令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉のテーマ旅行

平成芭蕉のテーマ旅行 〜「街歩き」の旅:パワースポットの神社仏閣巡り

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「街歩き」をテーマとした旅

最近では従来のバス旅に加えて健康的な「街歩き」の旅が人気です。

「街歩き」をテーマとした旅を語ろうとすると、まず私の頭に浮かぶのは旅人の目線で街を歩くことにこだわった旅番組『世界ふれあい街歩き』です。

この番組では、人が見知らぬ土地になぜ旅をするのか、旅の楽しみは何か、そもそも旅とは何かといった旅の本質を考えさせてくれるのですが、その答えは「街歩き」にあるのです。

備中松山城の城下町、高梁の街歩き

そして、街歩きで最も気づきが多いのは城下町散策です。
例えば岡山県中西部の吉備高原にある備中松山城は、雲海に浮かぶ山城として知られていますが、城があれば城下町ありで、武将や家臣団が集まって生まれた集落は、やがてその生活を支える職人や町人が住む備中高梁という城下町に発展したのです。

備中松山城

備中松山城

幕末には900人もの武士が暮らしたという高梁ですが、その経済を支えたのは高梁川が担う船運でした。街はすべてが当時のままではありませんが、この高梁川や松山往来と呼ばれた街道は残っており、これらをうまく利用して領地経営をした領主に思いを馳せるのも街歩きの楽しみの一つです。

そして街歩きをしていると神社・仏閣の中に不思議なパワースポットを見つけることができます。特に郷土の名庭園と呼ばれる寺社や神社の巨石などはパワースポットであることが多く、是非とも訪ねてみてください。

名庭園で知られる頼久寺は、関ケ原の合戦後に国奉行として派遣された小堀遠州が滞在した場所ですが、これは寺というよりもほとんど城塞であり、パワースポットのひとつです。

高梁の頼久寺

高梁の頼久寺

当時の城下町における寺院には、有事の際の駐屯地という役目があったからですが、書院造に続く庭園は、作庭家でもあった小堀遠州がヨーロッパの庭園を参考にしたものと言われています。

日本三大朝市の一つ 千葉県勝浦

また、日本は海に囲まれた島国ですから、海流が運ぶ海の幸や様々な文化が集積する港町の散策もおすすめです。
特に石川県の輪島、岐阜県の高山と並んで日本三大朝市の一つに数えられる千葉県の勝浦は、港町ですが城下町でもあり、実に400年の歴史を誇っています。

勝浦の朝市発祥の地

勝浦の朝市発祥の地

この勝浦の街歩きは新鮮な食材を買ったり、朝市で土地の人と触れ合ったりして街歩きの楽しみが凝縮されています。

朝市で賑わう下本町朝市通りは、漁師の守り神をまつる遠見岬神社の門前にありますが、この遠見岬神社もまた、パワースポットの一つです。

この遠見岬神社には、船に宿って漁や航海の安全を守る船霊(ふなだま)様という神様への信仰があり、朝市だけでなく歴史的にも楽しめる街です。

近くの里山や城下町を散策したり、ちょっと遠出して朝市のある町を訪ねたり、あるいは旧街道の宿場町を探索したりする「街歩き」は、日本再発見の旅でもあります。

<具体的な旅先>

岡山県高梁…城下町の高梁は備中の小京都とも呼ばれ、藩政時代の面影を残す市内には日本一高いところに現存する備中松山城をはじめ頼久寺、武家屋敷館などの文化遺産が点在しています。

千葉県勝浦…勝浦の朝市は、1591年、当時の勝浦城主であった植村土佐守泰忠が農業・漁業の奨励と農水産物の交換の場として開いたもので、人々の暖かさと人情味あふれる勝浦の顔として、今でも70軒の店が出店しています。

*平成芭蕉のテーマ旅行「街歩きの旅」は旅行読売2020年1月号に掲載されました

旅行読売 こんな旅がしたい「街歩きの旅」

旅行読売 こんな旅がしたい「街歩きの旅」

日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産!

「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されることを記念して、私はこのたび『縄文人からのメッセージ』というタイトルで令和の旅を語り、Amazonの電子本として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』とともにご一読下さい。

★平成芭蕉ブックス
 ①『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅
 ②『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅 

平成芭蕉ブックス『令和の旅指南』

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って令和時代を旅しています。

平成芭蕉のテーマ旅行

平成芭蕉のテーマ旅行

見るべきものは見て、聞くべき話は聞いた。では旅に飽きたかと問われれば、いえいえ、視点が変わればまた新たな旅が始まるのです。平成芭蕉はまだまだ「こんな旅があった」と目からウロコのテーマ旅行にご案内します。すなわち、「ときめき」を感じる旅から人は変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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