一度は行きたい西アフリカ ガーナ・トーゴ・ベナン3ヶ国周遊15日間
西アフリカは奴隷貿易の拠点のあった国々ですが、ガーナのアクラには野口英世博士の研究室のあったコーレブ病院があります。
ガーナと日本は長年にわたり、友好関係にありますが、その先駈けとなったのが世界的な細菌学者の野口英世博士です。このツアーはそのガーナ、トーゴ、ベナンの西アフリカ世界遺産を訪ねました。
◆1日目 2009年11月3日(火) <関西空港→ドバイ>
18:20 羽田空港第1ターミナル7番時計前にて受付
日本航空71番カウンターにて各自個人チェックイン
*荷物は最終目的地のガーナのアクラまで預ける
19:30 19番ゲートより搭乗開始
19:50 エミレーツ航空EK-6257(JL-187)便にて成田出発
21:10 関西空港到着(2階)
*国際線出発階(4階)へ移動し、出国審査を終えて搭乗ゲートへ
*40番ゲートより搭乗開始
23:20 エミレーツ航空EK-317(JL-5099)便にて関西空港出発
*機内食2回、機材A300-500
*時差 -5時間
<機内泊>
〔旅日記〕
羽田空港第1ターミナルに集合。今回のツアーは添乗員を含めて6名様の小グループです。
海外旅行とは言え、羽田空港から国内線で出発し、関西空港で出国するため、ちょっと雰囲気が異なります。
途中、アラブ首長国連邦のドバイを経由し、最終目的地である野口英世博士ゆかりのアクラまでわくわくしながらの出発です。
アラブ首長国連邦のエミレーツ航空は、関西空港を深夜に出発する夜間飛行便でしたが、機材も新しく快適なフライトでした。
◆2日目 2009年11月4日(水) <ドバイ→アクラ>
4:26 (定刻5:40)ドバイ国際空港到着
*セキュリティ検査を受けて出発ロビー電光掲示板の前で解散
*ビジネスクラスのお客様をエミレーツ航空ラウンジへご案内
*新しい免税店の下見、通貨はディラハム1Dh=25円
6:00 206番ゲートへ移動
7:40 エミレーツ航空787便(EK-787)にてガーナの首都アクラへ
*機内食2回、機材A330-200
*時差 -4時間
12:30 アクラのコトカ国際空港到着
*入国カードとパスポートを提示して入国審査
*銀行にて現地通貨ガーナセディ(GHC)に両替
*ターンテーブルで荷物を受け取り団体通関
13:20 現地旅行会社.のプリンスさんの出迎え
*現地通貨はガーナ・セディ1GHC=約65円
13:30 専用車にてアクラAccra市内観光へ出発
*ガイド:Mr. プリンス
*ドライバー:Mr.ベン
14:00~14:30 ガーナ国立博物館National Museum
*専属ガイドによる説明
*エンクルマNkrumah大統領の椅子、床几、民芸品等
マコラマーケットMakola Market(車窓)
14:55~15:15 野口英世研究所(コーレブ病院内)
*2006年5月2日には小泉首相も訪問しています
*野口英世の研究室がそのまま残され、手紙等が展示されている
*隣接する記念公園には彼の胸像が建てられている
15:45 NOVOTEL ACCRAにチェックイン
*マコラマーケットに近い
*夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェ
<アクラ泊>
〔旅日記〕
ドバイ国際空港到着は日付が変わり、2日目となりました。
新しくオープンしたターミナルは、広くてオイルマネーの力を感じさせる設備です。
ガーナのコトカ空港にはほぼ定刻に到着し、現地旅行会社Expert Travel & Tours
のガイドPrinceさんが出迎えてくれました。
早速、アクラ市内の観光に出発し、まずはガーナ国立博物館で西アフリカの文化について学びました。
国立博物館と言っても規模は小さいのですが、初代エンクルマ大統領がアフリカ全土から集めた収集品ということで、エジプトのファラオの像もありました。
次に訪れた野口英世博士の研究室のあるコーレブ病院には、博士の銅像があり、猪苗代の生家を思い出しました。
ガーナと日本は長年にわたり、友好関係にありますが、その先駈けとなったのが世界的な細菌学者の野口英世博士です。
しかし、日本人でアクラという地名を知る人はまだまだ少ないと思います。
◆3日目 2009年11月5日(木) <アクラ→エルミナ>
6:00 モーニングコール
6:00~ 朝食(ホテルのレストラン)
7:30 専用車にてエルミナElminaへ出発
8:10~8:30 テシの棺桶工房
*Gomoa FettehのK&K New Generation Wood Works
*生前の職業によって注文が異なる
*自動車、魚、聖書、コブラ型等が展示されていた
11:00~12:00 WC休憩(マンケシムの街)
10:25 オランダの城砦Amsterdam(車窓)
11:10~11:50 ケープコースト城 Cape Coast Castle(世界遺産)見学
