一度は行きたいパタゴニア 氷河満喫パタゴニア紀行13日間
パタゴニアという名前の由来は、1520年にマゼランが世界一周で立ち寄った際、この地に住んでいた先住民をみて「パタゴン族」と命名し、パタゴン族の住む土地という意味でパタゴニアという地名が生まれました。
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◆1日目 2010年1月28日(木) <成田→チューリッヒ→(サンパウロ)>
8:45 新東京国際空港(成田)第1ターミナル南ウィング4階団体受付K6番カウンターにて受付開始(センダーは北井所長)
9:05 スイス航空H5・6番カウンターにて荷物のチェックイン
10:35 33番ゲートより搭乗開始
11:05 スイス航空161便(LX-161)にてチューリッヒへ
*機内食2回+スナック、AB340-300(AC-DEFG-JK)
*時差 -8時間
15:45 チューリッヒ国際空港到着(2階)
*スイス入国審査(パスポート)、通関(荷物はサンチャゴまでスルー)
*手荷物を空港駅のコインロッカーに預ける
16:30 列車にてチューリッヒ中央駅Hauptbahnhofへ
16:50 チューリッヒ中央駅着
17:15 バーンホフ通りを歩いて散策
*ペスタロッチ広場、グロースミュンスター、フラウミュンスター
*雪の積もったリンデンホーフの丘から市内展望
*リマト川左岸を歩いて旧市街を経由して中央駅へ
*中央駅地下街でフリータイム
19:07 チューリッヒ中央駅発
19:22 空港駅Flughafen到着
19:50 出国手続後、LX-92便の搭乗開始までフリータイム
*ビジネスクラスのお客様はラウンジへ
*他のお客様は空港内のレストランで夕食
22:10 E-34番ゲートより搭乗開始
22:40 スイス航空92便(LX-92)にてサンパウロへ
*機内食2回+スナック、AB340-300(AC-DEFG-JK)
*時差 -3時間
【機内泊】
〔旅日記〕
成田空港第1ターミナルに集合。今回のツアーは添乗員を含めて8名様という小グループです。
地球の温暖化で注目されるようになり、たびたびTVでも紹介されるパタゴニアのロス・グラシアレス国立公園。
Glaciar(グラシアール)とはスペイン語で氷河を意味し、日本語では氷河国立公園です。
今回のツアーの目玉はこの氷河とパイネ国立公園の美しい山や湖ですが、まずはスイスで雪景色のチューリッヒを観光しました。
間接照明に照らされたランドマークのグロースミュンスター、シャガールのステンドグラスで有名なフラウミュンスター等をカメラに収め、リマト河岸(リマトケー)を散策しながら中央駅に戻りました。
チューリッヒ観光を終えて夕食を取ってから、ようやく南米のサンパウロに向けて出発しました。
◆2日目 2010年1月29日(金) <(チューリッヒ)→サンパウロ→サンチャゴ→プエルトモン>
8:15 (定刻7:30)サンパウロ国際空港到着
*空港ゲート混雑のため到着が遅れる
*20番ゲートへ移動してタム航空8026便(JJ-8026)のチェックイン
9:45 (定刻8:30)タム航空8026便(JJ-8026)にてサンチャゴへ
*LX-92便の到着遅れもあって定刻の約1時間後に出発
*機内食1回+スナック、B777
*時差 -1時間
12:45 (定刻11:30)サンチャゴ国際空港到着
*チリ入国審査(パスポート、入国カード)、通関(動植物持込誓約書)
*空港の外のエレベータで出発階のラン航空チェックインカウンターへ移動
*90番カウンターでラン航空285便(LA-285)のチェックイン
*国内線ターミナルの20Bゲートへ
16:40 ランチリ航空285便(LA-285)にてプエルトモンへ
*軽食1回、AB-319
18:20 プエルトモンのテブアル空港到着
*プエルトモンはロス・ラゴス州の州都
*現地ガイドMs. Carolinaさんの出迎え
18:40 専用車にてプエルトモン市内のホテルへ
19:00 Don Luis Hotelにチェックイン
*中心のアルマス広場へ徒歩5分
20:00 ホテル内レストランにて夕食
*ウェルカムドリンクとしてピスコサワー
*前菜(クリームスープ)
