令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉のテーマ旅行〜「黄葉」の旅:ローレンシャン高原と耶馬渓

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「紅葉(黄葉)」の名所「談山神社」と「耶馬渓」を訪ねる

談山神社の「黄葉」

旧暦9月9日の重陽節になると、北からの冷たい風が吹き始める韓国では、日本より先に木々の葉が色づき、「丹楓遊び(タンプンノリ)」という風習が行われます。

韓国語の「丹楓」とは「紅葉」の意味で、「丹楓遊び」は日本での「紅葉狩り」という秋の定番娯楽なのです。

すなわち、重陽節を迎えたソウルの人たちは、思い思いに近郊の南山(ナムサン)や北岳山(プガクサン)へ登り、「菊」で造った菊酒や菊茶を飲み、菊餅などの「時食」を食べて紅葉狩り(タンプンノリ)を楽しんでいるのです。

一般に秋の花と言えば、楓や秋桜を連想しますが、秋は古来、黄色の花である「菊」の季節だったのです。すなわち、秋のシンボルは、紅葉や丹楓のような赤色ではなく、菊の黄色がより深い秋を象徴していたのです。

そもそも秋に木々の葉が変色することを「黄葉つ(もみつ)」と呼び、これがなまって「黄葉(もみぢ)」、しかし日本では赤がおめでたい色とされた関係で「黄葉」が「紅葉(もみじ)」と表記されるようになったと言われています。

カナダのローレンシャン高原の紅葉

ローレンシャン高原の紅葉

ローレンシャン高原の紅葉

その紅葉の名所ですが、私は海外ではカナダのローレンシャン高原、日本においては「大化の改新」で中臣鎌足と中大兄皇子(後の天智天皇)が話し合った談山神社が印象に残っています。

ローレンシャン高原は、ケベック州の中・北部に広がる広大な高原エリアで、夏は避暑やカヌー・乗馬、冬はスキーやクロスカントリーなどのアクティビティが盛んなリゾートエリアですが、9月中旬から10月にかけての紅葉の時期は、カエデやシラカバが赤や黄色に色づき、メープル街道随一と言われるほどのすばらしい景色が広がります。

しかし、2018年は大分県中津市にある山国川の景勝地で新日本三景や日本三大奇勝だけでなく、日本遺産にも登録された耶馬渓がお勧めです。

なぜなら、今年は「旅を生きた学問」と考え、全国各地を遍歴した江戸時代の儒学者であり文豪としても知られる、頼山陽が「耶馬渓」と命名して200年に当たるからです。

旧耶馬渓鉄道跡のサイクリングロードを自転車で走ると、頼山陽が感嘆したであろう真の「黄葉」を満喫することができます。

<具体的な旅先>

談山神社…、藤原氏の祖である中臣鎌足の死後の678年、長男で僧であった定慧が唐からの帰国後、父の墓を摂津からこの地に移し、十三重塔を造立したのが発祥とされる。

耶馬渓…頼山1818年、山国谷と呼ばれた山国川流域を遍歴し、その天然の渓谷美に魅了され、「耶馬渓」と名づけ、柿坂での絶景を『擲筆峰(てきひっぽう)』の景と命名、『耶馬渓図巻記』に「耶馬渓山天下無」の詩を残している。

*平成芭蕉のテーマ旅行「黄葉の旅」は旅行読売2018年10月号に掲載されました

旅行読売 こんな旅がしたい「黄葉の旅」

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日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!

「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。

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 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅 

平成芭蕉ブックス『令和の旅指南』

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って令和時代を旅しています。

平成芭蕉のテーマ旅行

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見るべきものは見て、聞くべき話は聞いた。では旅に飽きたかと問われれば、いえいえ、視点が変わればまた新たな旅が始まるのです。平成芭蕉はまだまだ「こんな旅があった」と目からウロコのテーマ旅行にご案内します。すなわち、「ときめき」を感じる旅から人は変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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