令和の「平成芭蕉」

令和の「平成芭蕉」

平成芭蕉同行の旅

一度は行きたい花の都パリ フランスと魅力ある中欧9日間

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フランスの世界遺産と魅力的な中欧を巡る旅 9日間

さる4月15日に起きたパリ発祥のシテ島にあるノートルダム大聖堂の大火災は、フランス人やカトリック信者だけでなく全世界の人に衝撃を与えました。

「我らが貴婦人」ノートルダムは、ゴシック建築を代表する建物であり、フランスの象徴として「パリのセーヌ河岸」という名称で周辺の文化遺産とともにユネスコの世界遺産に登録されています。

やはり、ヨーロッパの中心パリとキリスト教文化の生きる魅力ある中欧の街並みは一度は訪れたい場所です。

一度は行きたいパリのノートルダム フランスと魅力ある中欧9日間

関連記事:フランスの世界遺産「パリのセーヌ河岸」はヨーロッパの顔

◆1日目  2012年5月09日(水)  <成田→パリ>

ロワシー・アン・フランスの町

ロワシー・アン・フランスの町

9:45 新東京国際空港(成田)第1ターミナル北ウィング4階にてお出迎え

9:50 Cカウンター前にて受付、自動チェックイン機にて搭乗券発行手続案内

10:00 エールフランス航空カウンターにて各自荷物のチェックイン

11:25 15番ゲートより搭乗開始

12:05 エールフランス航空275便(AF-275)にてパリへ
  *機内食2回+スナック、AB380(ABC-DEFG-JKL) 
  *時差 -7時間

17:05 パリ国際空港(Charles de Gaulle Airport)2E到着
  *フランス入国審査(パスポート)、通関

18:15 シャトルバスにてホテルへ

18:45 ロワシー・アン・フランスのホテルMILLENNIUM PARIS CHARLES DE GAULLEへチェックイン

19:00 ホテル近郊Roissyのスーパーマーケットで買い物
  *サンドウィッチ、フルーツ、飲み物等購入

【Hotel Millenium Paris Charles De Gaulle泊】

〔旅日記〕

お客様は専用バスで成田空港第1ターミナルにご到着。
そして成田を出発して約12時間のフライトでパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。
空港のシャトルバスにてロワシー・アン・フランスRoissy en Franceという村にあるホテルへチェックイン。
夕食はホテル近郊のスーパーマーケットでサンドウィッチや飲み物を購入していただき、各自お部屋にて召し上がっていただきました。

 

◆2日目 2012年5月10日(木)  <パリ→ブダペスト>

4:00 モーニングコール

5:00 シャトルバスにて空港へ
  *ロビー階でパンとフレッシュオレンジジュース

6:00 パリ国際空港第2ターミナル到着

6:10 エールフランス航空カウンターにて個人チェックイン
  *手荷物検査、セキュリティチェックを受けてD70ゲートへ

7:10 エールフランス航空1394便(AF-1394)にてブダペストへ
  *ドリンクサービス+スナック、AB320(ABC-DEF)

9:20 ブダペスト国際空港(Liszt Ferenc Airport)到着

9:50 専用バスにてブダペスト市内観光へ
  *ガイド:Mr. Gaal  ドライバー:Mr. Shandor       

10:35 英雄広場
  *1896年、ハンガリー建国1000年を記念して造られた
  *中央にはアールパードの騎馬像

ハンガリー国会議事堂

11:15~12:40 西洋美術館 Fine Art Museum
  *エステルハーズィ家のコレクションが母体。エル・グレコやラファエロなどの作品が秀逸
  *美術館学芸員による詳細な解説。

12:50 国会議事堂
  *ルネサンス様式の円蓋ホール中央には、ハンガリーの王冠が展示されている。

13:00~14:20 昼食は市内のVenhajo Restaurantにて
  *前菜 Broccoli Cream Soup(ブロッコリーのクリームスープ)
  *メイン Roasted Chicken with Cheese Sauce(ローストチキン)
  *デザート Chocolate Brownie with Fruits(チョコレートブラウニー)

14:25 バスにてゲッレールトの丘へ
  *車窓よりライオン像で有名なセーチェニくさり橋見学

14:40~15:20 ゲッレールトの丘
  *1854年にハプスブルク帝国によって建てられた要塞Citadellaからドナウ川を展望

15:35~16:00 王宮の丘
  *ドナウ川の右岸、ブダ側の小高い丘でユネスコの世界遺産に登録されている
  *三位一体広場:バロック様式のペスト記念碑である三位一体像が立つ