*メイン(鮭のムニエル、温野菜)
*デザート(ムース)
【Don Luis Hotel泊】
〔旅日記〕
サンパウロ空港混雑のため、到着便のゲートインが遅れ、サンチャゴへの乗り継ぎが心配でしたが、タム航空も出発を遅らせてくれたので助かりました。
そのためサンチャゴへの到着も予定より1時間以上遅れ、市内へ出るのは断念せざるを得ませんでした。
サンチャゴは盆地に発達した都市でスモッグが発生しやすく、今日もアンデスの景観が霞んでいました。
サンチャゴのアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港では、チリの入国審査、税関検査を受けましたが、動植物の持ち込みは非常に厳しいようで「動植物未所持誓約書」の提出を求められます。
待つこと約3時間、やっと最終目的地であるプエルトモンへ向かうラン航空285便に搭乗しました。
プエルトモンはパタゴニア観光の拠点で観光客も多く見受けられました。
プエルトモンのテアプル空港から市内へは約18km、ガイドのカロリーナさんの案内で宿泊ホテルのDon Luisにチェックイン。
夕食はチリの名産ピスコサワーで乾杯した後、スープ、鮭のムニエルが出ましたが、機内食に飽きていただけにとても美味しく感じました。
◆3日目 2009年1月30日(土) <プエルトモン→プンタアレーナス→プエルトナタレス>
7:00 モーニングコール
7:15~9:00 朝食(ホテルレストラン)
*2階のレストランでビュッフェスタイル
9:00 Ms. Carolinaの案内でプエルトモンのショートツアーへ
*ドライバーはMr. Ivan
9:05~9:10 プエルトモン市内を一望できる展望台でPhoto Stop
*サンチャゴから1080km南にあり、レロンカピ湾に面した漁業の町
9:40~10:00 バラの街プエルトバラス散策
*カルブーコ山、チリ富士と呼ばれるオソルノ山を遠望
*チリの名産ラピスの専門店
10:30 プエルトバラスのドイツ教会
11:15 アンヘルモ漁港
*魚市場、民芸品店(チロエ島の民芸品が中心)
*アルガスという海草の干物やコチャジューノという海産物
*コングリオ(巨大アナゴ)、名物クラントのレストラン
12:10~13:10 昼食(L/R Kiel Restaurant)
*前菜(クラント)
*メイン(タラ、温野菜)
*デザート(アイスクリーム)
13:15 昼食後は専用車にて空港へ
13:30 プエルトモン空港にてチェックイン
14:25 ラン航空285便(LA-285)にてプンタアレーナスへ
*ドリンクサービス、AB-318
16:35 プンタアレーナス到着
*プンタアレーナスはマゼラン海峡の航路として栄えた町
*現地ガイドMr.Cristianの出迎え
17:00 専用車でペンギンのコロニーへ
17:30~18:30 オトウェイ湾のペンギンコロニー見学
*マゼランペンギンの営巣地
*ダチョウに似たニャンドゥが見られた
19:00 専用車にてパイネ国立公園の基地プエルトナタレスへ
*北へ247kmのドライブ
22:00 Saltos del Paine Hotelチェックイン
*プエルト・ナタレスの中心にある
*ウルティマ・エスペランサ湾に面した街
22:15 夕食(ホテル内レストランLA SCALA)
*前菜(野菜スープ)
*メイン(魚、温野菜のホイール包み)
*デザート(アイスクリーム)
【Saltos del Paine Hotel泊】
〔旅日記〕
今日はプエルトモンの観光をした後、プンタアレーナスを経由してプエルトナタレスへ移動するというハードな1日です。
プエルトモンの観光はまず、バラの花で有名なプエルトバラスの町を訪れて、チリ富士と呼ばれるオソルノ山を展望するジャンキウエ湖畔を散策しました。
カルブーコ火山は見られても、オソルノ山は雲がかかっている日が多いのですが、今日ははっきりと頂上も見ることがでしました。
ドイツ教会に立ち寄った後、パンアメリカン・ハイウェイでアンヘルモ漁港に向かいました。
ここは活気あふれる市場でコングリオ(巨大アナゴ)、アルガス等が並び、クラント(魚介を煮込んだポトフのような料理)を食べさせてくれるレストランもありました。市場に併設された土産物屋では、チロエ島で作られた民芸品や銀細工等が並んでいました。
