令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産 ルクセンブルク~北のジブラルタル古い街並みと要塞

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ルクセンブルクの世界遺産 北のジブラルタル「古い町並みと要塞群」

 平成芭蕉の「世界遺産への旅」

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

ベルギーBelgiumネーデルランドNetherlands(オランダ)、ルクセンブルクLuxembourgの3国の頭文字をつないだベネルクスとは、本来この3国間の関税同盟協定を指す言葉でした。

1944年に調印されたこの協定は1983年以降、3国間の貿易手続きや出入国手続きの簡素化を実施し、現在の欧州連合(EU)の基礎となったのです。

この3国の中で鎖国時代に通商のあったオランダ(ネーデルランド)やベルギーは日本に馴染みがありますが、今回はあまり知られていないルクセンブルクについてお話しします。

「北のジブラルタル」ルクセンブルク

渓谷の断崖城壁に囲まれたルクセンブルク

ルクセンブルク大公官邸

ルクセンブルク大公官邸

この国は正確にはルクセンブルク大公国と呼ばれ、ドイツ・ベルギー・フランスに隣接した深い渓谷と緑の森に覆われた小さな国です。

首都ルクセンブルク市は、渓谷の断崖城壁に囲まれた要塞都市で、街全体が世界文化遺産に指定されており、その景観は訪れた者を圧倒する荘厳な美しさです。

また、旧市街と下町を結ぶアドルフ橋から憲法広場まで散策すれば、中世の絵画を見ているようで甲冑を身につけた騎士が現われそうな街です。

「北のジブラルタル」の象徴ボック断崖

ルクセンブルクのボック砲台

ルクセンブルクのボック砲台

特にボックと呼ばれる断崖からの眺めは壮観で、「北のジブラルタル」の異名をもつ堅固な砦であることが認識できます。

眼下に広がる深い緑の森の中には3つのドングリと呼ばれる塔があり、このあたりにルクセンブルクの起源となった領主ジーグフロイト伯が築いた城の城壁があったと言われていますが、現在は跡形もありません。

しかし、この断崖の下には「ボックの砲台」と呼ばれる18世紀にオーストリアの兵士によって造られた地下要塞が残っています。

「ヨーロッパの宝箱」と呼ばれる金融王国

かつてこの国の主要産業は鉄鋼業でしたが、鉄鋼不振となってからは、西欧のほぼ中心に位置する地の利を生かして欧州の金融王国となるべく努力し、今ではロンドンに次いでユーロ市場第二の金融センターの地位を築きました。

これは閉鎖的だったこの国が、労働力としてポルトガルをはじめとするヨーロッパ各国からの移民を受け入れ、欧州諸国とのビジネスをスムーズに展開させたことが要因とされています。

ヨーロッパ諸国からの移民が多くなれば、それぞれのお国自慢の料理を提供するレストランやカフェも増えて、ルクセンブルクはグルメ大国にもなりました。

小国ながら豊かでインターナショナルなルクセンブルクは、まさに「ヨーロッパの宝箱」で、我々日本人が学ぶべきことが多い国かと思われます。

祝!日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産登録

「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことを記念して、私はみちのくを旅した芭蕉の研究本『松尾芭蕉の旅に学ぶ』と共に『縄文人からのメッセージ』というタイトルで縄文文化を語り、平成芭蕉の『令和の旅指南』シリーズ(Kindle電子本)として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。

また、日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』、感情の老化を防ぐ私の旅日記である『生まれ変わりの一人旅』とともにご一読下さい。

★平成芭蕉ブックス
 ①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
 『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
 ④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
 ⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅

平成芭蕉「令和の旅指南」シリーズ

参考記事:世界遺産の旅における「へー、そうだったの」

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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