16:05~16:20 マーチャーシュ教会 Matthias Church
  *ジョルナイ製のカラフルなモザイク屋根で覆われた教会
  *正面入り口右側には80mのマーチャーシュ塔、左側に36mのベーラ塔が建つ
  *1867年、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフのハンガリー国王戴冠式が行われた

漁夫の砦

漁夫の砦

16:20~16:35 漁夫の砦 Fissherman's Bastion
  *マーチャーシュ教会を設計したシュレイクにより1902年に完成
  *7つの塔はマジャル人の祖先であるフィン・ウゴル語族の名前が付けられている
  *砦の前にはハンガリー初代国王聖イシュトバーンの騎馬像が立つ

16:40~17:30 VOROS SUNにてショッピング&WC休憩
  *カロチャ製のハンガリー刺繍、パプリカ、プロポリス、リバマーイ(フォアグラ)等
  *蒸留酒ウニクムは皇帝ヨーゼフ二世の「これはウニクム(ユニーク)」から命名
  *ハンガリーの三大名窯ジョルナイ、ヘレンド、ホローハーザ

17:40 徒歩にて夕食のレストランへ

17:45~18:50 夕食は市内のARANY HORDOにて
  *前菜 Mixed Salad with Dressing(ミックスサラダ)
  *メイン Beef Goulash with Garnish and Salad(ビーフグヤーシュ)
  *デザート Lemon Sorbet(自家製レモンシャーベット)
  *日本語ガイドのMr. Gaalさんとお別れ

19:05 バスにてホテルへ

19:20 NH BUDAPESTへチェックイン

【Hotel NH Budapest泊】

 

〔旅日記〕

ブダペストの街並

ブダペストの街並

今日はパリからハンガリーの首都ブダペストに向かいます。
早朝出発のため、朝食はボックスでお願いしていましたが、朝になってそのボックスが入っている
ケースが開かないという理由で、急遽、ロビーでオレンジジュースとパンを召し上がっていただき、シャトルバスで空港へ出発。
ブダペストに到着すると男らしいガールという名のガイドさんが出迎えてくれました。
彼は観光ガイドブックを監修するほどのベテランガイドで、ハンガリーの歴史やドナウ川右岸のブダとオーブダ、左岸のペスト地区を分かりやすく説明してくれました。
午前中、英雄広場にあるエステルハーズィ家のコレクションで有名な西洋美術館を訪れましたが、学芸員の詳しすぎる説明には少し疲れました。
しかし、ラファエロの「エステルハーズィの聖母」はとても印象に残りました。
昼食はドナウ川に浮かぶオールドシップレストランで鎖橋や対岸に王宮を眺めながらの会食でしたが、隣の席のロシア人グループと歌合戦が始まりました。
ロシア民謡と日本民謡との戦いでしたが、いずれの歌声もほとんどプロ級でした。
予期せぬ歌謡ショーの後はツィタデッラと呼ばれる城塞の残るゲッレールトの丘からドナウ川を眺めました。ゲッレールトはこの地にキリスト教を伝道した殉教者ジェラルドに由来し、丘の南斜面には聖ジェラルド像も建てられています。
同じく丘の上には椰子の葉を掲げた「自由の像」もあり、こちらはファシズムからの開放を記念し、1947年に建てられました。
ブダペストの世界遺産は「ドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラシー通り」となっていますが、ブダ城地区は右岸の「王宮の丘」のことです。
王宮の丘ではオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がハンガリー王として即位したマーチャーシュ聖堂、三位一体広場、漁夫の砦を見学しました。
観光を終えた後はハンガリーの名産である陶器や刺繍等の土産店に立ち寄り、夕食を済ませてホテルにチェックインしました。
私はチェックイン後、一人で夜のマルギット島に出かけ、ベーラ4世の息女マルギットが「二度とモンゴルの襲来がないように」と祈りを捧げた場所で、「ドナウの真珠」と呼ばれるブダペストの夜景を鑑賞しつつ、今回の旅の安全を祈念しました。

◆3日目  2012年5月11日(金)  <ブダペスト→ブラチスラヴァ>

6:00 モーニングコール

7:00~8:00 朝食(ホテル内レストラン)