L/R Kielという庭のきれいなレストランでクラント料理を賞味した後、ガイドのカロリーナさんとお別れしてプンタアレーナスへ飛びました。
プンタアレーナス空港に到着し、ガイドのクリスさんの案内で早速オトウェイ湾のペンギン営巣地を訪れました。
途中、ダチョウに似たニャンドゥを目撃することもできました。
しかし、目的のマゼランペンギン保護区では体調70cmの愛嬌あるペンギンの行進が間近で観察できて寒さを忘れるほどでした。
そしてさらに北へ247km、宿泊地のプエルトナタレスに到着したのは夜の10時過ぎでしたが、心温まる家庭料理の夕食には疲れがとれました。
◆4日目 2010年1月31日(日) <プエルトナタレス→パイネ国立公園>
7:00 モーニングコール
7:00~8:30 朝食(ホテル内レストラン)
8:30 専用車にてパイネ国立公園へ出発
*ガイドはMr. Cristian Moil
*プエルト・ナタレスから北上
9:15~10:15 ミロドンの洞窟
*約1万年前に絶滅したといわれる草食獣が生息した洞窟
*ビジターセンターにはミロドンの骨のレプリカが展示
*洞窟の出口付近にはミロドンの復元像が立つ
10:25~10:45 Tres Pasos ホテルでPhoto Stop
*花咲く庭にチリの詩人ガブリエラ・ミストラルの像
11:20~11:40 セロ・カスティーロのカフェでWC休憩
*アルゼンチンとの国境の町
*ガイドブック・絵葉書・民芸品等を購入
11:55~12:10 サルミエント湖畔でPhoto Stop
*パイネ国立公園を象徴する「トーレス・デル・パイネ」を遠望
12:30~12:55 入園ゲート手前のアルマガ湖畔でPhoto Stop
*グアナコの群れが多数
*湖畔にはチリフラミンゴが見られた
13:15~13:30 パイネの滝にてPhoto Stop
14:30~15:20 昼食はHotel Pehoeのレストランにて
*ペオエ湖に面して景色は最高
*昼食後、ペオエ湖畔の展望台へハイキング
15:50~16:40 パイネ連邦を望むハイキング
*サルト・グランデの滝
*パイネ・グランデ山やトーレス・デル・パイネ峰の雄姿
17:40~17:50 セラーノ川を見下ろす展望台
*眼下に宿泊ホテルのTyndall
18:30 Tyndallホテルチェックイン
20:00 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェスタイル
【Tyndall Hotel泊】
〔旅日記〕
今日は1959年に国立公園に指定されたトーレス・デル・パイネ国立公園に出発です。
まずは車で約15分ほど北に走ったところにあるミロドンの洞窟を見学。
ミロドンとは、かつてこの地方に生息した熊に似た動物で、体長は3m以上もあったと推定されています。
1895年、ドイツ人エルナン・エベルハルドという人がミロドンの皮を発見したことから存在が明らかとなり、洞窟の出口にはミロドンの復元像が立っている。
パイネ国立公園のアルマガ湖入園口まではさらに北へ100kmのドライブですが、途中、ベンタナ、カンバナ、カスティージョの山が見渡せる庭のきれいなホテル、「トーレス・デル・パイネ」の雄姿を遠望できるサルミエント湖畔、チリフラミンゴの生息するアルマガ湖で写真ストップしながら車を走らせました。
公園の入園ゲート付近ではコンドルやグアナコの群れが散見されました。
昼食はロッジの予定でしたが、グレイ湖のハイキングを明日に変更してペオエ湖のレストランで取ることにしました。
そこで、パイネの滝を見学し、ペオエ湖畔を散策した後、サルト・グランデを巡るハイキングにご案内しました。
強風に加えて降雨もありましたが、パイネ国立公園らしい天候です。
ハイキングを終えた後はセラーノ川を見下ろす展望台を経由して宿泊地のティンダールへ向かいました。
◆5日目 2010年2月1日(月) <パイネ国立公園>
7:00~9:00 朝食(ホテルレストラン)
9:00 パイネ国立公園観光へ出発
9:30~10:30 公園の管理局ビジターセンター
*ピューマを題材にした映画鑑賞
*パイネ国立公園に生息する鳥類等も写真で紹介