*城内の専任ガイドによる案内
*奴隷の監獄、砲台、英軍総督の部屋等
*城のかつての船着場は地元の漁師で賑わっていました
12:15~13:05 昼食(Mabel's Table Restaurant)
*ヤムイモ、ガーナ米、魚のグリル、チキン、スパゲッティ
13:20~13:50 サン・ジャゴ要塞Fort St Jago
*専任ガイドによる案内
*エルミナの街を展望できるオランダ軍の要塞
14:00~15:00 エルミナ城 St. George Castle (世界遺産)
*城の専任ガイドによる案内
*ポルトガルの教会(資料室)
*奴隷の監獄、オランダ総督の部屋
15:10~15:30 エルミナの郵便局にて切手購入
15:45 ELMINA BEACH RESORT HOTELにチェックイン
*夕食までフリータイム
*ビーチからはエルミナ城が遠望できる
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェ
<エルミナ泊>
〔旅日記〕
今日はアクラから西のエルミナへ移動しました。途中、非常にユニークな棺おけ製作工房に立ち寄りましたが、生前の職業によってお棺のデザインを決める傾向があることが分かりました。
ドライバーなら自動車型、漁師ならば魚の形をしたお棺をオーダーするそうです。
世界遺産のエルミナ城、ケープコースト城は、共に西欧人によって貿易の拠点として建設されましたが、最終的には奴隷の収容所として使用されました。
人間が人間に対して行った非人道的な行為の証として保存されています。
その収容所内の環境が良くなかったのか、エルミナ城で山口様の奥様が貧血?で倒れるというハプニングがありました。
幸い大事には至りませんでしたが、食事や環境の変化には注意が必要です。
ホテルへ向かう途中で、郵便局に立ち寄りましたが、物価の安いアフリカで切手代が高いのには驚きです。
宿泊するエルミナビーチホテルから眺めた夕陽は、奴隷貿易の海岸ということもあり、美しくも悲しい感じがしました。
◆4日目 2009年11月6日(金) <エルミナ→クマシ>
6:00 モーニングコール
6:30~7:00 朝食(ホテルのレストラン)
7:00 ホテル出発
7:20~7:45 エルミナ魚市場
*火曜日以外は2,3日の漁に出ている
*1隻の船に15人前後の漁師が乗船
8:30 ケープコーストのGSで給油
WC休憩(フォソの街)
金鉱の街オブアシ(車窓)
13:15~14:05 昼食(Kentish Kitchen Restaurant)
*チキン、魚のフライ、温野菜、ガーナ風チャーハン、パイナップル
*クマシ文化センターNational Cultural Center内
昼食後、徒歩にてプレンペ2世記念博物館へ
14:15~14:45 プレンペ2世記念博物館Prempe Ⅱ Jubilee Museum
*専属ガイドによる案内
*アシャンテ王国の展示品
15:30 REXMAR KUMASIへチェックイン
夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*内容豊富なビュッフェ
<クマシ泊>
〔旅日記〕
今日はエルミナから北上し、アシャンテ王国の都であったクマシへの移動日です。
まずはエルミナの魚市場の賑わいを見学しましたが、カラフルな船から新鮮な魚が陸揚げされて、時間の経過と共に忙しくなり、我々は邪魔者のようでした。
途中、金鉱の街、オブアシを経由しましたが、Gold Fingerという名前のレストランもあり、時間があれば立ち寄りたい場所でした。
クマシに到着後は、国立文化センター内にあるプレンペ2世記念博物館を見学しました。
ここにはアシャンテ王プレンペ2世が生前使用した高級車や有名な金のストゥール(コピー)が展示されていました。
博物館専任のガイドさんが詳しく説明してくれましたが、非常に暑く、また、展示に統一性がなかったので、工夫が必要かと思われます。
なお、宿泊ホテルは電燈がつかなかったり、湯が出なかったりでアフリカらしい設備でした。
◆5日目 2009年11月7日(土) <クマシ→エジス→クマシ>
6:30 モーニングコール
7:00~8:00 イングリッシュ朝食(ホテル内レストラン)
8:00 専用車にてクマシから東へ20kmのエジスへ
8:30~9:30 アシャンテ族の伝統的な神殿(世界遺産)見学
*エジス・ベシアスEjisu Besease村にある
*Queen MotherのYaa Asantewaaの生家に近い
*神殿守りのおじいさんによる説明
10:15 ケンテ布で有名なボンウィレへ
8:30~9:30 ケンテ布の織物センター
*BonwireのVisitor Centerでケンテ布工房見学
*本来はラフィアという椰子繊維で約10cm幅に織った布を繫げた
*希望者には名前を入れたブレスレットを編んでくれます(2 Gc.)