8:00 専用バスにてジェールを経由してスロバキアのブラチスラヴァへ(203km)
  *ドライバーはMr. Shandor

10:50~11:10 スロバキアとの国境に近いジェールにてWC休憩
  *近郊は風力発電所
  *WCは有料¢50

12:30 ブラチスラヴァ着後、徒歩にてレストランへ

12:40~13:40 昼食は旧市街のZICHYにて
  *前菜 Vegetable Soup(野菜スープ)
  *メイン Grilled Trout with Croquettes(マスのグリル)
  *デザート Choco Roll(チョコロール)
  *ガイドのMr. Homola さんと合流

ブラチスラバ市街

ブラチスラバ市街

13:40~14:00 ミハルスカー通りからブラチスラヴァ旧市街観光
  *旧ハンガリー王国議院:現在は大学図書館
  *パールフィ宮殿:1762年にモーツァルトがコンサートを開いた場所
  *ケグレヴィッチ宮殿:1796年にベートーベンがコンサートを開いた場所
  *ミハエル門:城門の塔は武器博物館

14:00~14:30 中央広場(フラヴネー・ナーメスチェ)
  *旧市庁舎:中央広場のシンボルで時計塔の左にはイエズス会の教会
  *大司教宮殿:屋根にある大司教の紋章は枢機卿の帽子を戴く
  *覗く人:ヴィクトル・フリークによるユニークなブロンズ像

14:35~15:00 聖マルティン大聖堂
  *ハンガリー王11人、女王7人の戴冠式が行われた
  *ラファエル・ドネルの聖マルティンと乞食の騎馬像が有名
  *尖塔は金色に輝く聖ステファン王冠の模型を戴いている

15:15 バスにてブラチスラヴァ城へ
  *車窓よりバロック様式のグラサルコヴィッチ宮殿(大統領官邸)見学

15:25~15:45 ブラチスラヴァ城見学
  *「逆さテーブル」と呼ばれる町のシンボルでドナウ川を一望できる
  *城の王冠の塔にはハンガリー王国の王冠と宝石が保管された

16:00 バスにてホテルへ

16:35 HOLIDAY INN BRATISLAVAへチェックイン

19:00~20:30 ホテル内レストランにて夕食
  *前菜 Tomato Soup with Cheese(トマトスープ)
  *メイン Pork on Grilled Vegetables(ポークのグリル)
  *デザート Fruit Cake(フルーツケーキ)

【Holiday Inn Bratislava泊】

 

〔旅日記〕

ブラチスラバ城

ブラチスラバ城

今日はブダペストからスロバキアの首都ブラチスラヴァへ向かいます。
ブラチスラヴァはハンガリーおよびオーストリアの2カ国の国境に接し、ドナウ川に面したスロバキアの政治、文化、経済の中心都市でハンガリー語でポジョニ、ドイツ語ではプレスブルクと呼ばれます。
ブラチスラヴァに到着後は旧市街のレストランで昼食をとりましたが、高校の卒業式の日にあたっていたため、通りではにぎやかな学生のパレードに遭遇しました。
昼食後はガイドのホモラさんと一緒に旧市街を観光しました。1563年から1830年までハンガリー国王・女王の戴冠式が行われた聖マルティン大聖堂へ続く道には小さな「王冠の紋章」が埋め込まれており、戴冠後のパレードのコースを示していました。
日本大使館のある旧市街の中心フラヴネー広場で休憩した後、下水道の掃除人「覗く人」などのユニークが彫像を見ながら聖マルティン大聖堂に入場見学。
1740年即位したマリア・テレジアの戴冠式の華やかさを想像しながら、次はブラチスラヴァ城に向かいました。
この城はマリア・テレジアの居城となり、ブラチルラヴァの象徴でその独特の形から「逆さテーブル」と呼ばれて市民にも親しまれています。
ホテルで夕食を取った後は、外で夕陽を眺めていましたが、かつて訪れた東の時代に比べてエネルギーを感じました。

 

◆4日目  2012年5月12日(土)  <ブラチスラバ→チェスキークルムロフ>

スヴォルノスティ広場

スヴォルノスティ広場

6:00 モーニングコール

6:30~7:00 朝食(ホテル内レストラン)

8:00 専用バスにてウィーン経由でチェスキークルムロフへ(327km)

