令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉の旅語録

平成芭蕉の旅語録~ボツワナ共和国のンコロイ大使からのメッセージ

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【ボツワナ共和国】オカバンゴ湿原、チョベ国立公園と世界最大の塩湖

私の好きなリカオン(ワイルドドッグ)に会える国、ボツワナ共和国のンコロイ大使にお会いして、ボツワナの魅力について語っていただきました。

ボツワナ共和国ンコロイ大使と対談「ボツワナは自然豊かな平和の国」

ボツワナ共和国ンコロイ大使と対談

今日は久々に学生時代にお世話になった懐かしい田町駅に降りました。しかし目的地は母校の慶應義塾大学三田キャンパスではなく、私の好きな野生動物の楽園、ボツワナ共和国の大使館でした。
日本旅行作家協会を通じて知り合った在日南アフリカ商工会議所理事ルンギレさんのご紹介で、ボツワナ共和国のンコロイ ンコロイNkoloi NKOLOI大使にお会いして、ボツワナの魅力とボツワナの観光施策についてお伺いしました。

私は南アフリカの「豪華列車ロボスの旅」を含め、ボツワナへは3回訪れていますが、大使とお話ししているとオカバンゴ湿原やチョベ国立公園の野生動物が集まる光景が鮮明に思い出されました。
一般的な観光旅行では、世界三大瀑布のビクトリアの滝を見学した際、ボツワナのチョベ国立公園を訪ねる機会もありますが、まだまだ日本人にとってボツワナは馴染みの薄い国です。

ビクトリアの滝

しかし、ボツワナには一般には知られていない「三つの世界一」があり、また、ダイヤモンドをはじめとする鉱物資源が豊富なので、アフリカでも有数の経済力をもつ豊かな国なのです。
そのため、建国以来争いもなく、ボツワナでは日本で話題になる戦争放棄の「憲法9条」も不要な平和の国です。

「三つの世界一」の一つ、世界最大の塩湖跡「マカディカディ・パン」

野生の王国「ボツワナ」

ちなみに「三つの世界一」とは「世界一短い国境」「世界で一番大きな内陸デルタ」そして「世界一大きな塩湖」です。
ボツワナと言えばオカバンゴ・デルタチョベ国立公園モレミ自然保護区などの野生動物の楽園ですが、私は今日まで3つ目の「地平線のかなたまで伸びる塩の大地」マカディカディ・パンの存在を忘れていました。
このマカディカディはかつてアフリカ最大規模を誇る内陸性の湖で、1万2000平方キロにもおよぶパン(低塩地)は塩分を含んでいるために、植物は育ちません。
一年の大半が乾燥気候のため、南米ボリビアのウユニ塩湖のような鏡状態にはなりませんが、周囲には巨大なバオバブの木が点在していたり、フラミンゴの聖域もある魅力的なスポットで、パンを囲むように人々が生活を営む村もあります。
聞くところでは、ボツワナには20以上の部族が居住し、彼らが友好的に豊かな多様性ある文化をもたらしているようです。すなわち、ボツワナはアフリカ人がつくった自由で民主的な国家なのです。

ボツワナの自然を守る環境保護政策

チョベ・ゲーム・ロッジ

そして、彼らは狩猟民族でしたが、非常に厳格で伝統的な自然環境保護政策をとり、野生動物と自然界の多様な種を守っています。そのため、インバウンド等の観光施策においては、外国人観光客を大切にしつつも、適切な制限を設けています。
すなわち、私たち旅行者が支払う地上費(宿泊代や食事代等)は、他の国と比較すれば非常に高額で、また、入国後は現地事情を良く知ったガイド同行でなければ、観光地を巡ることができません。実際、私が同乗したボツワナツアーはいずれも旅行代金が100万円を越えていましたが、他の国とは異なる質の高い変化に富んだ内容でした。
「オーバーツーリズム」という言葉があり、一般的に富士山などの人気のある国立公園では、過度の観光客が訪れることにより、地域住民の生活や自然環境に負の影響を与えて問題となっていますが、この観光公害には、ボツワナの観光施策が参考になります。
それは、大切な観光地である国立公園を訪ねるには、旅行代金を高額にすることで、旅行者の数と質を制限しつつ、自国の自然を守っているのです。
私はこのンコロイ大使の話を聞いて、資源の乏しい国にとっては、外国人旅行客の観光収入は必要ですが、やはり国のしっかりとした観光施策による統制下で行われるべきだと思いました。
最近、私は国内の歴史ツアーに同行することが多く、野生の楽園を忘れていましたが、今日、ボツワナの魅力を再確認させていただき、「チョベ・ゲーム・ロッジ」に滞在して眺めた夕陽や満点の星空を懐かしく思い出しました。
また、私にとって伝統的なカヌー「モコロ」に乗って、オカバンゴ湿原を探検したことも贅沢な体験でした。
ツアー代金は高いですが、非日常の体験と大いなる感動が得られるボツワナの旅は、一生の想い出になることは間違いありません。
私も40年間で世界各地を巡りましたが、ボツワナで見たリカオン(ワイルドドッグ)や間近で見た象の群れは鮮明な記憶として残っており、ボツワナ共和国は自信をもってお勧めできる旅先の1つです。
しかし、観光公害による自然破壊が行われないように私たちも心掛けたいと思います。

〔アフリカゾウの生息数が世界一のチョベ国立公園での象の群れ〕

祝!日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産登録

「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことを記念して、私はみちのくを旅した芭蕉の研究本『松尾芭蕉の旅に学ぶ』と共に『縄文人からのメッセージ』というタイトルで縄文文化を語り、平成芭蕉の『令和の旅指南』シリーズ(Kindle電子本)として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。

また、日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』、感情の老化を防ぐ私の旅日記である『生まれ変わりの一人旅』とともにご一読下さい。

★平成芭蕉ブックス
 ①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
 『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
 ④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
 ⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅

平成芭蕉「令和の旅指南」シリーズ

参考記事:世界遺産の旅における「へー、そうだったの」

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。旅とは日常から離れ、いつもと違う風、光、臭いなど五感を通じて自分を見つめ直す機会です。そしていつもと違う人に会い、いつもと違う食事をとることで、考え方や感じ方が変わります。すなわち、いい旅をすると人も変わり、生き方も変わり、人生も変わるのです。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

 

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