布の型押しで有名なントンソへ
8:30~9:30 ントンソのアディンクラ工房見学
*Ntonso Adinkra Cloth Printing工房で製作工程の説明
*染料の製造工程を実演
*それぞれの模様に意味のある型押しの実演
*一人2つづつ型押しした布を記念に購入
*アディンクラとはさよならの意味で本来は葬儀用の衣装
クマシの文化センターへ
10:40 途中、木彫りのAhwiaa、陶器のPankronoを通過
12:15~13:30 昼食(Kentish Kitchen Restaurant)
*チキン、魚のフライ、温野菜、ガーナ風チャーハン、パイナップル
*クマシ文化センターNational Cultural Center内
13:45 Manhyia Palaceへ
*宮殿から葬儀の紹介者Peter氏が同行
14:00~15:20 アシャンテ族の葬儀に参列
*亡くなられたObaapanin Afia Nsiahさんは王族のため王様が参列
*お香典を届け、身内の方や王様にも挨拶して参列
*テント最前列で会葬者の握手攻め
*音楽や踊りもあってお祭りのような葬儀でした
15:30 クマシのマーケットKejetia Market(車窓)
15:40 クマシの郵便局
*軍事博物館Armed Forces Museumの前
16:00 REXMAR KUMASI到着
夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*野菜スープ、チキン、温野菜、魚、ガーナ風チャーハン、フルーツ
<クマシ泊>
〔旅日記〕
今日は朝からトラブルです。朝食のオーダーがうまく通らず、注文の卵料理やジュースも出発間際にならないと出てきませんでした。
観光は世界遺産に指定されているアシャンテ族の神殿見学から始まりましたが、建物よりも説明してくれたシャーマンのようなおじいさんが人間国宝のように感じました。
有名なケンテ布の織物工場では、注文したブレスレットに名前を入れて実際に編むところを見せていただきました。
また、ウトンソのアディンクラ工房では、染料の作り方を見学した後、各自が選んだ模様で型押しして、その作品を記念に買い取って分けました。
午後はツアーのハイライトである葬儀参列です。
今回は王族の女性の方が亡くなられたということで王様や地元の有力者が集まる盛大な儀式でした。
私たちは日本からはるばるやって来たということで歓迎され、非常に多くの参列者の方々から握手攻めにあいました。
◆6日目 2009年11月8日(日) <クマシ→ロメ>
4:30 モーニングコール
5:00~6:00 イングリッシュ朝食(ホテル内レストラン)
6:00 専用車にて国境へ
8:30 WC休憩(ブンソの街)
*Linda Dorというドライブインで昼食のサンドイッチをPick Up
NKAW NKAW、KOFORINDUAを経由してボルタ湖畔へ
ボルタ湖畔のホテルにてWC休憩
12:15~13:30 昼食(Akosobo Continental Hotel)
*プールサイドのレストランにて昼食
*クラブサンドイッチ
13:40 ボルタ湖にかかるアティンポク橋を渡る
*西アフリカ最長の橋を記念撮影
湖岸地方の中心ホーへ
14:30 ホーから南下して国境へ
15:45 ガーナ国境のアフラオ到着
*ガーナ出国手続
*ガーナのガイドPrinceさんとお別れ
*ここで車を乗り換え、荷物も移す
16:15 トーゴの国境のロメ到着
*トーゴのガイドKikiさんの出迎え
*トーゴの査証手続と入国審査
*手続はKikiさんが代行してくれましたが、時間がかかりました
17:20 国会議事堂を通過してロメの中心地へ
17:30 ロメ市内で両替商による両替
*1US$=430 CFA, 1€=650 CFA
17:45 PALM BEACH LOMEへチェックイン
*ロメ・ビーチを正面に見る5 Star Hotel
夕食までフリータイム
19:30 夕食(ホテル内レストラン
*オニオンスープ、シュリンプ&ライス、フルーツ
<ロメ泊>
〔旅日記〕
今日はガーナのクマシからトーゴのロメへの長い移動の日です。