9:30~10:30 途中、HalamkyのGSにてWC休憩
  *近郊は菜の花畑が美しい
  *WCは有料¢50

13:00 チェスキークルムロフ到着
  *城下町Latranを経由して旧市街の中心スヴォルノスティ広場へ

13:30~14:45 昼食は旧市街のMASTALにて
  *前菜 Onion Soup(オニオンスープ)
  *メイン Veal Medaillons with Potatoes, Garnish(子牛肉のメダイヨン)
  *デザート Cheese Cake(チーズケーキ)
  *ガイドのMs. Blanka さんと合流

14:45 徒歩にてチェスキークルムロフ観光へ

15:00~16:00 チェスキークルムロフ城観光
  *城専任のガイドが案内
  *礼拝堂やバロックサロン、ルネッサンス風の部屋
  *エッゲンベルグ室の黄金馬車
  *画家Lederer Josefの仮面の部屋Maskarni Sal

16:10~16:45 城下町Latranと旧市街Stare Mestoを散策
  *Latran59:ロジェムベルクの騎手の壁画で有名

16:45~17:00 スヴォルノスティ広場
  *ルネッサンス風の町役場
  *噴水とペストの碑、Panna Marie Immaculaty像

17:05 徒歩にてホテルへ

17:15 HOTEL RUZEへチェックイン

19:00~20:30 ホテル内レストランにて夕食
  *前菜 Vegetable Salad(野菜サラダ)     
  *メイン Fried Trout on Grilled Vegetables(マスのフライ)
  *デザート Tiramisu(ティラミス)

【Hotel Ruze泊】

 

〔旅日記〕

チェスキークルムロフ

チェスキークルムロフ

今日はスロバキアからチェコの世界遺産「チェスキークルムロフ」を訪ねます。
スロベニアから来た旅人も「ヨーロッパの古都で訪れるべき街が2つある--ひとつがクロアチアのドブロブニク、もうひとつがチェコのチェスキークルムロフ」と言ったそうですが、私も同感です。
まるで「眠れる森の美女」のごとく中世から姿を変えることなく、ボヘミアの深い森の中に美しい街並が息づいています。
旧市街のレストランで昼食を取った後、女性ガイドのブランカさんと一緒に歴史地区をご案内させていただきました。街のシンボルとなっているチェスキークルムロフ城の塔は書き落とし技法であるスグラフィット(一種のだまし絵)で彩色されており、街のどこから見ても目立つ存在です。
約1時間の城専任ガイドの案内でロジェンベルク家、エッゲンベルク家、シュワルツェンベルク家の移り変わりと優雅な生活ぶりが伺えました。
前回、猪狩さんとご一緒させていただいた時はこの地に宿泊しませんでしたが、今回はかつてイエズス会の学校であったルネッサンス風のHotel Ruzeに宿泊しました。このホテルは3階建てで部屋から眺める景色は時間と共に変化し、ライトアップされた城や朝陽に輝くオレンジ色の街並は筆舌に尽くしがたい美しさで石井先生のスケッチには感動しました。
残念だったのは手荷物を配送していただいたドライバーのシャンドールさんが、我々に荷物を届けようとバスから一瞬はなれた際、駐車違反の切符を切られたことです。
もし、彼がチェコ人であれば許されていたのではないかと考えると民族問題は現代も深刻なようです。

 

◆5日目 2012年5月13日(日)  <チェスキークルムロフ→プラハ>

6:00 モーニングコール(希望者のみ)

7:00~10:00 朝食(ホテルレストラン)

  *昼食時までフリータイム(ホテルは10時までにチェックアウト)
  *ブジェヨヴィツカー門
  *エゴン・シーレ文化センター:シュイローカー通りの旧ビール醸造所
  *聖ヴィート教会:主祭壇には聖ヴィートと聖母マリアの絵画

12:00 スヴォルノスティ広場のZLATY ANDEL HOTEL前に集合

12:00~13:00 昼食はHotel Zlaty Andel のレストランにて
  *前菜 Ham Roll Salad(ハムロールサラダ)
  *メイン Chicken Saute, Curry Rice(カレー風味チキンソテー)
  *デザート Ice-cream(アイスクリーム)
  *昼食後はホテルへ

13:15 専用バスにてプラハへ(181km)

