フランスの世界遺産「モン・サン・ミシェルとその湾」 | 芭蕉さんの旅講座

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フランスの世界遺産「モン・サン・ミシェルとその湾」

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フランスで最も有名な巡礼地「モン・サン・ミシェル」

海に浮かぶ小島「モン・サン・ミシェル」

ノルマンディー地方のモン・サン・ミシェルはかつて大天使ミカエルが降り立ったと伝えられる聖なる山で、岩山全体が修道院として崇められてきたフランスで最も有名な巡礼地です。

花崗岩質の岩山であるモン・サン・ミシェルは海岸から1kmほど沖に突き出ており、周囲900m、高さ76.8mの小島です。

そしてこの小島のあるサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の激しい場所として知られており、干潮時には陸続きになるものの満潮時には激しい潮の流れに囲まれ、最も大きい潮が押し寄せる満月と新月の前後には引き潮が猛烈な速度で押し寄せ、このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落とし、「モン・サン・ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えもありました。

映画「ラストコンサート」のオープニング

しかし、近年、モン・サン・ミシェルは堤防によって結ばれ、潮の満ち引きに関係なく訪れることが出来るようになった半面、この堤防のせいで砂が沈殿、堆積し、ぐるりと海水で囲まれることは稀となってしまいました。

私がこのモン・サン・ミシェルを知ったのは、学生時代に観た映画「ラストコンサート」の冒頭のシーンに映し出されたからです。

オープニングで美しいメロディーのピアノ曲が流れ、主人公である白血病の少女ステラと人生に挫折したピアニストの出会いの場としてモン・サン・ミッシェルが登場したのです。

この映画は主人公が白血病で亡くなるという悲しい結末を迎えるのですが、何故か「人生って素晴らしい」ということを実感させてくれたのです。

「挑戦する人間の偉大さ」感じる西洋の驚異「モン・サン・ミシェル」

そこで、私はこの地に行きたくなり、フランスのツアーを企画してはパリから350kmも離れた当時まだポピュラーでななかったノルマンディーのモン・サン・ミシェルを訪れました。

初めて観たモン・サン・ミシェルの景観は、やはり神秘的で崇高な威厳を感じると同時に人間の自然への大いなる挑戦の結果生まれた塔や城壁、ラ・メルヴェーユ(驚異)と呼ばれる修道院建築から「人間の挑戦は偉大である」と感動しました。

「ラストコンサート」の映画は、懸命に生きようとする少女ステラが挑戦を諦めたピアニストを再起させるという内容でしたが、この西洋の驚異と呼ばれるモン・サン・ミシェルは「挑戦する人間の偉大さ」を感じさせる場所であるが故にこの映画のシーンに使われたのかもしれません。by【平成芭蕉

 

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