11:15~13:30 グレイ湖畔のハイキング
*公園を代表するグレイ氷河が流れ込む湖
*強風の中、片道40分のハイキング
*グレイ氷河を遠望できる展望台
*右にパイネ・グランデ山が迫る眺めは感動的だが風が強い
14:20~15:20 昼食はCabanas del Paineのレストランにて
*Hosteria Tyndallの向かいのホテル
*ビュッフェスタイルだがスープが美味しい
16:20~17:10 ツイン湖の丘をハイキング
*大小のサルミエント湖、ノルデンフェールド湖を見渡す丘
*ニエト山、マイネの角、パイネ・グランデ山も正面に見える
*ピューマを見張るグアナコが印象的でした
17:20~17:30 Hosteria PehoeでWC休憩
17:40 Mr. Antonioの出迎えでParakaupa Lodgeへ
18:00 Tyndallホテル到着
*夕食まで休憩
19:00 夕食(ホテル内レストラン)
*ビュッフェスタイル
【Tyndall Hotel泊】 〔パイネのグアナコ〕
〔旅日記〕
今日はパイネ国立公園を代表する氷河、グレイ氷河が流れ込む湖周辺のハイキングです。
しかし、ホテル出発時には天候が思わしくなかったので、まずはビジターセンターで今回見れそうもないピューマを題材としたビデオを鑑賞しました。
上映が終わる頃には天候も回復していたので、いざグレイ湖畔へと出発しました。
グレイ川に架かるつり橋を渡り、強風の中、モレーンの上を歩き、展望台へのハイキングに挑戦です。
「マタアロッサ」と呼ばれる黄色い花がたくさん咲いていて、展望台からの眺めはさすがに感動的でした。
氷山を浮かべてたグレイ湖を眼下に、右にパイネ・グランデ山、奥には雄大なグレイ氷河が神々しく見ることができました。
昼食の後は本来のハイキングコースではなく、ガイドのクリスさんお勧めのツイン湖の丘を登りました。
1頭のグアナコが絵になる風景で、大小のサルミエント湖を眼下に見下ろせるだけでなく、パイネ国立公園を象徴するトーレス・デル・パイネ(南からデ・アゴスティーニ塔、セントラル塔、モンツィーノ塔)やパイネの角、パイネ・グランデ山も美しく眺める場所でした。
◆6日目 2010年2月2日(火) <パイネ国立公園→カラファテ→ペリトモレノ氷河国立公園>
6:00 モーニングノック
7:00~7:30 朝食(ホテルレストラン)
7:30 アルゼンチンのペリトモレノ氷河に向けて出発
8:40~9:00 セロ・カスティーロのカフェでWC休憩
9:10 チリの出国手続
*パスポートを提示し、チりの出国カードを提出
9:40 アルゼンチンの入国手続
*入国カードは不要でパスポートの提示のみ
*チリのガイドのクリスさん、ドライバーのマルコさんとお別れ
9:50 車を乗り換えてエル・カラファテへ出発
11:20~11:30 Hotel La EsperanzaでWC休憩
*サンタ・クルス州の牧草地をドライブ
12:40~12:50 アルヘンティーノ湖を見渡す場所でPhoto Stop
13:40~15:00 昼食はカラファテ市内のLA TABLITAレストランにて
*カラファテで人気の高いステーキ店
*メニューは羊のバーベキュー
15:00 エル・カラファテ出発
*ロス・ノートロスからの出迎え
*Los Notrosの送迎車でペリトモレノ氷河へ
*途中のニメス湖にはカウケン、フラミンゴが見られた
15:50 ロス・グラシアレス国立公園
16:00 Los Notrosホテルチェックイン
17:30~19:15 ペリト・モレノ氷河展望台ツアー
*マガジャネス半島先端にある
*左にモレノ山、右にネグロ山、正面に氷河
*全長35kmの氷河の14kmが見渡せる
20:00 夕食(ホテル内レストラン)
*前菜(スープ)
*メイン(3種のバーベキュー)
*デザート(アイスクリーム、ケーキ)
【Los Notros Hotel泊】
〔旅日記〕
今日はチリのパイネ国立公園からアルゼンチンのロス・グラシアレス国立公園への移動日です。
チリ国境の町セロ・カスティーロで休憩した後、チリを出国し、7kmの緩衝地帯を抜けてアルゼンチンの入国管理事務所にてアルゼンチンの入国審査を受けました。
