長旅が元気の秘訣 ~イザベラ・バードも絶賛カナディアン・ロッキー | 【黒田尚嗣】平成芭蕉の旅物語

令和の「平成芭蕉」

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平成芭蕉の世界遺産

長旅が元気の秘訣 ~イザベラ・バードも絶賛カナディアン・ロッキー

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私は平成芭蕉、自分の足で自分の五感を使って世界遺産を旅しています。

平成芭蕉の世界遺産

平成芭蕉の世界遺産

世界遺産とは地球の成り立ちと人類の歴史によって生み出された全人類が共有すべき宝物で、その内容によって①文化遺産②自然遺産③複合遺産に分類されます。この「平成芭蕉の世界遺産」はその世界遺産についての単なる解説ではなく、私が実際に現地に赴いてその土地に生きる人たちと交流した際に感じた感動の記録です。

カナダを代表する世界遺産 カナディアン・ロッキー

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

平成芭蕉の「世界遺産への旅」

カナダの面積は日本の約27倍で、大自然の宝庫であり、バンクーバーやトロントなどの魅力ある大都会もあります。

そのなかでもおすすめはやはり、イギリスの女性探検家イザベラ・バードも絶賛した世界遺産のカナディアン・ロッキーです。

カナダのおすすめ世界遺産「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」

英国人女性探検家「イザベラ・バード」も絶賛

カナディアンロッキーのエメラルド湖

明治11年に日本を訪れ、「日本奥地紀行」(原題「日本の未踏の土地」)を著し、日本にも知られている英国出身の女性探検家イザベラ・バードの写真展「ツイン・タイム・トラベル イザベラ・バードの旅の世界」を見学して来ました。

ツイン・タイム・トラベルとは「過去の旅行記に描かれた旅の時空と自らの旅の時空を主体的に重ね合わせる」新しい旅のスタイルです。

本写真展はイザベラ・バードの旅の世界をたどった地理学者金坂清則氏が、自分の写真と彼女の写真・銅版画及び記述と対比させ、旅行記を読むことの意義を「その基になった旅を読み、旅する人を読み、旅した場所・地域を読み、旅した時代を読むこと」であると訴えています。

芭蕉さんは曽良を同行して「奥の細道」を旅しましたが、イザベラ・バードは、日本人の伊藤鶴吉を通訳兼案内人として、北日本だけでなく、関西にも足を伸ばしています。

彼女の旅は南米と南極を除く全体陸にまたがり、期間も半世紀に及んでいます。

イザベラ・バードも絶賛したカナディアン・ロッキー

レイク・ルイーズ

イザベラ・バードは英国地理学会最初の女性特別会員の栄誉を得ている史上屈指の旅行家ですが、19歳で大病を患い、青春期の大半をソファの上で過ごしまし、医者に航海旅行を薦められ、23歳のときにカナダ・アメリカを旅行したのが旅行家人生の始まりです。病気の療養にはやはりアメリカ・カナダの大自然に触れることが良かったのでしょう。

イザベラバード碑

イザベラバード碑

「積極的休養」という言葉がありますが、ゆっくりと安静にして体を休めるという受け身の療法ではなく、適度な運動やスポーツで血液の循環を良くして、同時に気分転換を図り、心身をより早く効果的にリフレッシュさせる休養療法です。

特に現代人は、頭を使い、パソコンにむかって不自然な姿勢を強要させることによって疲労しています。この種の疲れを取り除くには、バードのような長旅による「積極的休養」が効果的です。彼女の冒険的な旅も、結果としてこの「積極的休養」の役割を果たし、バードの元気のもとになっていたのでしょう。

彼女が長い汽船の航海を経て横浜港に降り立ったのは1878(明治11)年5月で、御年47歳でした。バードにとって、見知らぬ土地を旅する緊張感は、適度なストレスとなって、心身に望ましい影響を与えていたのです。

*平成芭蕉同行の旅 イザベラ・バード『日本奥地紀行』の旅3日間 参照

上山城とバード称賛の碑

上山城とバード称賛の碑

そこで今回はイザベラ・バードも訪ねた雄大なカナダの世界遺産カナディアン・ロッキー山脈自然公園をご紹介します。

この公園は山脈の東山麓にあるカナダで一番古いバンフ、三葉虫の化石バージェス頁岩で有名なヨーホー、深い針葉樹林と800を越える湖沼が美しいジャスパー、そして氷河が造り出した様々な造形美を見ることができるクートネイ4つの国立公園ブリティッシュコロンビア州にある3つの州立公園によって構成されています。

カナダおすすめの絶景と主な見どころ

コバルトブルーのペイトー湖

カナディアン・ロッキーは至る所に絶景がありますが、その中でも主な見どころは、コロンビア大氷河レイクルイーズ、そしてカナダ紙幣にも描かれるモレイン湖等です。

しかし、私のおすすめはトルコブルーのペイトー湖です。

20世紀初頭の案内人ビル・ペイトに因んで名づけられたこの湖は、緑の針葉樹林の中、光線の加減によって湖面の色が様々に変化します。

「人間と、人の手の入っていない自然の共存」を実践し、

Take only memories, Leave only footprints!
(持ち帰るのは「想い出」だけ、後に残すのは「足跡」だけ)

を標語とする公園は、イザベラ・バードの時代と変わらず、私たちに感動と安らぎを与えてくれます。

★zakzak「ライフ」:2013年6月28日夕刊フジ「世界遺産旅行講座」掲載

by 【平成芭蕉こと黒田尚嗣】

 

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