ウズベキスタンの世界遺産は美しい青の都 「サマルカンド」 | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座




平成芭蕉の世界遺産

ウズベキスタンの世界遺産は美しい青の都 「サマルカンド」

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています。

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

ウズベキスタンを代表する世界遺産 サマルカンド

シルクロードの要衝として文化が交差したサマルカンドは「地球上でもっとも美しい」と歌われたティムールが築いた都です。

一年を通じて青空の日が多く、平和を象徴する青いタイルで装飾されたモスクなどの歴史的建造物の鮮やかな蒼い色は「サマルカンド・ブルー」と呼ばれています。

これはペルシャ職人の技術をもとに中国の陶磁器とアラブの顔料が融合したシルクロードの芸術作品と言えるでしょう。

ティムールが建設した青の都 サマルカンド

私の旅行人生を振り返ると、人類の残した偉大な世界遺産との出会いも感動的でしたが、その地に生きる人との出会いはそれ以上に素敵な思い出として心に残っています。

そして、最も印象的な出会いの多かった場所はシルクロードの中心、ウズベキスタンのサマルカンドでした。

地上で最も美しい街 サマルカンド

サマルカンド「レギスタン広場」

サマルカンドは古来より文化の交差路であり、「地上で最も美しい街」と言われ、それ故に略奪の対象となってきました。

紀元前4世紀にはアレクサンダー大王に征服され、8世紀にはアラブ軍、そして1220年にはモンゴルのチンギス・ハーンによって徹底的に破壊されました。

しかし、14世紀に一大の英雄ティムールによって不死鳥のごとくよみがえり、「青の都」として繁栄を取り戻しました。

「チンギス・ハーンは破壊し、ティムールは建設した」と言われるほどティムールはこの都が気に入り、愛妃ビビ・ハヌムに捧げたとされるビビ・ハヌム・モスク等、当時の技術の粋を集めた建造物を数多く残しました。

実際、サマルカンドには印象的な青い建築物が多く、ピカソの描くマラガブルー同様に鮮やかで、元気付けられる気がします。

特に、サマルカンドの中心にあるレギスタン広場には、ウルグベク、シェルドル、ティリャカリという3つのメドレッセ(イスラムの神学校)が立ち並び、その美しい外壁タイルが夕陽や月光に映える光景は、ティムール帝国の富を今に誇示しているようです。

この広場の華麗さは、世界の美しいとされる世界のどの広場にも劣りません。

また、シルドルのメドレッセに描かれた鹿を追うライオンの図柄は、偶像崇拝を禁じたイスラム教では極めて異例で、アルハンブラ宮殿の「ライオンの噴水」同様に印象に残っています。

文化が交差して人々が出合う場所

シェルドル・メドレセ

しかし一番の見所はやはりこの広場に集まってくる人です。

サマルカンドはサンスクリット語のSamaryaに由来し、「人々が出会う場所」という意味がありますが、まさにここは人種のるつぼです。

レギスタン広場のシェルッドル・メドレセで出会った子供たちは日本人の子供のようでしたが、日本人そっくりの蒙古系から先住民族のソグド系民族にいたるまで、様々に着飾った民族が一堂に会する光景は飽きることがありません。

私はこの広場やティムールの生まれ故郷であるシャフリサブスで多くの子供達と一緒に写真を撮りましたが、その表情は素晴らしく、非常に生き生きとした目をしており、まさしく本当の世界遺産はここにありという感じでした。

私はこの地で出会った学生と今でも交流がありますが、人との出会いを大切にしつつ、人生を肯定的に考え「ひたむきに生きている」姿には感動を覚えます。

世界遺産旅行の本当の醍醐味は「人との出会い」ではないでしょうか。

by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

 

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