14:45~15:00 TABORにてWC休憩
  *菜の花畑をドライブしながら車内で歌合戦

17:00 MOEVENPICKへチェックイン
  *ドライバーのMr. Shandorさんとお別れ

19:00~20:30 ホテル内レストランにて夕食
  *前菜 Russian Borsch with Sour Cream(ロシア風ボルシチ)
  *メイン Roasted Chicken with Herb Crust(ローストチキン)
  *デザート Panna Cotta(パンナコッタ)

【Hotel Moevenpick泊】

〔旅日記〕

 

エゴン・シーレ文化センター

エゴン・シーレ文化センター

今日は午前中、チェスキークルムロフを自由散策していただき、午後はチェコの首都であり「百塔の町」と称されるプラハに向かいます。
私はチェスキークルムロフ城と庭園をつなぐプラスティー橋から街を眺めた後、エゴン・シーレ文化センターに行きました。この建物はかつてはビールの醸造所で今はオーストリアの画家エゴン・シーレの美術館となっています。
チェスキー・クルムロフに来る途中、チェスキー・ブディヨビッツという町を経由しましたが、「ブディヨビッツ」はドイツ語では「ブドヴァイゼル」となり、英語で発音すると「バドワイザー」です。
すなわち、この地はビールの本場でバドワイザーはこの地名に由来するそうです。
街を歩いていると薄いピンクや黄色の壁に見事な壁画が描かれていて、まるで街全体が美術館のようです。私はブディヨビッツ門からブルタヴァ川沿いを散策し、街の中心スヴォルノスティ広場に戻りました。
広場近くのレストランで昼食をとった後、バスにてプラハに出発しましたが、車窓から見る菜の花畑はとても見事でした。しかし、それ以上にお客様の歌声が素晴らしく、NHK紅白歌合戦の様相でしたので、私は白組代表として加山雄三の「君といつまでも」を歌わせていただきました。
車中が盛り上がっていたため、あっという間にプラハのホテルに到着しました。
ブダペストからご一緒していただきたドライバーのシャンドールさんとはこちらでお別れしましたが、お客様からの心のこもったメッセージとプレゼントに感激し、なごりを惜しんで帰られました。

◆6日目  2012年5月14日(月) <プラハ→パリ> 

プラハ城の聖ヴィート大聖堂

プラハ城の聖ヴィート大聖堂

7:00 モーニングコール

6:30~9:00 朝食(ホテルレストラン)

9:00 Mr. HOSOYAさんの案内でプラハ市内観光
  *ドライバーはH+S BUSSI のMr. Pabel

9:30~10:50 プラハ城入場観光
9:40聖ヴィート大聖堂入場見学
  *926年に聖ヴァーツラフが円形建物の教会を建てたのが始まり
  *ミュシャ作「聖キリルと聖メトディウス」のステンドグラスで有名
  *主祭壇の右脇に聖ヤン・ネポムツキーの墓
10:20 旧王宮(ボヘミア王プシェミスル家の居館)入場見学
  *後期ゴシック建築のヴラディスラフの大広間
10:50 黄金の小路散策
      *フランツ・カフカが仕事部屋として使っていた家(22番)

11:00 マラー・ストラナ側の東門よりカレル橋へ

中世の石橋カレル橋散策

中世の石橋カレル橋散策

11:20~11:40 中世の石橋カレル橋散策
  *欄干にはプラハの殉教者ヤン・ネポムツキー他計30人の聖人の像が並ぶ
  *1357年カレル4世の命により建設開始、1402年完成
  *ゴシック式の旧市街橋塔にはカレル4世、聖ヴィート、ヴァーツラフ4世の像

11:45 スメタナ博物館
  *急な配管工事のため休館

11:50 徒歩にてレストランへ

12:30~13:30 昼食は黒ビールで有名なU FLEKUレストランにて
  *前菜 Potato Soup
  *メイン Czech Plate(Pork, Meat  Sausage, Red Cabbage)
  *デザート Cheese Cake
  *バンド演奏有り

13:35 バスにてユダヤ人街へ

14:00~14:15 ユダヤ人地区見学
  *旧新シナゴーグ:13世紀に建てられ、16世紀に新しい教会が建て増しされた
  *ユダヤ人地区集会所:屋根の2つの時計のうち下の時計はヘブライ語

