エジプトの世界遺産 ヌビア遺跡群「アブシンベル神殿」 | 芭蕉さんの旅講座

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エジプトの世界遺産 ヌビア遺跡群「アブシンベル神殿」

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ラムセス2世が残した愛の記念碑「アブ・シンベル神殿」

「世界遺産」誕生秘話

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物ですが、この世界遺産の概念はアブ・シンベル神殿で代表されるエジプトのヌビア遺跡群を救ったことから生まれました。

1960年代、ナイル川にアスワン・ハイダムの建設する際、このヌビア遺跡群が水没の運命にさらされました。

そこでユネスコは、ヌビア遺跡救済キャンペーンを呼びかけ、国際募金により、水没する神殿の石像をブロックに裁断し、水面より高い位置に移設するというスェーデン案を実行したのです。

 アブシンベル神殿とラムセス2世

その結果、アブ・シンベル神殿の水没はまぬがれ、この国際協力を通じてヌビアの遺跡群はエジプト一国家の文化財という認識を超えて「人類共通の遺産」という概念が生まれました。

そしてこの人類にとってかけがえのない文化財を守り抜いた事業こそが「世界遺産」誕生の第一歩となったのです。

このアブ・シンベル神殿は古代エジプト新王国第19王朝のラムセス2世が建設した岩窟神殿で大神殿と小神殿からなります。

大神殿は太陽神ラーを祭神としており、一番奥の至聖所には右からラー・ハルアクティ神、神格化されたラムセス2世、アモン・ラー神、プタハ神の坐像が並んでいます。

そしてラムセス2世の誕生日(2月22日)と王に即位した日(10月22日)の2回、この至聖所にある4体の像のうち、冥界神のプタハ神を除く3体を日の光が照らすように設計されていました。
(現在は移設されたため、日がずれています)

小神殿と王妃ネフェルタリ

小神殿は最愛の王妃ネフェルタリのために建造され、ハトホル女神を祭神としています。

ネフェルタリとは「美しさがいっぱい」という意味で、その名の通りネフェルティティ、クレオパトラと共に三大美女の一人ですが、エジプト生まれの真の美人と言えばこのネフェルタリです。

このネフェルタリは女性でありながら有名な「カディシュの戦い」の際にも、夫についていったといわれています。

エジプトには「美人が人によっては記念碑である」ということわざがあります。

ラムセス2世は多くのモニュメントを建造しましたが、ここアブ・シンベル神殿に来ると最愛の女性ネフェルタリこそが彼にとって真の記念碑ではなかったと思われます。by【平成芭蕉

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