令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉同行の旅

平成芭蕉こだわりの南九州グルメの旅「薩摩の武士が生きた町」

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平成芭蕉監修 薩摩の武士が生きた町~「食」から紐解く歴史探訪の旅

旅とは、日常から離れて自身の五感をゆさぶる機会ですが、特に鹿児島では他県にはない食文化から、五感の中でも「味わう」感覚が満たされます。

今回の「食」から紐解く歴史探訪の旅では、出水、入来など薩摩の武士が生きた町を巡りますが、江戸時代の薩摩藩は、独自の行政区画「外城」を設けていたため、他地域では見られない「麓(ふもと)」と呼ばれる武家屋敷群が残っています。

鶴の飛来地として有名な出水麓では、「いずみ親子ステーキごはん」に代表される日本有数の鶏肉・鶏卵を使った料理も楽しみ、入来麓武家屋敷群の一角にある「隆盛(たかもり)」では、歴史を感じながら薩摩川内ご当地グルメであるうなぎとトンカツの二つの味が楽しめる「せごどんぶい」、マグロ漁船の港町いちき串木野にある「まぐろの館」では、新鮮な「マグロ尽くし膳」を味わうなど、今回のツアーでは薩摩藩の歴史を学びながら鹿児島グルメの神髄を満喫する旅でもあります。

「食」から紐解く鹿児島県の薩摩「麓」探訪の旅

◆1日目 2023年4月11日(火)  <博多→出水>

今回のツアーは、九州新幹線で博多から出水まで各自で移動し、出水の箱崎八幡宮から始まり、鹿児島の日本遺産「麓」を読み解くために出水麓、入来麓を散策、薩摩の二之宮「加紫久利神社」、一之宮「新田神社」に参拝、そして薩摩スチューデントの業績を展示した「薩摩藩英国留学生記念館」を訪ねる鹿児島県のグルメツアーです。

九州新幹線移動の楽しみは、車窓以外にこの他の路線にはない個性的な車両と、心温まるサービスですが、さらに発車メロディや車内メロディも楽しめます。特に「つばめ」号は水戸岡鋭治氏がデザインされた4列シートのゆったりした車両で、洗面室にあしらわれた八代イ草の「縄のれん」など、沿線に暮らす人びとの伝統文化が車両に再現されています。

09:28 博多駅発 さくら543号    10:40 出水駅着

九州新幹線の「つばめ」と「さくら」

11:00~12:00 箱崎八幡神社

お客様と出水駅で合流、南北交通のガイド瀬筒さんの出迎えがあり、まずは日本一の大鈴で知られる箱崎八幡神社へ向かいました。ツアーでは、昇殿に上がって各自が玉串奉納をする正式参拝のお参りで、宮司さんから国境の守護神として熱く崇敬されてきた歴史や稲作にまつわるお話を拝聴し、参拝した後には名物の甘酒をいただきました。

箱崎八幡神社で正式参拝

箱崎八幡神社は、島津家の初代忠久公が初めて鎌倉から現在の出水市へ向かった際、福岡県博多の沖で難破しそうになりましたが、筥崎宮(福岡市箱崎区)に祈りを捧げたところ、難を逃れることができたため、この地に筥崎宮を勧請したのが始まりと言われています。

日本一の大鈴で知られる箱崎八幡神社

また、箱崎八幡宮は「成せば成(鳴)る。大願成就の大鈴」で知られていますが、その大きさは、高さ4m、直径3.4m、重さ5トンもあり、鶴の里出水ならではの鶴の親子の舞いを浮き彫りにした日本一の大鈴です。

鶴が出迎える箱崎八幡神社

12:10~13:15 ホテルキング いずみ親子ステーキごはん 

昼食は出水の武家屋敷に近いホテルキングのレストランで取りましたが、全国有数の鶏の農業産出額を誇る出水市のジューシーな鶏肉と濃厚な二卵たまごのかけごはんがセットされた「いずみ親子ステーキごはん」を味わいました。

昼食場所のホテルキング

今回は南九州のグルメ旅でこだわりのメニューで用意されていますが、大きな二卵性のたまごは珍しく、また鶏肉もとてもジューシーでした。

いずみ親子ステーキごはん

13:25~14:00 出水武家屋敷 牛車体験

昼食後は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている出水麓地区の牛車観光でした。碁盤の目の街路や玉石を積んだ石垣が当時のままに残る出水麓武家屋敷群を雌の黒毛和牛の「ちはる」ちゃんが引く牛車でのんびり巡りました。