14:15 徒歩にて旧市街へ

14:25~15:00 旧市街広場にてショッピングタイム
  *ERPET BOHEMIA CRYSTAL
  *広場に立つ像は宗教改革者ヤン・フス

15:00~15:05 14時の天文時計の仕掛けを見学
  *12の月をボヘミアの農民生活で表した絵で示す

15:05~16:10 自由行動

16:15~16:45 旧市街庁舎の塔
  *エレベーターで展望台へ

16:50 旧市街を散策しながらバスへ
  *バロック式の聖ミクラーシュ教会
  *ゴシック式のティーン教会    

17:00 バスにてプラハの国際空港へ
  *ガイドのMr. Hosoyaさんとお別れ

17:50 プラハ国際空港(Ruzyne Intl. Airport)到着

18:10 エールフランス航空カウンターにて個人チェックイン

18:30 チェックイン後、第一ターミナルのレストランへ

18:40~19:30 夕食はTuzemsky Fast Food のレストランにて
  *各自、セルフサービスにて好きなメニューを選択

20:35 エールフランス航空2483便(AF-2483)にてパリへ
  *ドリンクサービス+スナック、AB320(ABC-DEF)

22:20 パリ国際空港到着

専用バスにてパリのホテルへ
  *ガイド:Ms. YAMAUCHI  ドライバー:Mr. Samir

23:10 MERCURE LA DEFENSE 5へチェックイン

【Hotel Mercure La Defense 5 泊】

 

〔旅日記〕

プラハの仕掛け時計

プラハの仕掛け時計

今日は終日、プラハの観光をした後、最終目的地であるパリへ向かいます。
プラハは音楽の街としても知られていますが、特に「プラハの春」は世界的に有名な音楽祭で、チェコが生んだ音楽家スメタナの命日に合わせた毎年5月12日に代表作「わが祖国」が演奏され、音楽祭がスタートします。
今はちょうどこの「プラハの春」音楽祭の時期にあたっているので、スメタナホールのある市民会館付近は華やかでした。
観光はプラハ城から始まり、聖ヴィート大聖堂でミュシャの素晴らしいステンドグラスや旧王宮のヴラディスラフの大広間、聖ジョージ修道院等を見学しながら、フランツ・カフカが仕事場に使っていた黄金の小路を経由してカレル橋まで歩きました。
カレル橋梁はヴルタヴァ川に架かる美しい橋で1357年、カレル1世の命により、60年の歳月をかけて造られました。左右の欄干には殉教者ヤン・ネポムツキー他キリスト教の聖人の像が建っています。
本来ならばスメタナ博物館を見学する予定でしたが、急な配管工事のためか、休館となっており、代わりに旧市庁舎の塔へ登ることとして、昼食場所に向かいました。昼食は黒ビールで有名なU FLEK レストランにて生放送を聴きながらの会食でしたが、ここでも日本代表のソプラノ歌手の歌声が披露されました。
昼食後はユダヤ人地区を経由して、旧市街の庁舎にある仕掛け時計を見学しましたが、骸骨は死神、楽器を持った男は煩悩、鏡の青年は虚栄、金袋をもった男は欲をそれぞれ象徴しているそうです。

 

◆7日目 2012年5月15日(火)  <パリ>

モネの庭園

モネの庭園

6:30 モーニングコール

6:30~8:30 朝食(ホテル内レストラン)

8:30 Ms. OSADEさんの案内でジヴェルニーへ
  *ドライバーはStanding Euro ToursのMr. David

9:45 モネの晩年過ごした街ジヴェルニー(パリの北西70km)着

10:00~11:00 モネの家・庭園見学
  *43歳から晩年にかけてクロード・モネが過ごした家と庭を見学
  *「ブルーラウンジ」と呼ばれた読書室、サロン、アトリエ

11:10 バスにてパリ市内へ
  *フランス大統領交代式のためパリ市内は渋滞

13:10~14:10 昼食はAUBERGE DU LOUVREにて
  *前菜 Assiette de Crudites
  *メイン Fillet de Julienne
  *デザート Mille Feuille Vanille

14:15 バスにてピガールへ

モンマルトルの丘

モンマルトルの丘

14:30~16:00 モンマルトル散策
  *フニクラーレでモンマルトルの丘へ
  *サクレクール寺院参拝
  *テルトル広場散策

テルトル広場

テルトル広場

16:10 バスにてホテルへ

16:45 ホテル到着
  *夕食までフリータイム

18:30 バスにて市内のレストランへ

19:15~20:30 夕食はCHEZ CLAUDEにて
  *前菜 Quiche Lorraine
  *メイン Roti de Porc
  *デザート Salade de Fruits       