これまでお世話になったガイドのクリスさん、ドライバーのマルコさんにお別れして一路、ロス・グラシアレス国立公園の拠点エル・カラファテまで約4時間のドライブです。
ここサンタ・クルス州はアルゼンチンで2番目に大きな州で州都はリオ・ガジェゴス、ウールと羊毛の生産・貿易で発展した地域です。
2万ヘクタールの牧場に羊が約6000頭飼われていて、牧場は夏季は山側、冬季は平地を使います。
途中、エスペランサという小さな町で休憩し、アルヘンティーノ湖の見える場所でもPhoto Stopをとりました。
昼食はカラファテ市内のステーキで有名なレストランで羊のバーベキューを食べました。
ここでLos Notrosからの出迎えの車に乗り換え、いよいよペリト・モレノ氷河のあるロス・グラシアレス国立公園に向かいました。
ホテルにチェックインした後、早速、氷河の展望台に向かい、氷河の崩落の瞬間を見にでかけました。
美味しい夕食と同時にすばらしい夕焼けも鑑賞することができました。
◆7日目 2010年2月3日(水) <ペリトモレノ氷河国立公園>
7:00~10:00 朝食(ホテルレストラン)
8:45 氷河トレッキングツアーに出発
9:00~9:30 船でペリト・モレノ氷河の南壁端へ
9:40 ロッジに手荷物を置いてトレッキング基地へ
10:30 ガイドの説明の後、アイゼンを着装
10:45~12:15 ガイドの後に続いて氷河トレッキング
12:45~13:30 ロッジにてボックス・ランチの昼食
*ボックス・ランチはLos Notrosから持参
*ロッジの外にもベンチがある
13:40 船にてマガジャネス半島の港へ
14:00 引き続きペリト・モレノ氷河北壁クルーズツアーへ出発
*ホテルを経由して他のお客様と合流
14:15~15:15 ペリト・モレノ氷河の北壁を見学するクルーズ
*船上で氷河の崩落の瞬間を待つ
15:30 Los Notros ホテル到着
*夕食までフリータイム
17:30~19:15 ペリト・モレノ氷河展望台ツアー
*昨日と同じ展望台で氷河の崩落の瞬間を見守る
*Primer BalconおよびSegundo Balconにて崩落の瞬間を目撃
*雷鳴を思わせる轟音とともに巨大な氷の塊が湖へと崩れる
20:00 夕食(ホテル内レストラン)
*前菜(サラダ)
*メイン(ビーフステーキ)
*デザート(アイスクリーム)
【Los Notros Hotel泊】
〔旅日記〕
今日はいよいよツアーのハイライトである氷河のトレッキングの日です。
氷河トレッキングは、船でペリト・モレノ氷河の南壁端に渡り、港のそばにあるロッジにランチボックスや手荷物を預けてからガイドの先導で出発です。
氷河に関する講義を受けて、氷河の手前でアイゼンを装着しました。
アイゼンで自分の足を傷つけないように歩き方のコツを伝授され、ルートを外れないようにとの注意を受けて氷河トレッキングの開始です。
所々に大きな口をあけたクレパスがあって緊張しますが、限りなく碧い氷河を踏みしめながらのトレッキングは感動的でした。
トレッキングの最後にはガイドが氷河の氷で究極のロックを作ってくれて皆で乾杯しました。
トレッキングを終えてランチボックスの昼食後は、引き続きFernandez Cambell社が運行するクルーズ船でペリト・モレノ氷河北壁観光に参加しました。
約1時間、船上から碧い氷河を見上げつつ、崩落の音を聞くと自然の神秘と驚異を実感することができました。
クルーズの後はまた、昨日の展望台へ氷河崩落の瞬間を見に行きましたが、下のSegundo Balconから、ついに氷河崩落の瞬間を動画に収めることができ、大満足でした。崩れた氷河は他の氷河より青く輝き、まるで宝石のようでした。
◆8日目 2010年2月4日(木) <ペリトモレノ氷河国立公園→カラファテ→ウシュワイア>
7:00~10:00 朝食(ホテル内レストラン)
9:30 混乗バスでカラファテの空港へ出発
10:20~10:30 途中、Cabalgatas HotelでWC休憩
11:20 エル・カラファテ国際空港到着
*事前にプリチェックインしてあり、荷物のみチェックイン
12:33 アルゼンチン航空1892便(AR-1892)にてウシュアイアへ
*ドリンクサービス、AB-318
