スイスの世界文化遺産 ベルン旧市街とベリンツォーナ | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座

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スイスの世界文化遺産 ベルン旧市街とベリンツォーナ

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スイスの世界文化遺産 ベルン旧市街とベリンツォーナの古城と城壁

スイスの首都ベルンの歴史

ベルンの時計塔

ベルンの時計塔

スイスの世界遺産と言えば、スイスアルプスという言葉がある通り、自然遺産が中心ですが、スイスには自然の景観だけでなく、学術的に高い価値を認められて登録された文化遺産もあり、今回はその中のベルン旧市街ベリンツォーナをご紹介します。
ベルン旧市街は中世ヨーロッパ都市の姿を今に伝える美しい町並みで、1191年にツェーリンゲン公ベルヒトルト5世が、アーレ川に囲まれた小高い丘という地形をいかしてニィデックに築いた砦にはじまり、13世紀に自由都市となり時計塔のところまで発展しました。
その後もそのエリアは拡大し、16世紀頃までには、ヨーロッパ最長ともいわれるアーケードや各所に点在する凝った彫像が美しい水飲み場、荘厳な大聖堂などがつくられました。
この要塞都市の基礎を築いたツェーリンゲン公は狩りをして最初に捕らえた動物の名前を町名にしようと提案、そしてその動物が熊Barenであったため、町はベルンと名づけられました。
その町のシンボルである熊のいるクマ公園を見下ろすバラ公園からは美しい旧市街の街並みを望むことができます。
特にメインストリートのツイットグロックの愛称で親しまれる時計塔は1218年から時を刻み続け、その仕掛け時計は必見です。

「スイスの中のイタリア」 ベリンツォーナ

ベリンツォーナの古城

ベリンツォーナの古城

またベリンツォーナは首都ベルンの南東ティチーノ州の州都で、カステルグランデ(巨城)モンテベッロ城サッソ・コルバロ城の3つの城と防壁・城壁群が世界遺産登録されています。
この地は「スイスの中のイタリア」と呼ばれ、話す言葉もイタリア語ならば人々の陽気さもイタリア的です。
この町はアルプス山脈南部の深い渓谷の入り口に位置し、北にはザンクト・ゴットハルト峠、南にはイタリアへ通じる街道など多くの道が集まる交通の要衝であったことから、重要な軍事上の戦略拠点とされてきました。
このため、ローマ帝国の4世紀半ばにはすでに要塞が建造され、現代に残るカステルグランデ城郭はその要塞跡地にロンバルディア人によって築かれました。
そして15世紀にカステルピッコロ(小城)の別名をもつモンテベッロ城、さらに別の丘の頂上に新しい塔が建てられてサッソ・コルバロ城となり、この頃、カステルグランデとモンテベッロ城を結ぶ防壁も建造されています。
この町の支配はロンバルディア人からミラノのヴィスコンティ家・スフォルツァ家、さらにはフランスとめまぐるしく替わり、最終的にはスイス13州同盟に落ち着いて、それ故に3つの城はスイス原初3州にちなんでウーリ城、シュヴィーツ城、ウンターヴァルト城とも呼ばれます。
第2次大戦でベルリン・ローマ枢軸が確保したかったアルプス越えのルートを守ったのもこのベリンツォーナの要塞と考えるならば、この町を中心としたゴットハルト・トンネルを含む街道もスイス人民にとっての世界遺産かと思います。

by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

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