出水麓地区を牛車観光

出水は肥後との国境に位置し防衛上重要な地域だったため、1599年頃から30年の歳月をかけて薩摩藩最大(60ha)150軒の武家屋敷群が造られ、藩内から集めた優秀な武士を国の防衛にあたらせました。彼らは薩肥国境地帯の防衛・警備・関所の管理を任され、出水兵児(いずみへこ)と呼ばれていました。

出水麓の御仮屋門(出水小学校校門)

14:00~14:50 出水麓歴史館

牛車観光の後は、出水麓に関する歴史資料を展示した「出水麓歴史館」を見学しました。この歴史館では、薩摩藩士が身につけていた鎧や兜などの復元模型も展示されており、出水外城の組織が移り変わりなども学べました。

出水麓歴史館

また、学芸員さんから出水郷の有名な地頭であった山田昌巌の「蛙カエルと針の話」やその功績など興味深い説明を受けました。

出水麓歴史館での山田昌巌の説明

15:00~15:45 出水の武家屋敷「竹園邸」と「税所邸」

出水麓に現存する約150戸の武家屋敷は、現在もそのほとんどが住居として使われていますが、そのうちの「税所邸」と「竹添邸」などが一般公開されています。そこで、「出水歴史館」見学後は公開されている2つの住居も訪ねることにしました。

日本遺産認定の出水麓武家屋敷群

「竹添邸」 

武家屋敷群の中にあって、江戸時代当時の建築がそのまま残る貴重な「竹添邸」は上級武士の屋敷で、大河ドラマ「篤姫」のロケ地にもなっています。竹添氏は肥後人吉城主相良氏の一族で、相良氏と島津氏が和睦した後、島津氏に仕えて大口に移住しました。その後米ノ津で郷の政務に携わり、1637年に出水麓へ移り、代々郷士年寄噯(あつかい)などの重職を勤めたと言われています。

出水麓武家屋敷の竹園邸

「税所(さいしょ)邸」 

税所家は代々噯(あつかい)などの出水郷の要職を務めていたため、雨天時の弓の練習場所や、隠れ部屋、抜け道など当時を偲ばせるものが残されています。建物は出水麓では最古といわれており、囲炉裏から屋外に抜けられるように掘られた抜け道など、当時の生活や「外城」としての役割をうかがうことができました。

出水麓武家屋敷の税所邸

出水麓散策後は、出水駅前のホテルにチェックインしてしばし休憩しました。

16:00~17:00 夕食までホテルウィングインターナショナルいずみで休憩

ホテルウィングインターナショナル出水

17:00 バスにて農園レストラン三蔵へ

17:30~20:30 「農園レストラン三蔵」 旅の講座と夕食

「農園レストラン三蔵」

今回のツアーはグルメの旅であり、薩摩の歴史を探求する旅でもあります。そこで、今晩は今回訪ねる薩摩の外城や一之宮・二之宮など学ぶ講座を設け、講座の後に出水の地産地消のフルコース料理を堪能しました。

「農園レストラン三蔵」でのフルコース料理

21:00 ホテルウイングインターナショナルいずみ到着 

◆2日目 2023年4月12日(水)  <出水→入来麓→薩摩川内>

09:00 ホテルウイングインターナショナルいずみ 出発

あいにくの雨模様でしたが、午後は晴れることを信じてまずはクレインパークいずみに向かい、館内見学した後、加紫久利神社を参拝しました。

今回利用の南国交通観光バス

09:15~10:00 クレインパークいずみ

鹿児島県の北西部に位置する出水市は、“ツルの町”としては知られ、その渡来数は日本一です。ツルは昔から瑞鳥、霊鳥などと呼ばれ、おめでたい鳥として親しまれてきましたが、「クレインパークいずみ」は、ツルのことを学び理解し、ふれ合える場として計画された施設で、私たちは学芸員さんから渡来するツルの種類や生態など、興味深い話をお伺いしました。