13:58 ウシュアイア空港到着
*ウシュアイアは南極に最も近い世界最南端「世界の果て」の町
*「ペンギン島」マルティージョ島への玄関口
*現地ガイドMr.Pabloの出迎え
14:20 専用車にて市内のレストランへ
14:30~15:30 昼食は市内のBodegon Fueguinoレストランにて
*入り口には美しい花が咲き乱れる
*メインはタラ
15:35 昼食後は徒歩にて世界の果て博物館へ
16:00~16:45 「地の果て博物館」Museo del Fin del Mundo見学
*フエゴ島の原住民の生活用品
*パタゴニアに生息する鳥や魚類の剥製展示
*監獄の囚人や看守の制服や資料
*ショップでは記念スタンプを押してくれる
17:00 Albatrosホテルチェックイン
*夕食までフリータイム
20:00 夕食(ホテル内レストラン)
*前菜(スープ)
*メイン(白魚のムニエルと温野菜)
*デザート(ケーキ)
【Albatros Hotel泊】
〔旅日記〕
今日はペリト・モレノ氷河にお別れして最果てのウシュアイアに向かいます。
Los Notrosの送迎車でエル・カラファテ空港まで送ってもらいました。
空港はさほど大きくはありませんが、ロス・グラシアレス国立公園のみならず、エル・チャンテン(フィッツ・ロイ山)を訪ねる観光客でも賑わっています。
ウシュアイア行きのアルゼンチン航空は荷物の重量制限が厳しく、チェックインには多少の交渉が必要でした。
ウシュアイアの空港に到着するとガイドのパブロさんの案内で早速、市内のレストランに向かい昼食をとりました。
昼食後は徒歩にて「地の果て博物館」へ。
館内にはかつてこのフエゴ島に居住していた部族の生活用品やパタゴニアに生息する鳥類の剥製等が展示されていました。
また、ウシュアイアにあった監獄の囚人の制服や当時の写真も紹介されていて興味深く見学しました。
しかし、私は1983年に沈没したイギリス船Duches of Albanyの船首がとても印象に残りました。
宿泊ホテルはこの博物館から徒歩で5分ばかりのところで、明日のクルーズ船が出発する港の近くで、市内散策には便利な場所でした。
◆9日目 2010年 2月5日(金) <ウシュアイア>
7:00~9:00 朝食(ホテル内レストラン)
9:00 徒歩にてウシュアイアの遊覧船乗り場へ
9:30~12:00 遊覧船にてビーグル水道のクルーズ
*船上からはオリビエ山の美しい眺め
*「世界の果てにある灯台」エクレルール灯台を巡る
*Isla de Los Pajaros(Bird's Island)でウミウ
*Isla de Los Lobos(Sea Lion's Island)でアシカ
*映画「ブエノスアイレス」に登場したFaro Les Eclaireurs灯台
*Isla de Britgesに上陸して散策
*下船前に乗船証明書にスタンプを押してくれる
12:15 専用車にてティエラ・デル・フエゴ国立公園へ
12:45~14:00 昼食はIngresos Brutosレストランにて
*公園の入り口にある庭の」美しいレストラン
*メインはメルルーサ(銀ダラ)
*庭には馬やキツネ
14:15 SL「世界の果て号」の乗り場へ 〔ロボス島のアシカ〕
15:00~16:00 El Tren del Fin del Mundoの蒸気機関車で国立公園へ
*途中、マカレナの滝駅でヤマナ族の復元ティピ(住居)見学
*かつては監獄までを結んでいた囚人列車
*燃料となる木材や石材などの物資を輸送していた
*荒涼とした草原には切り倒された樹木の跡が残る
16:00~18:30 ティエラ・デル・フエゴ国立公園観光
*Bahia Ensenada 最果ての郵便局がある
*コンドル山の展望所
*ラーゴ・ネグロ(黒湖)散策
*ビーバーダム(ビーバーの営巣地)散策
*パンアメリカンハイウェイの最南端ラパタイア湾
*ロカ湖畔を散策
*ロカ湖のカフェテリアでWC休憩
18:30 専用車にてウシュワイア市内へ
19:15 サン・マルティン通りを経由してAlbatrosホテル到着
20:30 夕食(ホテル内レストラン)
*前菜(貝の盛り合わせ)
*メイン(コッドフィッシュ)
*デザート(アイスクリーム)
【Albatros Hotel泊】