そのため、昼食はボックスランチを用意して途中のアコソボにあるホテルのプールサイドのレストランで食べました。
ここはボルタ湖に架かる西アフリカでも最長のアティンポク橋で有名なリゾート地です。
ここからガーナの湖岸地方をトーゴの国境に向けてドライブしましたが、道路のラクダのコブを越す度に後ろの荷物が崩れそうになるのには閉口しました。
トーゴの入国手続はガイドのキキさんが全て代行してくれましたが、やはり査証を取得するには時間がかかりました。
トーゴの車は日本のトヨタハイエースが用意され、乗り心地は快適で明日からの移動も安心です。
◆7日目 2009年11月9日(月) <ロメ→カラ>
6:30 モーニングコール
6:30~8:00 コンチネンタル朝食(ロビー)
8:00 専用車にてトーゴ北部へ
*Route Internationaleを北上
6:45 ノチェの街でパイナップル試食
*ノチェNotseはエウェ族の中心的な街
*パイナップルの産地として有名
8:15 青空WC休憩
*アタクパメAtakpame郊外
13:30~14:15 昼食(Hotel Aleheri内レストラン)
*ツナとトマトのサラダ、スパゲッティミートソース、フルーツ
*イスラム教徒の街ソコデSokodeの中心
14:20 カブレKabre族の家を訪問
*ソコデから北の郊外にあるクモニヤデ村
*家族は農業で生計を立てている
15:00 イスラム教徒の街バフィローBafilo通過
アレジョー・フォールトAledjo Faultで写真ストップ
*断層で分かれた岩がそのまま中央分離帯
16:00 HOTEL KARAへチェックイン
夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*野菜スープ、鯛料理、アイスクリーム
<カラ泊>
〔旅日記〕
今日はトーゴのロメから北上してカラまで移動します。
まずはノチェにてパイナップルを食べて、元気をつけました。
ノチェはパイナップルの産地として有名で、最初の一口はとても美味しかったです。
南から北に進むにつれてローカル色が強くなり、森林や山々が目立つようになり、アフリカらしくなってきました。
午後に訪問したカブレ族の家庭では、農業で生計を立てている代表的な農村の様子を見ることができました。
キリスト教が多い中で、イスラム教の街として知られるバフィローを通過すると、非常にユニークなアレジョー・フォールトと呼ばれる自然岩の分離帯があり、トラックの運転手も自分の車にこの景色を描いたりするそうです。
カラのホテルは高台にあって、夜は星空がとてもきれいでした。
◆8日目 2009年11月10日(火) <カラ>
6:30~8:00 コンチネンタル朝食(ロビー)
8:00 専用車にてカラの北部郊外へ
*途中、エヤデマ大統領の故郷Pyaを通過
9:40~10:15 Mt.Kabyeの麓に住むカビエ族の住居訪問
*昔ながらの鍛冶屋の手法を実演
*カビエ族の指にはめる楽器を販売
*寝室には蚊帳があり、床にはモザイク
10:45~11:00 ロッソ族の住居訪問
*ニヤントウゴウNiamtougou郊外
*「スッカラ」と呼ばれる円筒形の住居
*粟Miletのビールを試飲
11:05 バタマリ人の住むクタマク地方Tamberma Valleyへ
Koutammakouのユネスコ世界遺産管理事務所で手続
12:20~13:15 バタマリ族の住居訪問
*「タキヤンタ」と呼ばれる独特の住居
*タンベルマ住居群Tamberma Compoundsとして2004年に世界遺産に登録
*入り口にはMilet等の呪物Fetishが飾られている
13:50~14:30 昼食(Hotel La Douceur内レストラン)
*アボガドサラダ、ヒラメ料理、マンゴ
15:00~15:40 カラの市場見学
*ヘナ、キャッサバ、ヤン、日用品等
16:00 HOTEL KARAへチェックイン
夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*野菜スープ、鯛料理、アイスクリーム
<カラ泊>
〔旅日記〕
今日はトーゴ北部のタンベルマ集落を訪問する日です。
