おすすめの仏教遺跡ボロブドゥール | 【黒田尚嗣】平成芭蕉の旅物語

令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産 インドネシア~謎の多い仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」

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インドネシアのシンボル的世界遺産 ボロブドゥール寺院

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

インドネシアのジャワ島の古都ジョグジャカルタ近郊には2つの世界遺産があります。一つは世界最大級の仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」、もう一つは東南アジア最大級のヒンドゥー教遺跡「プランバナン寺院」です。
今回は8世紀に栄えたシャイレンドラ王朝によって建てられた謎のピラミッドとも呼ばれるボロブドゥール遺跡をご紹介します。

謎の多いインドネシアの世界遺産「ボロブドゥール寺院遺跡群」

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

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日本ピラミッドとピラミッド型石造寺院「ボロブドゥール」 

日本のピラミッド「頭塔」

ピラミッドと言えばたエジプトを連想しますが、ピラミッドとは四角錐の巨石建造物の総称で、他にもメキシコのテオティワカンチチェン・イッツァもピラミッドです。

しかし、昭和の初期に「日本にも数多くのピラミッドが存在する」と主張した人がいるのです。

広島県の山中にある葦嶽山(あしたけやま)「日本ピラミッド」と断定した酒井勝軍(かつとき)氏がその人で、酒井氏は古代文明を記した奇書「竹内文書」を研究しつつ、「ピラミッドには頂上付近に球形の太陽石とそれを取り巻く環状列石がある」といった独自の日本ピラミッド説を展開されました。

実際、奈良県の史跡「頭塔(ずとう)」などは7段の階段状石積み構造をしていてまさに日本のピラミッドです。

そして東西南北の各面に石仏が配置されており、建てられた年代が8世紀であることあとから、インドネシアのボロブドゥール遺跡を連想させます。

世界最大級のストゥーパ(仏塔)遺跡

ボロブドゥールのストゥーパ

ボロブドゥールはジャワ島中部のケドゥ盆地にある世界最大級の仏教系「ピラミッド型石造寺院」で、8世紀にジャワを統治していたシャイレンドラ朝によって建てられました。

カンボジアの「アンコールワット」、ミャンマーの「バガン」と共に世界三大仏教遺跡の一つですが、世界最大級のストゥーパ(仏塔)遺跡でもあり、石のブロックを漆喰などを使わずに積まれています。

ストゥーパは最上部の円壇中央の大ストゥーパを中心に釣り鐘状の小ストゥーパ72基が3層構造で並んでおり、この姿は葦嶽山にある「日本ピラミッド」における「太陽石と環状列石」の構造に似ています。

そしてストゥーパの内部には『クント・ビモ』と呼ばれる仏像が1体づつ安置されていますが、不思議なことに中央の大ストゥーパだけは空洞になっていて、仏教で言うところの「空」の思想を表現しているとかの諸説があり、謎めいています。

インドネシアではこの仏像に触れると幸福が得られるとされ、「女性は仏像の右足小指、男性は仏像の右手小指に触れると願いが叶う」と言われています。

私も試みましたが、右足は簡単に手が届きますが、右手の小指を触るのは工夫が必要でした。
私は、アジアの三大仏教遺跡をすべて巡りましたが、現在はイスラム教圏にあるこのボロブドゥールが最も仏教に通じた遺跡のように感じました。

『仏教の三界』を表すピラミッド構造

ボロブドゥールの全景

この遺跡は自然の丘に盛り土をしてその上に安山岩のブロックを積み重ねた空積み構造で、遺跡内部には空間がないのが特徴で、構造的には外周の基壇、回廊をもつ5層の方壇、そしてその上の3層の円壇からなり、全体で9層の階段ピラミッドを形成しています。

これらの構造物は『仏教の三界』を表わしているとされ、基壇は人間のいる煩悩で生きる「欲界」、方壇は神と人間が触れ合って悟りを求める「色界」、円壇は神のいる物質世界から解脱した「無色界」を表現していると言われています。

この意味は、人は下から上に登っていくにつれ、欲望に満ち溢れた世界から禅定の世界へ、すなわち悟りを目指す菩薩の修行を表現しているのです。

特に第一回廊上段に彫られている「仏伝図」のレリーフは必見で、出現予言から最初の説法までのブッダの生涯が描かれています。

私はこのレリーフの精緻さから、日本の神社仏閣における宮彫りを連想しました。

この建造物が何であったかは未だに解き明かされていませんが、インドネシアも日本と同じ環太平洋文化圏に属することを考えれば、ボロブドゥールは日本にあるピラミッドと何らかの関連があったのかもしれません。

数ある歴史的世界遺産の中でも謎の多いボロブドゥール遺跡を楽しむには、イマジネーションを駆使して自分なりの説を唱えてみてはいかがでしょうか。

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 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅 

平成芭蕉ブックス『令和の旅指南』

参考記事:世界遺産の旅における「へー、そうだったの」

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています

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世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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