〔旅日記〕
今日はビーグル水道の遊覧とフエラ国立公園の観光です。
まずはホテルの前の観光桟橋からクルーズ船に乗船しました。
ビーグル水道は東の大西洋と西の太平洋をつなぐ水路でもあり、アルゼンチンとチリの国境でもあります。
ウシュアイア港を出た船は、一路、東に向かい、ロス・ロボス島、ロス・パハロス島、エクレルール灯台を巡り、今回は特別にロス・ブリトゲス島にも立ち寄りました。
ロス・ロボスとはオタリア(アシカ)、ロス・パハロスとは鳥を意味します。
オタリア、南米オットセイ、ハナコブ鵜、マゼラン鵜、マゼランカモメ等が観察でき、さらにブリトゲス島ではハイキングも楽しめました。
昼食のレストランでは、花で咲き乱れ、愛嬌のあるキツネの姿も写真に収めることができました。
昼食後は、「世界の果て号」という蒸気機関車に乗り、ティエラ・デル・フエゴ国立公園まで約1時間の汽車の旅を体験しました。
この国立公園内にはパタゴニアを代表するレンガ、ニレ、ギンド等の樹木が多く繁っています。
動物ではウサギやアホウドリ、カウケンは見れましたが、残念ながらキツツキには出会えませんでした。
◆10日目 2010年2月6日(土) <ウシュワイア→ブエノス・アイレス>
7:00~10:00 朝食(ホテル内レストラン)
10:30 専用車でウシュワイアの空港へ
11:00 ウシュワイア空港到着
*事前にプリチェックインしてあり、荷物のみチェックイン
13:10 (定刻11:45)アルゼンチン航空2886便(AR-2886)にてブエノスアイレスへ
*機材の到着が遅れたため、ディレイ
*エル・カラファテ経由
*機内食が軽食のため、用意したランチボックスの昼食
18:00 (定刻16:46)ブエノス・アイレスのエセイサ空港到着
*南米屈指の近代的な空港でセントロより35km
*現地ガイドのMs.Herminiaの出迎え
18:15 専用車にてホテルへ
18:45 Meliaホテルチェックイン
19:30~20:30 夕食(ホテル内レストラン)
*前菜(シーザースサラダ)
*メイン(シャケ)
*デザート(フルーツとアイスクリーム)
21:30 混乗車にてタンゲリーアへ
22:00~24:00 El Viejo Almacenにてタンゴショー鑑賞
*1ドリンク付きで華麗なタンゴダンスが披露
0:15 Meliaホテル到着
【Melia Hotel泊】
〔旅日記〕
いよいよツアーもエル・カラファテを経由して最終目的地のブエノスアイレスに向かいます。
われわれのメンバーにスパイ容疑がかけられたためか、ウシュアイアの出発が遅れました。
その関係でブエノス・アイレス空港への到着も予定より1時間以上遅れました。
しかし、楽しみにしていたタンゴ・ショーの予約は無事に取れて、ホテルでの最後の夕食の後は皆でタンゲリーアに行くことができました。
ツアー最後の夕食はあわただしくもボリュームたっぷりのフルコースでデザートのフルーツも最高でした。
タンゴ・ショーは本場アルゼンチンタンゴや楽しいパフォーマンスも見ることができて思い出深い最終日となりました。
◆11日目 2月7日(日) <ブエノス・アイレス→サンパウロ→>
7:00~10:00 朝食(ホテル内レストラン)
10:00 専用車でブエノス・アイレス市内観光
10:15 モンセラート地区の5月広場、大統領府(カサ・ロサーダ)を車窓見学
10:20~10:35 大聖堂(カテドラル・メトロポリターナ)見学
*1827年完成のネオ・クラシック様式の大聖堂
*南米開放の父サン・マルティン将軍の柩
10:40~10:55 5月広場よりスブテ(地下鉄)A線に乗車
*珍しい木製の車両が走る
*1913年に開通し、銀座線のモデル
11:00~11:30 レコレータ墓地散策
*1882年開設の最古かつ由緒ある墓地
*歴代大統領13人の墓をはじめ有名人の墓も多い
*エビータことMaria Eva Duarte de Peron元大統領夫人の墓
*レコレータ広場には「酔っ払いの木」
12:10~12:40 ボカ地区のカミニート散策
*「ローチャの曲がり角」と呼ばれる小径
*ボカ生まれの画家キンケラ・マルティンのデザイン
*絵画・オブジェ等に加えて土産店も並ぶ