最初に訪れたカビエ族の家庭では、昔ながらの鍛冶屋の風景を見ることができました。指にはめるユニークな楽器も販売しており、伝統的な職人芸に感動しました。
ロッソ族の家庭では粟のビールを試飲させていただきましたが、これは正直いただけませんでした。
世界遺産のバタマリ人の住居群は広い範囲に分布しており、今回は中心から遠く離れた家庭を訪ねました。
外見は狭くても中や屋上に上ると多くの部屋があるのに驚きです。
日本から持参した古着や文具が今後、どのように活用されるのか楽しみな家庭訪問でした。
帰りに立ち寄ったカラの市場では、毛染めのヘナやこちらで流行っているCDを購入されたお客様もいらっしゃいました。
◆9日目 2009年11月11日(水) <カラ→アボメイ>
5:30 モーニングコール
6:00~7:00 コンチネンタル朝食(ロビー)
7:00 専用車にてトーゴからベナンへ
トーゴ国境ケメリダKemeridaにて出国手続
ベナン国境ウアケOuakeにて入国手続
*時差が+1時間あって時計を1時間進める
8:45 ドンガの県都ジョグーDjougouまで未舗装路を走る
フルベ族の村訪問
*キキさんがヤムイモを大量購入
12:30~12:45 バンテ郊外のボードゥン(ブードゥー教)の聖地訪問
*敬虔な信者が独自の作法でお祈りをしていました
12:55~13:55 昼食(SavalouのAubergeレストラン)
*野菜スープ、ビーフステーキ、パパイア、パイナップル
14:30~14:50 ダサDassaの聖なる山の麓にあるカトリック教会訪問
*Mt. Bafoと呼ばれる神聖な山
*カトリック教徒の集会場がある
16:10~16:15 オンポゴン村Hounkpogon訪問
*キャッサバ、ヤムイモ、大豆等が並ぶ
アボメイAbomeyを経由してボイコンBohiconへ
16:30 HOTEL DAKO 1到着
夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*オニオンスープ、スズキ料理、オレンジ
<アボメイ泊>
〔旅日記〕
今日はトーゴのカラからベナンに入国し、アボメイまで移動します。
ベナンに入国した後はジョグーという街まで、しばらく未舗装の道路を走りました。
東に移動するにつれてローカルな雰囲気ですが、これは南北で特に顕著です。
午前中立ち寄ったフルベ族の村では元気な子供達に挨拶してきました。
いろんな民族に出会う旅ですが、我々には外見上の違いも言葉もわかりません。
しかし、喜怒哀楽は万国共通で、特に子供の表情からは言葉がわからなくてもメッセージが伝わるような気がします。
しかし、ブードゥー教の聖地での祈祷は鬼気迫るものがあり、部外者の我々には近寄りがたい雰囲気でした。
◆10日目 2009年11月12日(木) <アボメイ→コトヌー>
6:30 モーニングコール
7:00~8:30 コンチネンタル朝食(ロビー)
8:30 専用車にてアボメイ観光
ゴホ広場にてPhoto Stop
*鮫と卵がシンボルのベハンジン王の像が立つ
*この広場がアボメイへの入り口
9:30~10:30 アボメイ王宮跡見学
*ゲソ王(第9代)とグレレ王(第10代)の王宮(博物館)見学
*1985年に世界遺産登録
*博物館専属のガイドがアボメイ王国の歴史について説明
*見学後、敷地内の伝統工芸品を売るマーケットで買い物
10:35 アボメイAbomeyからガンヴィエGanvieへ出発
*途中、アラーダAlladaにて小休憩
12:50 カラビの船着場に到着
*キキさんが乗船手続の間、WC休憩
13:00~13:30 水上集落ガンヴィエ観光
*船外機付きのボートでノコウエ湖をクルーズ
*住民の行商船やナイジェリアへの大型船も見かけました
13:40~14:30 昼食(GanvieのHotel Carrefourレストラン)
*野菜スープ、魚料理(スズキ)、パイナップル
*ガンヴィエの水上ホテル兼レストラン
14:35 昼食後、同じボートで船着場のカラビへ
15:00 カラビ到着後、専用車にてコトヌーへ
*コトヌー市内への道路が工事中のため大渋滞
*主要な建造物は中国による出資
17:30 BENIN MARINA COTONOU到着
*ベナンの最高級リゾートホテル
夕食までフリータイム
