GW10連休のシドニー旅行者必読!「シドニーのオペラハウス」 | 【黒田尚嗣】芭蕉さんの旅講座

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GW10連休のシドニー旅行者必読!「シドニーのオペラハウス」

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新元号の「令和」を迎える2019年のゴールデンウィークは10連休です。記念すべき年に最高の想い出となる旅行に出かけましょう。

オーストラリアのシンボル 世界遺産のシドニー・オペラハウス

シドニー湾とハーバーブリッジ

オペラハウスとハーバーブリッジ

先日、淡路島や尾道、鞆の浦等を訪ねた際、瀬戸大橋をはじめとする瀬戸内海に架かる多くの橋を渡りましたが、通過する美しい橋を眺めていると、かつて橋梁視察団でシドニーのハーバーブリッジに登った記憶がよみがえってきました。
橋梁視察団に同行すれば、橋は渡って通過するのではなく、登る対象であり、ハーバーブリッジも134mのアーチの最上部まで登ってポート・ジャクソン湾(シドニー湾)オペラハウスを眼下に眺望したのです。
今では一般の観光客でも「ブリッジ・クライムBridge Climb」なるツアーに参加すればハーバーブリッジの頂上まで行けるそうです。
そこで今回はそのハーバーブリッジと並ぶシドニーのシンボル、オペラハウスをご紹介します。

オーストラリアの世界遺産第一号のオペラハウス

シドニー湾のオペラハウス

このオペラハウスは1973年の竣工後、1980年にオーストラリアの世界遺産候補第一号として申請されましたが、当時は近代建造物の評価基準が決まっておらず、審議延期となりました。
しかし、1994年に世界遺産委員会が「新たな世界遺産戦略」として近現代(主として20世紀の建造物)の登録を推進することを決定しため、オーストラリア政府も再申請に踏み切り、2007年に文化遺産として登録されたのです。
オペラハウスはシドニー湾のベネロング・ポイントに立地しており、市のランドマークとしてのみならず、オーストラリアのシンボルとなっていますが、このデザインは世界中から公募され、当時無名だったデンマークの建築家ウッツォン氏の案が、200以上の中から審査員の一人サーリネン氏の強い支持により選ばれたのです。

20世紀を代表する近代建築物であり世界的な歌劇場

グッドデザイン賞にも相応しいオペラハウス

青い海に浮かぶ帆をイメージした屋根の弧は、日本の茶碗の球面から発想を得たと言われており、屋根のタイルは100万枚以上で白とクリームの2色が使われています。
完成までには紆余曲折があり、途中でウッツォン氏は設計者を辞任し、オーストリアを去りました。しかし、1999年にはウッツォン氏と和解し、オペラハウスの30周年を迎えた2003年にはその設計の栄誉を称え、1年に一人の建築家に与えられるプリツカー賞が授与されました。
このオペラハウスは世界遺産としては最も新しく、人類の遺産というよりもグッドデザイン賞が相応しいのかも知れませんが、オーストラリアのように国としての歴史が浅く、古い建造物がない国においては、ランドマークとなりうる近代建造物も十分世界遺産の価値があるという証明でしょう。
シドニーオペラハウスは20世紀を代表する近代建築であり世界的な歌劇場ですが、館内を巡るツアーやステージの舞台裏を見ることができるバックステージツアーも行われており、この個性的な近代建造物を内側から見るのも興味深いのでおすすめです。
しかし、私の印象に残っているのは毎年5月後半~6月上旬に行われる光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー」です。
オペラハウスがあるサーキュラーキーやロックス地区の建物に3Dプロジェクションマッピングの美しい映像が映し出され、オペラハウス自体も巨大なスクリーンとなってカラフルに変身するのです。
世界遺産と言えば、歴史ある重厚なイメージが多いのですが、このオーストラリアの世界遺産は一味違うユニークでアーティスティックな芸術作品として市民に親しまれているようです。

by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

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