20:30 バスにてシャンソニエ(Ambiance Cabaret)へ

パリのシャンソニエ

パリのシャンソニエ

21:10~23:00 LAPIN AGILEにてシャンソニエ鑑賞
  *ピアニストMaxime Barthelemy氏は日本語堪能
  *Michel Bergam, Yves Mathieuの独唱
  *Zouzou Thomasさんのアコーデイォン演奏

23:10 バスにてホテルへ

23:40 ホテル到着

【Mercure La Defense泊】

 

〔旅日記〕

エトワールの凱旋門

エトワールの凱旋門

今日は印象派の巨匠クロード・モネが愛した「ジヴェルニーの庭園」見学からスタートです。
「睡蓮」のモデルとなった池や太鼓橋、美しい花で埋め尽くされた庭、モネが住んだ家を見学しましたが、急に雨が降ってきたので多くのお客様がモネの作品「日傘の女」が描かれた折りたたみ傘を売店で購入していました。
美しい庭園も素敵でしたが、私は彼の集めた浮世絵の「伊勢の海女」が印象に残りました。
ジヴェルニーからパリに戻ると、今日はフランス大統領の交代式にあたっていたため、大統領官邸付近は交通規制が敷かれていました。しかし、エトワールの凱旋門やシャンゼリゼ通りにはフランス国旗が掲げられ華やかな雰囲気でした。
昼食後はフニクラーレでモンマルトルの丘に上がり、サクレ・クール寺院を訪れました。
サクレ・クールとは「聖なる心臓」(聖心)を意味し、かつては普仏戦争以来のドイツに対する復習の象徴でしたが、今ではパリ市内を見晴らせる観光名所となっています。
しかし、天候は晴れたり曇ったり、雷雨のごとく荒れたりでオランダ大統領の先行を予言するかのようでした。
夜は由緒正しいシャンソニエであるAu Lapin Agile(跳ねウサギ)に行きました。
モンマルトルで活動していた無名画家が看板にウサギ(Lapin)の絵を描いたことから命名され、無名時代のユトリロやピカソも通った場所でシャンソンを堪能することができました。

サクレクール寺院

サクレクール寺院

◆8日目  2012年5月16日(水)  <パリ→>

7:00 モーニングコール

6:30~9:00 朝食(ホテル内レストラン)

9:00 バスにてパリの市内観光へ
  *ガイドは昨日と同じMs. OSADEさん

9:50~11:50 オルセー美術館
  *9名のお客様を添乗員がご案内
  *印象派の画家の作品が多く展示されている
  *特にミレーの「晩鐘」や「落穂拾い」は有名
  *1848年から1914年までの作品を展示

オルセー美術館

オルセー美術館

10:00~11:45 ルーブル美術館
  *6名のお客様をガイドのOSADEさんがご案内
  *ミロのヴィーナスや1914年以前の作品を展示、

11:50 それぞれ見学後に昼食レストランへ移動

12:20~13:20 昼食はFONTAINE ST HONOREにて
  *前菜 Feuillette au Fromage
  *メイン Boeuf Bourguinon    
  *デザート Glace Ice Cream

13:20 バスにてオランジュリー美術館へ

13:45~14:50 オランジュリー美術館
  *モネの睡蓮
  *ルノワール、ゴーギャン他の作品

ノートルダム大聖堂

火災前のノートルダム大聖堂

15:15 バスにてノートルダム大聖堂へ

15:40~16:40 ノートルダム大聖堂
  *シテ島近くで下車して徒歩観光
  *「我らが貴婦人」聖母マリアの大司教座教会
  *フランスの代表的ゴシック建築

16:45 バスにてルーブルコンコルドホテルへ

17:00~19:45 フリータイム
  *ホテルのカフェで休憩
  *免税店Benluxで買い物
  *夕食は各自

19:50 バスにてパリの空港へ

20:50 パリ国際空港(Charles de Gaulle Airport)2E到着
  *チェックイン手続、免税手続の後、EU出国審査
  *38Eゲートへ移動