20:00 夕食(ホテル内プールサイドレストラン)
*豊富な食材のビュッフェ
<コトヌー泊>
〔旅日記〕
今日はアボメイ王宮跡やガンヴィエの水上集落見学と盛りだくさんです。
アボメイ王宮跡は世界遺産にも登録され、歴代の王様の宮殿だったところですが、現在残るのはゲソ王とグレレ王の王宮跡です。
この王国は戦争で捕虜とした奴隷を火器と交換し、奴隷貿易で栄えた国でした。
アボメイの後に訪ねたガンヴィエの水上集落では、小型船による行商の船がたくさん行きかっていました。
学校や郵便局、ホテルもあり、我々は水上ホテルのレストランで昼食をとりました。
ガンヴィエからベナンの首都コトヌーに向かいましたが、道路工事のため大渋滞で、短い距離でしたが、想像以上に時間がかかりました。
コトヌー市内の主要建造物は、ほとんどが中国政府出資によるもので、中国パワーを感じました。
宿泊ホテルは西アフリカでも最高級のリゾートホテルで、ゴルフ場をはじめ、あらゆる施設が整っていました。
◆11日目 2009年11月13日(金) <コトヌー→ポルト・ノボ>
6:30 モーニングコール
7:00~8:00 アメリカン朝食(ロビー階レストラン)
8:00 専用車にてポルト・ノボ観光
9:30~10:30 ホンメ王宮跡Palais Royal du Roi Toffa見学
*フランスと初の条約を締結したトファ王の宮殿
*ポルト・ノボ王国はアフリカでも長く続いた王国
10:45~11:00 モスレム(イスラム教徒)地区散策
*モスクは旧ブラジルのカトリック教会
*非常にカラフルな装飾が施されている
*周辺はアフリカ系ブラジル商人のコロニアル風民家
11:15~12:15 昼食(Hotel Beaurivage内のレストラン)
*野菜スープ、チキン、パイナップル
*ラグーンを見渡す景観の良いレストラン
12:30~13:40 ポルト・ノボ民族博物館見学
*ヨルバ族、フォン族等の部族ごとに展示
*専任のガイドによる伝統儀式の説明が詳しい
14:30~15:10 Dantokpaの市場Grand Marche散策
*日用品から生鮮食品まで巨大なマーケット
15:20~15:45 コトヌーアートセンター
*西アフリカの民芸品店が多数並ぶ
15:55 BENIN MARINA COTONOU到着
*ホテル内のプール等でリゾート気分を満喫
夕食までフリータイム
19:30 専用車にて市内のローカルレストランへ
20:00 夕食(コトヌー市内の郷土料理レストラン)
*西アフリカの家庭料理
*フーフー、ワッツェ、ジョロフライス等
<コトヌー泊>
〔旅日記〕
今日は午前中、ポルト・ノボ市内観光、午後はコトヌーの市場やアートセンターを訪ねます。
ポルト・ノボのホンメ王宮跡に到着すると地元の人の歓迎ダンスのようなセレモニーがありました。
専任ガイドの説明によるとこのポルト・ノボ王国は、フランスと友好的に接したので近年まで存続したそうです。
モスレム居住区ではカラフルなモスクもさることながら、豚の解体等の様子が印象的でした。
民族博物館ではアフリカの民族の多様性について学ぶと同時に、奴隷売買は西欧人だけでなく、こちらの民族闘争の結果でもあったことを知りました。
コトヌーの市場はとても広く、日用品からキャッサバ等の食料品に至るまで多種多様のお店が並んでおり、アフリカのパワーを感じました。
そして、夕食には西アフリカの郷土料理を食べましたが、キャッサバから作ったフーフーは醤油でたべると本当に美味しかったです。
◆12日目 2009年11月14日(土) <コトヌー→アクラ>
6:00 モーニングコール
6:30~7:00 アメリカン朝食(ロビー階レストラン)
7:00 専用車にてベナン国境へ
8:30~9:00 ブードゥー教の聖地ウィダーOuidah観光
*聖なる森(ブードゥー教の聖地)Sacred Forest
*ウィダー歴史記念館
*"The Point of No Return"の記念アーチ
*"The Route des Esclaves"奴隷貿易のルート
10:15~10:30 ベナン国境(ヒラコンジー)でベナン出国手続
*国境手前のGSでWC休憩
*通関手続で大型トラックが多く並んでいる
