ケルンの世界遺産 世界最大のゴシック建造物「ケルン大聖堂」 | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座




平成芭蕉の世界遺産

ケルンの世界遺産 世界最大のゴシック建造物「ケルン大聖堂」

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています。

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

世界で最大のゴシック建造物「ケルン大聖堂」

早くも11月を迎え、令和元年も年末に近づいています。

日本ではクリスマスシーズンになると街のいたる所にクルスマスツリーが飾られますが、ヨーロッパ特にイタリアでは、ツリーではなくプレゼピオと呼ばれる「馬小屋飾り」を飾ってクリスマスを祝います。
プレゼピオはキリスト誕生の場面を表した模型で、馬小屋にて聖家族、東方三博士、羊飼いが救世主誕生を祝福している場面が表現されています。

このキリスト降誕祭と共に登場する「東方三博士(賢王)」は、星の導きで幼子イエスを拝み、乳香、没薬、黄金を贈り物として献げたとされ、彼らの聖遺物がドイツのケルン大聖堂に祀られています。
そこで今回はクリスマス・マーケットで賑わうドイツ・ケルン市のシンボル、ケルン大聖堂をご紹介します。

このライン河畔に建つ世界最大のゴシック様式教会の正式名称は「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(Dom St.Peter und Maria)」で、ドイツ西部のトリーア市にあるトリーア大聖堂、ドイツ中西部のマインツ市にある、マインツ大聖堂とあわせてドイツ三大大聖堂と呼ばれています。

世界最大のゴシック建築ケルン大聖堂

世界最大のゴシック建築ケルン大聖堂

東方三博士の聖遺物を納めた黄金の棺で有名

塔を含めた高さが約157メートルもあり、米国のワシントン記念塔が完成するまでは世界一高い建造物でした。

中央祭壇の奥には黄金で飾られた聖棺があり、この中には1164年、ミラノから持ち帰られた東方三博士の聖遺物が入っているため、古来より多くの人がこの地を巡礼で訪れるようになったのです。中央祭壇の右上の柱には「ミラノのマドンナ」と呼ばれる聖マリアの彫像がありますが、これも東方三博士の聖遺物と共にミラノからこの聖堂に運ばれてきた価値あるものです。

また、聖堂内には平成芭蕉も敬愛する「旅の守護神」聖クリストフォロスの彫像があります。人を肩に乗せて渡る仕事をしていた聖クリストフォロスが幼いキリストを運ぶこととなり、力自慢だった聖クリストフォロスが途中でその子を重く感じ、杖でやっと渡り切ったという逸話が残る彫像です。

ケルン大聖堂

ケルン大聖堂

現存の大聖堂は3代目で、1248年に着工されましたが、全てが完成したのは1880年、その巨大さには圧倒されます。
しかし、単に大きいだけでなく、内部には美しいステンドグラスが飾られており、細部の彫刻もきわめて精密繊細で、人目にふれない箇所にも素晴らしい装飾が施されています。

中でもバイエルン王ルードヴィヒ1世から寄贈された「バイエルンの窓」と呼ばれる5枚のステンドグラスは必見です。アダムとイブ、受胎告知、4人の預言者、東方三博士の礼拝など、聖書を理解していなくても、美しさや見事さに見とれます。

1996年に世界文化遺産に登録されましたが、周辺の高層建築計画による景観破壊から2004年には危機遺産に指定されました。しかし、大聖堂の周囲に高さ規制を設けるなどケルン市当局の懸命な努力により、2006年には解除されるに至りました。

南塔の509段の階段を上れば市街を一望できる展望台があり、クリスマスシーズンには大聖堂の裏でクリスマス・マーケットが開催され、上からは多くの赤いテントと大きなクリスマスツリーを見ることができます。

クリスマス・マーケットの風物詩ホットワインを飲みながらイルミネーション輝くケルン大聖堂を眺めれば、この大聖堂も偉大ですが、この世界遺産を守ろうと努力したケルン市民の気持ちこそが後世に伝えるべき尊い遺産だと思います。

ケルンのクリスマス・マーケット

ケルンのクリスマス・マーケット

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by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

 

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令和の「平成芭蕉」

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