23:35 エールフランス航空278便(AF-278)にて成田へ
  *機内食2回+スナック、AB380(ABC-DEFG-JKL) 
  *時差 +7時間

【機内泊】

〔旅日記〕

サクレクール寺院

サクレクール寺院

早くも帰国の日を迎えました。午前中は2班に別れてパリの美術館巡り、昼食後はオランジュリー美術館を見学した後、ノートルダム寺院を訪ねます。
私はオルセー美術館にご一緒しましたが、ここは19世紀美術に特化しており、印象派の画家の作品が多く展示されています。
アングルの「泉」やミレーの「晩鐘」、マネの「笛を吹く少年」などゆっくり見学しているとあっという間に集合時間となり、合流場所である昼食レストランまでセーヌ川を渡り、テュイルリー庭園を散策しながら歩きました。
昼食後に訪れたオランジュリー美術館はかつてはテュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー)でしたが、モネの「睡蓮」の連作を収めるために美術館として整備されました。
モネ以外にはセザンヌ、ルノワール、ピカソの作品もあって、見ごたえがありました。
パリ発祥のシテ島にあるノートルダム大聖堂は、バス入場規制の関係で最近は訪れるグループが減っているようです。
しかし、「我らが貴婦人」ノートルダムは、ゴシック建築を代表する建物であり、フランスの象徴として「パリのセーヌ河岸」という名称で周辺の文化遺産とともにユネスコの世界遺産に登録されています。
観光を終えた後はHotel du Louvre近郊でフリータイムとし、免税店での買い物にご案内しました。
私は宿泊ホテルでバスに荷物を積んでからこの場所に戻り、お客様と一緒に空港に向かいましたが、この最後の車中でも歌合戦で盛り上がり、長いようで短く感じた旅もようやく帰国の途につきました。

 

◆9日目   2012年5月17日(木) <→成田> 

17:50 (定刻18:00)新東京国際空港(成田)到着

入国審査・通関後、出口にて集合

18:45 バスの駐車場へ移動

19:00 バス駐車場で解散

〔旅日記〕

ブダペストにて

ブダペストにて

中欧の旅は徒歩観光が多く、疲れを残すケースが多いのですが、今回は皆さんの元気な歌声に励まされ、私は夜も散策に出ては「世界遺産旅行講座」の草稿を考えていました。
近い将来、このツアーを題材とした「世界遺産旅行講座」の記事もご紹介できることと思います。
最後の帰国便はほぼ定刻に成田空港へ到着し、荷物の損傷もなく、私も安心してお見送りできました。
私の仕事は皆様と時間を共有することによって「時の流れを物語に変える」ことですが、今回の旅行が素敵な物語として皆様の記憶に残れば幸いです。
この9日間の旅行は「時の流れの忘れ物」として私の記憶から消えることはありません。
また、近い将来ご一緒できる日を楽しみにしております。

平成芭蕉の「令和の旅指南」シリーズ第5弾『生まれ変わりの一人旅』

出羽三山の「生まれ変わりの旅」で、私は月山の月読命という月に願い込めましたが、今の私の課題は「月を見上げて、日々の腕立て伏せが出来るか?」ということです。『月』を自らの目標や夢と捉え、『腕立て伏せ』を日々の行動や取り組みと考え、どれだけ、自分自身の目標を見続けながら、日々行動しているのかという問いかけです。

月山頂上の月山神社

どんなに月に祈りを込めて夢を語っても行動していなければ手にすることはできません。しかし、行動していたとしても目標や夢を見続けていなければ、目の前に現れる出来事をこなしていくだけの味気ない作業になってしまいます。

これからの将来、自分自身が目指すところ、求められることに向かっていくためには、まず「今、何をすべきか」を考えつつ、今の行動は目標にどう紐付けられるのかを自分自身に問いかける必要があります。

立ち止まっては悩み、不安になることも沢山ありますが、そんな時に私は「生まれ変わりの一人旅」で出会った人の言葉や笑顔を思い出し、その方々に恥じぬ行動をしていくことで進むべき方向へと軌道修正されていくように感じています。

どれだけ、私たちは決めた目標を見続けているのか、そして、そこに辿り着く道のりを歩めているのか。こうした疑問を抱いた時には、やはり目標を見失わず、感情を老化させないためにも「生まれ変わりの一人旅」に出て、一歩を侮ることなく、一歩を信頼して進みましょう。令和の旅指南シリーズ5冊目の『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』では、感情の老化を防ぐ私の体験をご紹介しています。

★平成芭蕉ブックス
 ①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
 『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
 ④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
 ⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅

「令和の旅指南」シリーズ

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅しています。

平成芭蕉のテーマ旅行

平成芭蕉の旅語録

「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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