10:55~11:30 トーゴ国境(サンペコンジー)でトーゴ入国手続
*時差が-1時間あって時計を1時間遅らせる
11:00~11:30 ペタコンジー村(トーゴの漁村)見学
*砂浜に陸揚げされた魚類が並ぶ
12:00~13:00 昼食(ロメ市内のBar Restauran)
*サラダ、スパゲッティミートソース、パイナップル
*オバマ大統領夫妻の写真が掲示されていました
13:05~13:15 国境手前のG.Sにてショッピング
*トーゴ、ベナンの土産購入
*残ったCFAを使いきりました
13:20~13:40 トーゴ国境(ロメ)でトーゴ出国手続
*ガイドのキキさん、ドライバーのアホさんとお別れ
13:40~14:00 ガーナ国境(アフラオ)でガーナ入国手続
*ガイドのプリンスさん、ドライバーのベンさんと再会
*フランス語圏から英語圏に戻りました
ケタKeta、テマTemaを経由してアクラへ
17:30 アクラ到着
*車窓よりエンクルマ記念公園、独立広場、オス城見学
17:45 NOVOTEL ACCRAにチェックイン
*ガーナ到着時と同じホテル
*夕食までフリータイム
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*アフリカでの最後のビュッフェ
<アクラ泊>
〔旅日記〕
今日はベナンのコトヌーからトーゴを経由してガーナまでの移動日です。
ベナンでは奴隷海岸の由来となったウィダーのThe Point of No Returnの記念アーチを訪ねました。
男性奴隷21人と大砲を交換したことから、大砲のモニュメントも左右に並んでいました。
なお、ここはブードゥーのお祭りがあることでも有名な街です。
ベナンからトーゴへ入国し、ロメの市内でイタリア料理の昼食を取りました。
トーゴを出国する前に、残ったCFAを使い切るべく、GSにてショッピング。
国境でこれまでお世話になったガイドのキキさん、ドライバーのアホさんとお別れし、ガーナのプリンスさん、ベンさんと再会です。
ガーナ国境のアフラオからは、来た道とは別の海岸ルートでアクラに向かうことにしました。
トーゴ、ベナンと比較するとガーナはやはり、都会のような感じがしました。
◆13日目 2009年11月15日(日) <アクラ→>
6:00~10:00 アメリカン朝食(ロビー階レストラン)
11:00 希望者のみガーナのカトリック教会へご案内
11:15~12:15 ガイドのプリンスさんの紹介で教会のミサに参加
*ジョンウェスリメソディストJohn Wesley Methodist教会
*司教さん直々に各自祝福されました
12:25~12:45 アクラのアートセンター(クラフトマーケット)
*"The Route des Esclaves"奴隷貿易のルート
13:00 チェックアウト
13:00~14:15 昼食(ホテル内のレストラン)
*ビュッフェの準備ができなかったのでアラカルトメニュー
14:30 専用車にてアクラのコトカ国際空港へ
15:00 コトカ国際空港到着
*プリンスさん、ベンさんとお別れ
*荷物は関西空港までスルーで預ける
*搭乗券もアクラ/ドバイ、ドバイ/関西の2枚受領
*ガーナ出国カードとパスポートを提示してガーナ出国
18:15 1番ゲートより搭乗開始
18:45 エミレーツ航空788(EK-788)便にてドバイへ
*機内食2回、機材A340-500
*時差 +4時間
【機内泊】
〔旅日記〕
今日は西アフリカでの最終日ですが、午前中は希望者を募って現地の教会のミサに参加しました。
訪れたカトリック教会ではガイドのプリンスさんの紹介で、日本からやって来た客人ということで司教さんから直々に祈りを捧げてもらいました。
帰りにはアクラのアートセンターに立ち寄りましたが、非常に暑かったので買い物には集中できませんでした。
ホテルに戻り、チェックアウトした後、ホテルのレストランでアフリカ最後の食事をとってアクラの空港へ出発しました。
空港に到着し、ガーナ滞在中、お世話になったガイドのプリンスさん、ドライバーのベンさんにお別れを告げて、出国審査に向かいました。
まずはUAEのドバイに向けてエミレーツ航空788便でガーナを後にしました。
