日本初の世界自然遺産 神秘的な太古の森「屋久島」 | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座




平成芭蕉の世界遺産

日本初の世界自然遺産 神秘的な太古の森「屋久島」

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています。

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

日本初の世界自然遺産「東洋のガラパゴス」と呼ばれる屋久島

私は現在、世界遺産や日本遺産関係の講演会では「エコツアー」について提唱しています。

日本遺産とは、世界遺産登録や文化財指定とは異なり、既存の文化財を価値付けするのではなく、地域に点在する遺産を「面」として活用し、我が国の文化や伝統をストーリーとして伝えることを目的とした文化庁の認定事業です。

そして「エコツアー」とは、自然や文化への影響を最小限に抑え、ありのままの自然を楽しみながら体験・体感する学びの旅です。

一般的な観光旅行ではどこかに行って何かを見ることが主体で、観光地と自然との繋がりやストーリーが見えてきません。

そこで、今回は日本で最初に世界自然遺産として登録された屋久島を例にエコツアーの楽しみ方をご紹介します。

屋久島は神秘的な森や透明度の高い海、綺麗な水の川など、豊かな自然がいっぱいの魅力的な島ですが、ほとんどの屋久島観光ツアーでは、往復飛行機利用で屋久島の縄文杉へのトレッキングが主体となっています。

森の王者「縄文杉」

森の王者「縄文杉」

しかし、屋久島の自然を理解するには、行きは航空便利用でも帰りは南西諸島沿いに東シナ海を北上する黒潮の流れに乗った船旅をお勧めします。

「ひと月に35日雨が降る」という環境も暖かい黒潮暖流の海水が蒸発し、屋久島の最高峰「宮之浦岳」で代表される高い山々の上空で冷やされて雲になっていることから納得できます。

また、飛行機で近づくと青い海にできた緑の山塊、人呼んで「洋上アルプス」の実態も観察できます。

屋久島の象徴「縄文杉」と白谷雲水峡

この山塊は大きく屋久杉林照葉樹林に分けられ、屋久島の象徴「縄文杉」は、日本百名山のひとつでもある宮之浦岳への途中にある高塚山に立っています。

森の王というより、天変地異のすべてを見てきた修行を積んだ老師と呼ぶにふさわしい存在です。

この「縄文杉」へのトレッキングコースは往復10時間という長い道のりですが、道中の風景も素晴らしく、頑張る価値は十分で、私は数千年を生き抜いた自然の偉大さに、ただただ感動しました。

しかし、ここまで来たら、やはりキャンプで1泊し、鳥のさえずりや沢のせせらぎをBGMに満点の星空を眺める森林浴を楽しむべきかと思います。

特に「もののけ姫の」を連想させる苔むす白谷雲水峡はマイナスイオンが多く、ストレス解消には最適の場所です。

「もののけ姫の森」白谷雲水峡

「もののけ姫の森」白谷雲水峡

屋久島は花崗岩の隆起によってできた島で、この花崗岩は水をろ過するので、島内の水は飲めるだけでなく、喉を通るときに身が清められる感じがします。

また、屋久島の魅力は縄文杉や原生林、湧き水だけではなく、ウミガメの産卵地としても知られる「永田いなか浜」に代表される澄んだ海にも輝く命の営みが受け継がれているところです。

すなわち、「人」も「文化」もすべて「自然」で繋がっており、見えているものがすべてではないという黒潮文化のストーリーを学ぶのが屋久島エコツアーの醍醐味です。

ウミガメの産卵地「永田いなか浜」

ウミガメの産卵地「永田いなか浜」

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by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

 

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令和の「平成芭蕉」

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