福度調査でもデンマークが第1位です。
すなわち、デンマークこそ世界で一番幸福な国と認められているわけですが、私はこのヒュッゲの習慣が人に幸福感を感じさせているのではないかと思います。魅力的な大使夫人から改めてヒュッゲの話を聞かせていただき、元気をもらった後は、”TEN”という2人兄弟のジャズ演奏も楽しませていただきました。
ジャズと言えば、私はナベサダこと渡辺貞夫さんの曲はよく聴くのですが、今回のTENの演奏はサックス・フルートではなく、4弦と6弦ギター(グループ名のTENはこの4弦と6弦を足した10から命名されたそうです)による演奏で、北欧神話を感じさせる優雅な調べでした。
デンマークの中の日本庭園で記念撮影
デンマーク料理のランチの前には、大使自ら公邸の庭を案内していただきましたが、デンマークの中の日本を感じました。
デンマークの王室は、日本と共に現存する王室の中では、最も長い歴史を誇ると聞いた記憶がありますが、この庭を見ていると親近感がわいてきます。
そこで、この庭園をバックにスヴェイネ大使のご家族とTENのメンバーお二人と共に記念写真を撮っていただきました。
デンマークは「福祉先進国」で消費税率も25%という日本と比較して高い税率ですが、教育や医療費は無料で、高齢者に対する福祉サービスも充実しており、人々の暮らしはとても豊かです。
これは経済的な豊かさだけでなく、ヒュッゲという習慣から時間的余裕がもたらす精神衛生上の豊かさもあるのでしょう。
日本も消費税率が上がりますが、デンマークのように使途を明確にして、真に豊かな国造りに役立ててもらいたいものです。
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日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!
「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。
★平成芭蕉ブックス
①『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
②『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
③『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
平成芭蕉ブックス『令和の旅指南』
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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って日本遺産を旅しています。
平成芭蕉の旅語録
平成芭蕉は「検索すればわかる情報」より「五感を揺さぶる情報」を提供します。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。
「令和の旅」へ挑む平成芭蕉
*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照
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