◆14日目 2009年11月16日(月) <ドバイ→>
6:20 (定刻6:25)ドバイ国際空港到着
*UAE(アラブ首長国連邦)に入国
*税関を素通りして出口でガイドとミート
*オリエントツアーズの出迎え
7:20 専用車にて空港からホテルへ
*ガイドのモハメッドさんの案内
7:50 Regent Palace Hotel 到着
7:55~8:45 ホテル内レストランにて朝食
*アメリカン式朝食
9:00 専用車にてドバイ市内観光に出発
9:20~9:30 ジュメイラモスク
*ドバイで最も美しいといわれるモスク
9:45 バスタキヤ地区(車窓)
*バール・ドバイにある歴史的建造物の保護地区
9:55~10:10 シェイク・サイード邸
*19世紀後半のアラブ伝統の建築様式で建てられている
*海上にはクイーンエリザベス2世号がホテルに改装中
10:30~11:30 ドバイ博物館
*アル・ファヒディ・フォートを改築
*ドバイの歴史をまとめたスクリーン映像
*昔の街の様子をロウ人形で再現
11:35 クリーク
*アブラ(水上タクシー)に乗って対岸のスークへ
11:45~12:10 デイラ・オールド・スーク(スパイス・スーク)見学
11:45~12:10 ゴールド・スーク見学
*ドバイの金のアクセサリー市場
12:30 Regent Palace Hotel 到着
12:45~13:30 昼食(Far East Sea Food Restaurant)
*アラビア料理を含むビュッフェ
*昼食後は夕食まで仮眠休憩
20:30 夕食(Rock Bottom Café)
*スープ、サーロインステーキ、ポテト
*ホテルロビー階のステーキハウス
*生演奏があってツアー最後の晩餐は盛り上がりました
0:15 専用車にてドバイ国際空港へ
〔旅日記〕
早朝、ドバイに到着し、そのまま宿泊ホテルに向かい、先ずは朝食を取りました。
ドバイの観光は、ドバイで最も美しいといわれるジュメイラモスク見学からスタートです。
ジェイクサイード邸の対岸には、英国から購入したクイーンエリザベス2世号が停泊しており、聞くところによるとこちらでホテルに改装中とのことでした。
かつてはクルーズでお世話になった船だけに、ホテルとしてオープンした際には宿泊してみたいと思いました。
ドバイ博物館ではドバイの発展の歴史がスクリーンで紹介されており、興味深い展示でした。
観光の最後はやはり水上タクシーに乗って有名なゴールド・スーク散策でした。
ホテルでの昼食後は夕食まで、しばしの休息です。
最後の晩餐は、おしゃれなカフェレストランでサーロインステーキのディナーです。
ここは、生演奏があって、ビートルズナンバーをリクエストしたりして、大いに盛り上がりました。
◆15日目 2009年11月17日(火) <ドバイ→関西空港>
0:40 ドバイ国際空港到着
*UAE出国審査(搭乗券とパスポート提示)
*搭乗開始まで一旦解散
3:50 エミレーツ航空316(EK-316)便にて関西空港へ
*機内食2回、機材A300-500
*時差 +5時間
17:20 関西空港到着
*入国審査、通関手続
*宅配便の手続を済ませた後、国内線出発階へ
17:50 日本航空カウンターにてJL-188(EK-6252)便のチェックイン
*搭乗開始まで一旦解散
19:30 JL-188便にて羽田空港へ
20:40 羽田空港到着
*ゲートを出て解散、お疲れ様でした
〔旅日記〕
機内ではなく、ベッドでの休息はやはり疲れが取れます。
西アフリカの帰りに立ち寄ったドバイでは、また楽しい思い出ができました。
最後の帰国便はほぼ定刻にドバイを発ち、無事に関西空港に到着しました。
関西空港で荷物を預け、引き続き羽田行きの国内線に乗り継いで、最終的に羽田空港でお別れしました。皆さん大変お疲れ様でした。
今回の西アフリカ15日間の旅はいかがでしたでしょうか?
私の仕事は皆様と時間を共有することによって「時の流れを物語に変える」ことですが、今回の旅行が素敵な旅物語として皆様の記憶に残れば幸いです。
また、近い将来ご一緒できる日を楽しみにしております。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。