12:45 専用車にてブエノス・アイレスのエセイサ国際空港へ
*昼食の幕の内弁当を積み込む
13:30 ブエノス・アイレス国際空港到着
13:45 タム航空カウンターにて個人チェックイン
*アルゼンチンの出国カードを記入
14:00 アルゼンチン出国手続
*パスポートを提示して出国カード提出
*手荷物検査とセキュリティチェック
15:20 タム航空8005便(JJ-8005)にてサンパウロへ
*機内食1回+スナック、A-320
*時差 +1時間
18:15 サンパウロ国際空港到着
*ターミナルを移動し、スイス航空チェックインカウンターへ移動
*18番カウンターでスイス航空93便(LX-93)のチェックイン
20:30 スイス航空93便(LX-93)にてチューリッヒへ
*機内食2回+スナック、AB340-300(AC-DEFG-JK)
*時差 +3時間
【機内泊】
〔旅日記〕
今日は南米最後の日でブエノスアイレスの市内観光です。
あいにくのお天気ですが、ガイドのエルミニアさんの案内で通常とは異なる体験を試みました。
カテドラルやレコレーター墓地はいつも通りの観光ですが、今回はブエノスアイレスでも最も古い地下鉄に乗車しました。
日本の銀座線のモデルにもなったそうで、車両はなんと木製で車内は情緒ある雰囲気でした。
最後はタンゴ発祥の地、ボカ地区散策です。カラフルな通りにユニークなオブジェやパフォーマンスが繰り広げられ、楽しい場所です。
昼食は幕の内弁当を空港で食べましたが、機内食にはない味でとても美味しく感じました。
幸い天候にも恵まれ、大きな事故もなく帰国の途につけることは、いつもながら嬉しく思いますが、旅の終わりということで同時に寂しくも感じます。
◆12日目 2010年2月8日(月) <→チューリッヒ→>
11:05 (定刻11:25)チューリッヒ国際空港到着(2階)
*LX-160便の搭乗ゲートE-43へ移動
*出発までフリー(免税品購入等)
12:30 E-43番ゲートより搭乗開始
13:00 スイス航空160便(LX-160)にて成田へ
*機内食2回+スナック、AB340-300(AC-DEFG-JK)
*時差 +8時間
【機内泊】
◆13日目 2010年 2月9日(火) <→成田>
8:45 (定刻8:50)新東京国際空港(成田)到着
入国審査・通関後自由解散
*スーツケース1個が未着、PIR作成
〔旅日記〕
ほぼ定刻に日本に帰国しました。
今回は飛行時間が長く、乗り継ぎも多かったのでスーツケースの損傷もありましたが、病気・怪我はなかったのでラッキーでした。
私の仕事は皆様と時間を共有することによって「時の流れを物語に変える」ことですが、今回の旅行が素敵な物語として皆様の記憶に残れば幸いです。
また、近い将来ご一緒できる日を楽しみにしております。
平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』
出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。
どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。
これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。
立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。
どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。
★平成芭蕉ブックス
①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
②『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
③『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」
私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。
「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。