「クレインパークいずみ」の展示

10:10~11:00 加紫久利神社

加紫久利当神社の由緒にある加紫久利山は、熊本県水俣市と鹿児島県出水市の県境にまたがる矢筈岳の古い呼び名です。大宝2年(702年)薩摩建国と同時に肥後国境にそびえる加紫久利山の山麓に宇佐の3女神を移祭した神社であり、隼人征討軍に参加し、肥後国境警備の任を与えられた加志君和多利が、その出身地の豊前・大富神社の祭神を奉祀したといわれています。

薩摩国の二之宮「加紫久利神社」

薩摩国の二之宮ともいわれ、春には「庭祭」という神事があり、境内の一角を斎場として田と見立て、そこに神を招き稲作の手順を演じることによって豊作を祈ります。敷地内には、開運桜の「大蛇しだれ」、立派な「大蛇藤」もあり、ちょうど「大蛇藤」は見頃でした。

「加紫久利神社」の大蛇藤

加紫久利神社参拝後は薩摩川内の入来麓へ移動しました。江戸時代の薩摩藩は、独自の行政区画「外城」を設けていたため、鹿児島県内には他地域では見られない「麓(ふもと)」と呼ばれる武家屋敷群が数多く残っていますが、そのストーリーは文化庁の日本遺産に認定されています。

入来麓武家屋敷群にある「隆盛」

12:05~13:00 入来武家屋敷群にある食事処「隆盛」

私たちは昨日の出水麓とはまた異なる入来麓武家屋敷群を訪れ、その一角にある「隆盛(たかもり)」で、歴史を感じながら「せごどんぶい」を味わいましたが、「隆盛」の庭先には、黒豚・鹿児島黒牛に続き、鹿児島の「新たなる黒」として注目されている、第3の特産品“黒さつま鶏(ごいし鶏)”も飼育されていました。

「隆盛」で飼育されている「ごいし鶏」

薩摩川内ご当地グルメであるうなぎと豚肉の二つの味が楽しめる「せごどんぶい」は、NHK大河ドラマ『西郷どん』にあやかって開発された丼ぶりで、味噌作りが得意で豚肉好きだった西郷隆盛に由来し、[豚肉と味噌]を使って供される鹿児島の丼です。

「隆盛」で食べた名物料理「せごどんぶい」

13:15~13:35 入来麓散策 入来清色城の堀切

昼食後は、まず入来麓が誇る清色城を訪ねましたが、この城は複数の曲輪からなる山城で、「堀切」は自然の地形を利用して迫力があり、外敵が簡単に侵入できないような仕掛けとして機能しており、四隣に威を振った薩摩藩随一の堅城です。

清色城の堀切

〔入来清色城の堀切〕

13:50~14:30 入来麓の旧増田家住宅

清色城の堀切を見学した後は、入来麓武家屋敷群の町並みを散策しましたが、清色城を中心に川原石を使った玉石垣による整然とした区画割、武家屋敷門(茅葺門)、大手門前の濠や広馬場、下門口を備えたお仮屋跡など多くの史跡・文化財が残っています。特に入来のほぼ中央部に位置する麓地区は、近世になって整備された街路と地割が旧態をとどめ、屋敷割りもよく残っていて歴史的価値が高いとされています。

入来麓武家屋敷の石垣

立ち寄った旧増田家住宅は、敷地入口に明治6年の石敢当があることから、明治2(1869)年の廃仏毀釈で廃寺となった延命院の跡地に建てられたと考えられています。敷地には母屋のほかに、石蔵、浴室便所、洗い場が一体となって保存されており、薩摩地方の武家住宅の特徴である別棟型民家です。

入来麓の旧増田家住宅

入来麓でも唯一、棟を直行させていることや縁を切って玄関を設けていることなど、興味深い建物でした。

14:40~14:45かやぶき門(入来院家武家門) 

散策の最後に見学した「かやぶき門」は入来院氏の家臣団筆頭である庶流入来院氏宅の武家門で、中世渋谷家の様式を伝える稀少な文化財です。

庶流入来院氏宅の武家門「かやぶき門」

入来は、鎌倉時代に地頭職であった関東の渋谷氏がこの地に入り入来院家「入来院」と名乗って支配した荘園で、昭和4年アメリカのエール大学の教授朝河貫一氏により入来院家等に伝わる「関係文書」が英訳され、『入来文書』として刊行されたことによって有名になりました。

