令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産 日本~ 「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」

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日本の最高峰で日本第一の世界遺産 富士山

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

富士箱根国立公園の目玉イベントで、富士山の里山に春の訪れを告げる「富士芝桜まつり」富士本栖湖リゾートで始まりました。令和元年の5月26日(日)までの期間中、残雪が美しい世界遺産の富士山と、園内を一面ピンクに染め上げる芝桜の見事な共演が楽しめますが、富士山は自然遺産ではなく日本のシンボルであり文化遺産です。

そこで、富士山の絶景ビューポイントだけでなく、浅間神社の遙拝所や竹取物語についてもご紹介したいと思います。

富士山と双体道祖伸

富士山と双体道祖伸

日本の最高峰であり日本の象徴「富士山」

人々の信仰を集め、芸術のモチーフともなった霊山

幻想的なダイヤモンド富士

日本の象徴であり、日本の最高峰である富士山は、自然遺産ではなく文化遺産として、富士山域、富士山本宮浅間大社、御師(おし)住宅、人穴冨士講遺跡などの25資産に加えて富士山を望む景勝地として「三保松原」も世界遺産に登録されました。その理由は富士山が神聖で荘厳な景観をもとに「信仰の対象」「芸術の源泉」になってきたからです。

富士山は古くから噴火を繰り返す火山として恐れられ、また富士山に住まうとされた神仏への信仰から浅間神社を建立して、噴火を鎮めると同時に神々に祈りを捧げてきました。そして平安時代後期になると富士山の噴火活動は沈静化し、山岳信仰や密教などが結びついた修験道の霊場として、多くの修験者を集めるようになりました。

また、19世紀には葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「不二三十六景」など、富士山をモチーフとした浮世絵が描かれましたが、これらはゴッホやモネなどの印象派の画家に多大な影響を与えました。

ユネスコ世界遺産会議で正式決定した際、富士宮市では7月1日の開山式に登録祝賀の提灯行列が行われましたが、今回は古い時代から愛されてきた日本一の山、富士山について考察したいと思います。

日本のシンボル富士山

日本のシンボル富士山

富士山は天下に二つとない山という意味で「不二山」とも書かれますが、一説には「かぐや姫」に由来すると言われています。

「竹取物語」においてかぐや姫は帝に「不老不死の秘薬」を渡すも、姫が月に帰った後、生きる希望を失った帝が日本で一番高い山の山頂でこの「不老不死の薬」を焼いたことから「不死山」という名前が生まれ、さらに帝の使者が「士(つわもの)を連れて山へ登った」ことから「士に富む山」すなわち「富士山」になったという説です。

富士山を浅間大神として祀った富士山本宮浅間大社

富士山と本宮浅間大社

富士山は古くから信仰の対象で、その富士山を浅間大神として祀ったことを起源とする神社が浅間神社です。富士宮市中にある富士山本宮浅間大社は、全国に1300あまりある浅間神社の総本宮で、江戸時代に徳川家康によって現在の社殿が造営され、家康の寄進をきっかけに富士山8合目以上をご神体として管理しています。

境内には国の天然記念物に指定されている湧玉池(わくたまいけ)がありますが、かつて登山者はここで身を清める水篭りをしました。そもそも富士山は活火山で荒ぶる「火の山」の顔もありますが、裾野には豊かな水を蓄えて、多くの湧水をもつ「水の山」でもあります。

そこで火の山と化すことなくいつまでも鎮まりたまえと神水の湧玉池に近い浅間神社に祀られたと伝えられています。

富士山のビューポイントは山宮浅間神社と岩本山公園

山宮浅間神社からの富士山

富士山は神体山(即ち禁足地)であったため、遥かにその雄姿の見える場所からも「遥拝(ようはい)」されてきましたが、山宮浅間神社は籠屋と石段があるだけで社殿がなく、石垣で囲まれた遥拝が富士山の絶好のビューポイントとなっています。

その東隣の村山浅間神社は坂上田村麻呂も参拝したという古いお社で、境内の傍らには「村山口」という細い山道があります。これはご神体である富士山そのものに登ることが祈りとなる「登拝(とはい)」が行われた道で、かつての富士山信仰に基づき、先達の掛け声を合図に上った「富士講」登山者の登山口でもありました。長谷川角行(かくぎょう)が荒行を行い、入滅したとされる風穴の「人穴冨士講遺跡」には、その冨士講信者が残した多くの顕彰碑や登拝回数などの記念碑が残っています。

富士山には数多くのビューポイントがありますが、その中でも私は静岡県富士市岩本にある標高193mの岩本山公園から眺める富士山の景色が大好きで、特に梅や桜のシーズンは富士山が神秘的に神々しく感じられます。

しかし、信仰対象であるため、麓の茶畑の傍らに立つ双体道祖神を巡りながら美しい富士を遥拝する旅もお薦めです。

祝!日本の縄文文化「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産登録

「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことを記念して、私はみちのくを旅した芭蕉の研究本『松尾芭蕉の旅に学ぶ』と共に『縄文人からのメッセージ』というタイトルで縄文文化を語り、平成芭蕉の『令和の旅指南』シリーズ(Kindle電子本)として出版しました。人生100歳時代を楽しく旅するために縄文人の精神世界に触れていただければ幸いです。

また、日本人の心に灯をつける『日本遺産の教科書』、長生きして人生を楽しむための指南書『人生は旅行が9割』、感情の老化を防ぐ私の旅日記である『生まれ変わりの一人旅』とともにご一読下さい。

★平成芭蕉ブックス
 ①『人生は旅行が9割 令和の旅指南Ⅰ』: 長生きして人生を楽しむために 旅行の質が人生を決める
 『縄文人からのメッセージ 令和の旅指南Ⅱ』: 縄文人の精神世界に触れる 日本遺産と世界遺産の旅
 『松尾芭蕉の旅に学ぶ 令和の旅指南Ⅲ』:芭蕉に学ぶテーマ旅 「奥の深い細道」の旅
 ④『生まれ変わりの一人旅 令和の旅指南Ⅳ』: 感動を味わう一人旅のススメ
 ⑤『日本遺産の教科書 令和の旅指南』: 日本人の心に灯をつける 日本遺産ストーリーの旅

平成芭蕉「令和の旅指南」シリーズ

参考記事:世界遺産の旅における「へー、そうだったの」

★関連記事:平成芭蕉の旅のアドバイス「旅して幸せになる~令和の旅」

私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

「令和の旅」へ挑む平成芭蕉

*「平成芭蕉の旅物語」サイトマップ参照

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