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スイスの世界遺産 「スイスアルプス ユングフラウ」

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スイスアルプスの美しい景観

ヨーロッパの美しい自然の風景と言えば、スイスアルプスの山々、氷河、湖水を連想する人も多いと思いますが、その美しい景観は、氷河時代にヨーロッパを覆っていた広大な氷河による自然の造形美です。

スイスアルプスの牧草地

スイスの世界遺産「スイスアルプス ユングフラウ-アレッチ」はユーラシア大陸で最も大きな氷河地帯で、ヨーロッパ最長の氷河、深さ900mの氷、9つの4000m級の山々など、最高級の自然景観です。

しかし、スイスのこの景観はここに住む人にとっては過酷な試練を課して来ました。

すなわちスイスアルプスの美しい風景は、豊かに広がる緑の牧草地をぬきには語れませんが、この牧草地は氷河によって削り取られた跡地で、表土が極めて浅く、畑作には適さないのです。

そのため、耕地を順番に牧草地とするべく山の斜面をならし、牧草として望ましい植物の種をまき、有害な植物を根気よく取り除く、農民たちの不断の手入れが必要でした。

スイス人傭兵

また、長い冬の農閑期にはまともな農業ができない環境から、男は傭兵として出稼ぎに出るしかなく、ヨーロッパ各地の王や諸侯に傭兵として雇われ、同じスイス人同士で争い、血を流す歴史でした。

そして傭兵の中でもスイス兵は最後まで逃げずに戦いうという姿勢が評価され、カトリックの総本山バチカンの警備兵はカトリック信者のスイス人で構成されるようになりました。

スイス人を意味するSchweizerには「熟練乳搾り人」、「教皇の近衛兵」といった意味がありますが、これはスイスの美しい風景に隠された土地の人々の酪農と傭兵とういう背負わされた宿命があったからです。

五月祭とメーデー

5月にヨーロッパを旅行すると各地で美しく飾られたポールを目にします。
これは5月柱(メイポール、マイバウム)と呼ばれ、冬の寒さと暗さを追い、夏の暖かさと明るさを呼ぶ五月祭の柱です。

長かった冬から解放され、牧草が勢いよく伸び始め、輝かしい夏を迎えようとする喜びの日が5月1日であり、この五月柱と呼ばれる木のまわりで踊ったり、競技を催したのが今日のメーデーの始まりと言われています。

私は美しい自然遺産「スイスアルプス」も印象に残っていますが、五月祭でのスイス人の春の到来を喜ぶ姿が今も忘れられません。by【平成芭蕉

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