『入来文書』の朝河貫一氏

14:50~15:00入来麓観光案内所

バス駐車場そばには、最近、移転した「入来麓観光案内所」があり、入来麓の資料も豊富に取り揃えていました。こちらでお手洗いを済ませた後、新田神社に向かいます。

入来麓観光案内所

15:40~16:25 薩摩国一之宮 新田神社(可愛山陵) 

2日目最後の立ち寄り先は薩摩国一之宮の新田神社でしたが、この神社は薩摩川内市街地にある神亀山(高さ70m)の山頂にあり、ニニギノミコトをまつる神社です。かつて八幡神を祀っていた為、別に「新田八幡宮」・「八幡新田宮」・「川内八幡宮」・「一宮八幡」・「新田明神」等とも呼ばれていました。

薩摩国一之宮 新田神社

神社の“新田”という名称には、ニニギノミコトが川内の地に川内川から水を引いて新しく田圃をお作りになったという意味が込められており、社殿の背後にある墳墓、可愛山陵(えのみささぎ)は、皇孫・邇邇杵尊(ニニギノミコト)の陵墓です。

皇孫ニニギノミコトの陵墓「可愛山陵」

『斎庭稲穂の神勅(ゆにわのいなほのしんちょく)』によれば、高天原(たかまのはら)のアマテラス大神は孫にあたるニニギノミコトに私たちの住んでいる地上の世界を治めるように命じられた際、稲穂をいっしょに持ってお米をつくるようにと告げました。そこでニニギノミコトはたくさんの神様と共に今の鹿児島県の霧島にある高千穂峯に降りたのです。

新田神社の由緒

新田神社参拝後はバスにて宿泊先の薩摩川内駅前にあるS CUBE HOTELに向かいました。

16:35 薩摩川内 S CUBE HOTELチェックイン

18:00~21:00 「STORY DINING」 旅の講座と夕食

今回の薩摩川内における宿泊は2021年8月にオープンしたS CUBE HOTEL by SHIROYAMAですが、九州新幹線川内駅に隣接し、利便性、快適性を備えた快適なホテルです。また、夕食後は渡総支配人がサックスの演奏を披露してくださり、想い出に残るディナーとなりました。

渡総支配人がサックスの演奏

夕食はホテル2階にある「STORY DINING」でフルコース料理ですが、今晩も私の「平成芭蕉の歴史講座」受講していただきました。タイトルは〔薩摩の武士が生きた町 歴史探訪「神社参拝の心得」〕でした。

平成芭蕉の歴史講座

講座終了後はセミナールーム横の「STORY DINING」でのフルコース料理を堪能しました。

フルコース料理の夕食

◆3日目 2023年4月13日(木)  <薩摩川内→串木野→川内→博多>

9:00 薩摩川内 S CUBE HOTEL出発

最終日は薩摩川内より薩摩藩留学生渡欧の碑が建つ串木野の羽島を巡ります。

9:30~10:30 羽島崎神社

豊作豊漁と子供の成長を祈念しておこなわれている太郎太郎祭や、ゴンザでも知られる羽島崎神社を地元いちき串木野市羽島のガイド、谷口さんに案内していただきました。

羽島崎神社とガイドの谷口さん

ゴンザは享保2(1718)年、薩摩国の漁師の子として出まれ、予期せぬ運命に翻弄、孤独に苛まれながらも、僅か3年の間に約12,000語に上る世界最初の露和辞典「新スラヴ・日本語辞典」ほか5冊もの大著を著しました天才少年です。

世界最初の露和辞典を著したゴンザの像

10:30~11:45 薩摩藩英国留学生記念館

羽島崎神社を参拝した後は、「薩摩藩留学生渡欧の碑」が建つ薩摩藩英国留学生記念館を学芸員の南川さんに案内していただきました。この記念館は、命をかけ決死の思いで羽島を旅立った若者の勇気と功績を称えるために建てられた歴史資料館です。

薩摩藩英国留学生記念館の展示

元治2(1865)年4月17日、薩摩藩の命を受けた一行19名は,この羽島の地に2か月間滞在し、イギリス船「オースタライエン号」に便乗しイギリスに向かいました。この薩摩藩英国留学生は、薩摩藩が西洋の優れた文明を取り入れるために英国に送り込まれましたが、後に日本の近代化や国際化に大きく貢献し、それはまさに日本の近代化を進める大きな一歩となりました。

薩摩藩留学生渡欧の碑

すなわち日本の近代化の原動力となったのが「薩摩スチューデント」であり、いわば近代日本黎明の先駆けの地、それが羽島です。1階では留学の歴史的背景や経緯をビデオで学べ、羽島と英国をテーマにしたカフェやショップも設けられています。2階では、南川さんから帰国後の留学生の活躍について個々の生き様が見えるように解説していただきました。

薩摩藩英国留学生記念館の南川さん

今回のツアーはこちらが最後の見学地でしたので、薩摩藩英国留学生記念館前で南国交通観光のガイドさんとともに記念撮影をして締めくくりました。

薩摩藩英国留学生記念館前で記念撮影

 12:15~12:55 「まぐろの館」での串木野名物「まぐろ尽くし」

昼食場所の「まぐろの館」内には、まぐろ漁の歴史を振り返る資料館のほか、展望デッキもあり、まぐろのまち「いちき串木野」ならではの施設です。

いちき串木野の「まぐろの館」

1階では、まぐろをはじめとした海産物、海の幸が豊富な物産館で2階には、まぐろ料理の専門店「松榮丸」があり、私たちは名物の「まぐろ尽くし」を味わいました。

鹿児島県いちき串木野市は、日本一、マグロ漁船が在籍する港町で、「まぐろの館」は、南半球の赤いダイヤ、南マグロをはじめ、 新鮮なマグロの本物の美味しさを伝えるべく、2013年に誕生した施設です。

「まぐろの館」でのまぐろ尽くし料理

13:25~13:55 道の駅「樋脇」遊湯館

昼食後は九州新幹線の川内駅に向かいますが、途中、買い物のために道の駅「樋脇」遊湯館に立ち寄り、「さつま揚げ」や名物の「ちんこ団子」などを試食し、お土産としました。

道の駅「樋脇」遊湯館

薩摩川内周辺では、しょうゆを塗った焼き団子の事を、昔から「ちんこ団子」と呼んでおり、うるち米100%のしょうゆ団子で、1本1本手造りしています。この辺りの方言で、小さいことを『ちんこべー』と言いますが、小さいことから『ちんこだんご』と呼ぶようになったと言われています。

道の駅「樋脇」遊湯館の足湯

道の駅「樋脇」遊湯館は、島津光久公ゆかりの市比野温泉にあり、敷地内には足湯がありました。私たちはこの道の駅を最後に川内駅に向かいました。仙台駅ではお世話になった南国交通観光の乗務員さんとお別れし、予定より早いさくら560号に乗車しました。

14:30 川内駅 さくら560号

15:43 博多駅

ツアーは博多駅で解散とさせていただきました。今回のグルメつーあの土産としては、名前もユニークなしょうゆを塗った薩摩川内の焼き団子「ちんこだんご」ですが、私は鹿児島の味を代表する「さつま揚げ」、かわいらしいパッケージで知られる風月堂の「薩摩どりサブレ」などが鹿児島の味としておすすめします。

鹿児島の名物「さつま揚げ」

平成芭蕉メッセージ ~「旅の質」が人生を変える

「小説が書かれ読まれるのは人生がただ一度であることへの抗議」という言葉がありますが、私にとって旅することは、一度限りの人生を最大限に楽しむための創造活動なのです。そして私は、人生を楽しむために必要な「心のときめき」は、「知恵を伴う旅」を通じて得られると考えています。

そこでこの度、私はその知恵を伴う日本遺産や世界遺産の旅を紹介しつつ、平成芭蕉独自の旅の楽しみ方とテーマ旅行に関する企画アイデアノート、さらに著者が松尾芭蕉の旅から学んだ旅行術について紹介した『平成芭蕉の旅指南 人生が変わるオススメの旅 旅の質が人生を決める』と題した本を出版しました。このブログと合わせてご一読いただければ幸です。

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って旅をしています。

平成芭蕉同行の旅

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「平成芭蕉同行の旅」では、私が実際にお客様をご案内したツアーの中でも特に印象に残っている旅をご紹介しています。

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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